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今日の
小林秀雄の名言
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8月21日
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1.
本当にいい音楽とか、いい絵とかには、
何か非常にやさしい、当り前なものがあります。
真理というものも、
ほんとうは大変やさしく、
単純なものではないでしょうか。
現代の絵や音楽には、
その単純なものが抜け落ちています。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
2.
何かが熟して生まれて来なければ、
人間は何も生む事は出来ない。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
3.
恋愛とは、
単に在(あ)るものではなく、寧(むし)ろ
人間が発見し、発明し、保持するものだ。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
4.
なるたけ理解の手間がはぶける様に、
平ったくして、鵜呑(うの)みに出来る様にとは、
誰も知らず識(し)らずやる事で、
そういう事に何の努力が要るものではない。
そういう傾向は、
誰の裡(うち)にもある
転がりやすい精神の坂道の様なもの。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
5.
書物が書物には見えず、
それを書いた人間に見えて来るのには、
相当な時間と努力とを必要とする。
人間から出て来て文章となったものを、
再び元の人間(の姿)に返す事、
読書の技術というものも、
其処(そこ)以外にはない。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
6.
美が欲しいのではない、
生理的快感が欲しいのだ。
何物も教わりたくはない、
ただすべてを忘却したいのだ。
時間を、神経を消費したいのだ。
見たくはないのだ。
酔いたいのだ。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
7.
物の動きに準じて自己を日に新たにするとは
一種の無私である。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
8.
現代は心理学の時代だと言われます。
それは、
眼に見えぬ心の底の底まで、
眼に見える現象と化さねば
承知出来ない時代だ
という事にもなりましょう。
人々は、自分自身の心の世界まで
一種の外的世界に変じて了(しま)った様です。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
9.
何故(なぜ)人間は、
実生活では、
まるで違った個性の間に知己(ちき)が出来る事を見乍(なが)ら、
(書物の世界に入ると)
彼の思想は全然誤っているなどと
怒鳴り立てる様になるのだろう。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
10.
戦争に対する文学者としての覚悟を、
或(あ)る雑誌から問われた。
(中略)一体文学者として銃をとるなどという事が
そもそも意味をなさない。
誰だって戦う時は兵の身分で戦うのである。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
11.
強い精神にとっては、
悪い環境も、
やはり在(あ)るが儘(まま)の環境であって、
そこに何一つ欠けている処(ところ)も、不足しているものも
ありはしない。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
12.
常識というものは、
人々が尋常時に永い事かかって
慎重に築き上げた思想である。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
13.
絵や音楽が解るというのは、
絵や音楽を感ずる事です。
愛する事です。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
14.
愛する人を、背番号で呼ぶ事は出来ない。
何故(なぜ)か。
これは誰にも明答出来ない言語の不思議だ。
名前などどうでもよい、
二人は個性で、人格で交際しているので、
名前で付き合っているのではない、
と言っても無駄だろう。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
15.
芸術家にとって芸術とは感動の対象でもなければ思索の対象でもない、実践である。
作品とは、彼にとって、己れのたてた里程標(りていひょう)に過ぎない、彼に重要なのは歩く事である。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
16.
拙劣(せつれつ)だと思い乍(なが)ら、感心する作品が
世の中には事実在る。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
17.
整然たる秩序のなかに、
どんなに厳正に表現された哲学体系も
表現者の人間臭を離れられぬ。
歴史の傀儡(かいらい)、
社会の産物たる個人の影をひきずるものだ。
哲学が文学に通ずるのは、
この影に於(お)いてのみである。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
18.
常識という不思議な言葉を考えていると、
私達に目や耳がある様に、
一種の社会的感覚を司(つかさど)る器官を、
私達はどこかに持って生まれていると考えざるを得ない。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
19.
私達各自が、
兼好の言うように、
先(ま)ず目標を定め、「必ず果(はた)し遂げんと思はん事」に努力しないならば、
この世が、しっかりした意味や価値を帯びるという事は
ないのである。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
20.
凡(すべ)ての大思想は、
その深い根拠を個人の心の中に持つ
という事が信じられなければ、
それは(己れが)文学者たる事を信じない事である。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
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