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今日の
小林秀雄の名言
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8月8日
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1.
言語という便利な道具を、有効に生活する為に、どう使うかは後の事で、
先(ま)ず何を措(お)いても、
生(なま)の現実が意味を帯びた言葉に変じて、語られたり、聞かれたりする、
先ずそれだけで、
私達にとっては充分な、又根本的な人生経験であろう。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
2.
現代人は、散文の氾濫のなかにあって、
頭脳的錯覚にかけては、
皆達人になっております。
一方強い刺戟(しげき)を享楽して
感覚の陶酔を求めているので、
耳を澄ますという事も難かしい事になっている。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
3.
友人が完全に理解出来たら
友情もあるまい。
それも、
理解しても理解してもまだ理解出来ないところがある、
という様な筋のものではあるまい。
その様な事は
友情に関するほんの一要素だ。
或(ある)いは一要素にもならなかったりするものだ。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
4.
悲しみ泣く声は、
言葉とは言えず、歌(=短歌)とは言えまい。
寧(むし)ろ一種の動作であるが、
悲しみが切実になれば、
この動作には、
おのずから抑揚がつき、拍子がつくであろう。
これが歌の調べの発生である。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
5.
僕等の嘗(かつ)ての経験なり知識なり方法なりが、
却(かえ)って新しい事件に関する僕等の判断を誤らせる。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
6.
人間は、
正確に見ようとすれば、
生きる方が不確かになり、
充分に生きようとすれば、
見る方が曖昧(あいまい)になる。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
7.
世間は、止むを得ず変り者であるような変り者しか決して許さない。
だが、そういう巧(たく)まずして変り者であるような変り者は、
世間は、はっきり許す、愛しさえする。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
8.
一流の作品を鑑賞する場合、
作者側の協力が過分に働きかける処(ところ)から批評の困難は生ずるのであるが、
そういう困難を評家は実際上困難とは感じないものである。
何故(なぜ)かというと
困難に参するのが楽しいからだ。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
9.
だが精神とは、
われわれの頭の中に棲んでいる
やっぱり心臓をもち、
肉体をもった
もう一つのわれわれだ。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
10.
政治の取扱うものは常に集団の価値である。
何故(なぜ)か(この何故かという点が大切だ)。
個人の価値に深い関心を持っては
政治思想は決して成り立たないからだ。
ここにこの思想の根本的な或(ある)いは必至(ひっし)の欺瞞(ぎまん)がある。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
11.
理屈屋とは、
最も頭の悪い人種である。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
12.
美しい自然を眺めてまるで絵の様だと言う、
美しい絵を見てまるで本当の様だと言います。
これは、私達の極(ごく)普通な感嘆の言葉であるが、
私達は、われ知らず
大変大事な事を言っている様だ。
要するに、美は夢ではないと言っているのであります。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
13.
「人の道はいかなるものぞ」という哲学的問い、
この本質的に非合理と言ってもいい問いを、
心の中心部に抱いていないような人間は、
正常で健全な人間なら、あり得ない。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
14.
微笑は何(な)んの武器をももっていない。
微笑する人には、何んの不安もない。
そこではただ生命の花が開くだけだ。
子供は大人より笑う事が拙劣で、微笑する事が上手である。
子供が美しい所以(ゆえん)である。
そして又すべての人間の美しさは子供の微笑に胚胎している。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
15.
自分の事を言われて
自分の事しか考えない人は、
馬鹿でなければ傑物(けつぶつ)だ。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
16.
スランプになったら、
よく食って、よく眠って、ただ待っているんだ。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
17.
事実は小説より奇だ、
これは実に本当の事である。
言語に絶する光景という様なものは、
なかなか日常見られるものではないと
僕等は思い込んでいる。
ただそう思い込んでいるだけだ。
若(も)し心を空(むな)しくして
実生活を眺めたら、
日常生活も驚くべき危機に満ちている。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
18.
どうあっても切り抜けねばならぬ苦境にあって、
己れの持って生まれた気質の能力が、
実地に試される時、
人間は、はじめて己れを知る道を開くであろう。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
19.
優れた芸術作品は、
必ず言うに言われぬ或(あ)るものを表現していて、
これに対しては学問上の言語も、
実生活上の言葉も為(な)す処(ところ)を知らず、
僕等は止(や)むなく口を噤(つぐ)む。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
20.
現在の行動にばかりかまけていては、
生きるという意味が逃げて了(しま)う。
一(いっ)たん死んだ積もりになるのも
よい事なのだ。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
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