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今日の
小林秀雄の名言
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6月11日
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1.
平和とは休戦期の異名だ、と誰かが言った。
それは本当の様だが嘘である。
頭の中で平和と戦(いくさ)とを比較してみた人の理屈である。
だが実際の平和と実際の戦とは
断然とした区別があるのではあるまいか。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
2.
己れを棚に上げた空論が、己れの姿をかくしている時、そういう時にこそ、作家は各自が手をつくして、その宿命、その可能性、その欲望を発見しようと努める可(べ)きである。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
3.
レトリックを離れて哲学はない。
言葉を離れて理論はないからだ。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
4.
(思い出と希望という)この生活感情の言わば対照的な二方向を支えるものは、
僕等の時間を発明した僕等自身の生に他ならない。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
5.
歌や詩は、
解(わか)って了(しま)えば、それでお了(しま)いというものではないでしょう。
では、詩や歌は、わからぬものなのか。
そうです。
わからぬものなのです。
この事をよく考えてみて下さい。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
6.
社会的伝統というものは奇怪なものだ。
これがないところに
文学的リアリティというものも亦(また)考えられない
とは一層奇怪なことである。
伝統主義がいいか悪いか問題ではない。
伝統というものが、
実際に僕等に働いている力の分析が、
僕等の能力を超えている事が、言いたいのだ。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
7.
例えば一時代前の作家が持っていた古典的趣味という様なものは、
作家の教養を成熟させる或(あ)る何物かであった。
以(もっ)て教養を蓄積し、
以て蓄積された教養の開花を期するという、
言わば教養の根を、
今日の若い作家達は失って了(しま)ったのである。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
8.
私は私の愛している人を笑う事は出来ない。
私はその人に対してほほえむだけだ。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
9.
風景に対する愛や信頼がなければ、
風景画家に風景というものは存在しない。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
10.
僕等は西洋の思想に揺り動かされて、
伝統的な日本人の心を大変微妙なものにして了(しま)ったのだが、
その点に関する適確な表現を
現代の日本人は持っていないのである。
これは現代文化の大きな欠陥だ。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
11.
普通の意味で言う個性が、
よく見極められ、
吾(わ)がものとされ、
征服され、乗り越えられる、
そういう画家の精神力が、
画家の創造力なのであり、
そこに真の個性と呼んでいいものがある。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
12.
感心する事を怠りなく学ぶ事。
感心するにも大変複雑な才能を要する。
感心する事を知らない批評家は、
しょっ中無けなしの財布をはたいている様なものだ。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
13.
惚れた同士の認識というものには、
惚れない同士の認識に比べれば
比較にならぬ程、
迅速な、溌剌(はつらつ)とした、
又独創的なものがある。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
14.
勇ましいものはいつでも滑稽だ。
人間の真実な運動が勇ましかったためしはないのである。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
15.
芸術作品の美は、
或る一つの作品の比類のない現実性を離れて考えられぬものであり、
従って、美学者の考えるような、
個々の作品の美しさが演繹(えんえき)出来るような
一般的な美の観念でもない。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
16.
今日の若い作家達の教養の貧弱さは
覆うべからざるものだ。
然(しか)し彼等が教養の摂取を怠っている訳ではあるまい。
彼等の教養には、
教養を円熟させる何物かが欠けているのである。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
17.
真理とは、
人中(ひとなか)に持ち出しても
恥をかかぬ話題以上の何物であるか。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
18.
学問では、
疑いを積み、問いを重ねるのが大事であって、
理解や明答に別(べっ)して奇特があるものではない、
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
19.
成功は、遂行された計画ではない。
何かが熟して実を結ぶ事だ。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
20.
世間を小説風に見る事から始めて、
小説を世間風に見る事に終わる、
どうもこれが大多数の小説読者が歩く道らしく思われる。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
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