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今日の
瀬戸内寂聴の名言
☆
3月15日
☆
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1.
妻はやさしくされることを望んでいるだけではない。
やさしい心で理解されることを望んでいる。
(
瀬戸内寂聴
)
2.
人がこの世に生きていく弾みになるもろもろの感情の中には、ひとりでも多くの人に自分を何らかの形で記憶されたいという願望がひそんではしないだろうか。
旅先の樹や壁に自分の名を彫りつけたがる人の習性を、小児性とばかりは笑えない。
(
瀬戸内寂聴
)
3.
エロスを伴った愛(=渇愛)は一見幸せそうに見えて決してそうではない。
人間は恋する相手ができたとたん、相手を独占したいという願望にとりつかれて、相手に執着を覚え、相手が逃げはしないか、誰か自分以外のライバルに盗まれはしないかと、心配でたまらなくなる。
(
瀬戸内寂聴
)
4.
女は誰でも、たとえば本質的に男まさりの女であっても、やはりじぶんを女らしいと思いたい、あるいは思われたい、いじらしい心をかくしている。
(
瀬戸内寂聴
)
5.
自分の心の底すら、覗(のぞ)きこめば果てしない闇をたたえていて、その底に何がひそんでいるかわからない不気味さがある。
まして他者の心の底にあるものなど、どうしてうかがい知ることが出来ようか。
(
瀬戸内寂聴
)
6.
人間の生きがいとは、自分が誰かの役に立ち、誰かを一瞬でも幸福に出来ると感じることに尽きると私は思います。
(
瀬戸内寂聴
)
7.
別の男が現れてから、今の男と別れようというような打算がある限り、
今の男との関係は腐れ縁でつづくし、
あいまいな関係はあなたについて廻(まわ)るでしょう。
(
瀬戸内寂聴
)
8.
無償の愛さえあればね、難民が入ってきてはいけないなんて国境に壁をつくったり、みっともないことはしません。
人間に愛があれば戦争なんてしない。
ですからみなさん、大いに愛して下さい。
たくさん愛して下さい。
無償の愛で。
(
瀬戸内寂聴
)
9.
どんな悲しみや苦しみも、必ず歳月が癒してくれます。
そのことを京都では、「日にち薬(ひにちぐすり)」と呼びます。
時間こそが、心の傷の妙薬なのです。
(
瀬戸内寂聴
)
10.
人間が人間を愛するとはどういうことなのだろう。
愛とは(※相手を)理解することだともいえる一方、人は絶対他者を百パーセント理解することなどは出来ないのではないかとも思われてくる。
(
瀬戸内寂聴
)
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