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今日の
瀬戸内寂聴の名言
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5月8日
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1.
エロスを伴った愛(=渇愛)は一見幸せそうに見えて決してそうではない。
人間は恋する相手ができたとたん、相手を独占したいという願望にとりつかれて、相手に執着を覚え、相手が逃げはしないか、誰か自分以外のライバルに盗まれはしないかと、心配でたまらなくなる。
(
瀬戸内寂聴
)
2.
何人かの男を遍歴しなければならない女たちを見ると、そこに一つの共通点を見出すことが出来る。
惚れっぽいこと。
信じやすいこと。
淋しがりやであること。
忘れっぽいこと。
純情であること。
情熱家であること。
エネルギッシュであること。
打算がないこと……。
(
瀬戸内寂聴
)
3.
よく妻族は、夫の稼ぎのなさや無能さを非難し、
「あそこのお宅は何を買った。
あちらのご主人は××長になったのにあなたは」
とか責めたてているけれど、いったい自分は何をしているのだろうか。
(
瀬戸内寂聴
)
4.
(※愛の)錯覚がとかれ、相手の正体が、正味(しょうみ)のままに目に映りはじめる頃は、相手の目からも鱗(うろこ)が落ち、自分もまたかけ値なしの正体を相手の目にさらしていることを覚悟しなければならない。
(
瀬戸内寂聴
)
5.
家庭につながっている夫婦の間では、男女の情熱はとうに失せはててしまっていても、そこには共通の生活上の利害で密接に結ばれているから、そう簡単に別れることは出来ないし、心や情熱がさめきっても、肉親的な愛や馴れや、生活の共有の習慣が鎖になって、二人の間は切れようにも切れ辛い。
(
瀬戸内寂聴
)
6.
男と女の関係では、真剣につきあえば、そこにはどんな相手からでも、予期以上の精神的贈り物を受けていることに気づかされる。
(
瀬戸内寂聴
)
7.
人間の心の奥底にかくされているものは当人自身にさえ、すべてはいつでもわかっていないのではないだろうか。
(
瀬戸内寂聴
)
8.
育てたり、育てられたりする男女の愛などは希(ねが)わず、だまって向かいあい、あたためあうだけの愛が、最も自然なやすらぎのある男女の愛と呼べるのではないか。
ただしそれは馴れあいと惰性と怠惰にあぐらをかいている世の夫婦の愛とはまったく似て非なるものである。
(
瀬戸内寂聴
)
9.
ひとくちにいって、
女が惚れこんで、
身も心もなく自分を捧げて、
貢ぎたい気持ちを起こさせるのが
男として英雄ではないだろうか。
(
瀬戸内寂聴
)
10.
相手が今何を求めているか、
何に苦しんでいるかを
想像することが思いやりです。
その思いやりが愛なのです。
(
瀬戸内寂聴
)
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