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今日の
田辺聖子の名言
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2月28日
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1.
言うて聞かす、いうても、
それは一方的に自分の考えを押しつけることになるわ。
(中略)人間の心なんて、
ハイ、それでは、ときくもんとちがうわよ。
(
田辺聖子
)
2.
親から離れるのも才能よ。
(
田辺聖子
)
3.
人間や人生の事件、事物は素材にすぎない。
それは解釈する人の心によってどんなにでも変わるのだ。
(
田辺聖子
)
4.
無神経さも〈人生の達人〉の要素みたいである。
(
田辺聖子
)
5.
「そこもあるナー」。
この気持が底にあれば、交渉はスムーズに、見解の相違も、歩み寄れる余地あり。
すべての軋轢(あつれき)は、この一語をかえりみる余裕のないところから生まれる。
私は人生で大切なのは、この、「そこもあるナー」だと思う。
(
田辺聖子
)
6.
親子だから、気心がしれているから、何をいってもいい、とは限らないのだ。
気心が知れるということは、悲しいことなのだ。
気心が知れるというのは、あきらめる、ということなのだ。
多くを要求してはいけない、と知ることなのだ。
(
田辺聖子
)
7.
作為的に堰(せ)きとめ、食い止めなければならぬことが人生にはある。
そうしなければ、とめどなく、水を指ですくうように洩れ出てしまうことが、人生にはある。
(
田辺聖子
)
8.
人は死ぬ時には、血(=血縁者)にたよりたがる。
(
田辺聖子
)
9.
上機嫌、なんていうハカナゲな気分は蜃気楼(しんきろう)のようなもので、手につかまえられないからすぐ消えてしまう。
だから多くの人は価値を与えないけど、私は、どんな財宝やどんな卓見や芸術よりも、人間の上機嫌を上においている。
(
田辺聖子
)
10.
ころっと変わるのが文化人なんス。
暑いとき寒いときで意見がころころ変わる、それが文化人ちゅうもん。
いつも同じことを考えとってはやりにくかろうが。
(
田辺聖子
)
11.
(※老いて)ああ、こういうの、以前にもあった、……と思うのは何だか手馴れた温(ぬく)みに漬かっているようで心地よいものだ。
人生そのものが、ようく使いこんで身に合ってきたという風情である。
(
田辺聖子
)
12.
何かしら、発光体、発光源を身内にもっていない人間が、たくさんの大衆たちから愛情にしろ敬意にしろ、ヒイキ感情にしろ、惚(ほ)れ心にしろ、軽蔑にしろ、笑いにしろ、とにかく何かを奪うことはむりである。
(
田辺聖子
)
13.
人は、点と点のつきあいでよい。
全貌(ぜんぼう)くまなく捉える線のつきあいでなくともよいのだ。
(
田辺聖子
)
14.
人生ええ按配(あんばい)にいく方法は、
薄氷をふむ思いで生きることや。
(
田辺聖子
)
15.
自由で気取りがない、ということは、たぐいもなく気品のあることである。
(
田辺聖子
)
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