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今日の
井上ひさしの名言
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12月31日
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1.
わたしは結婚するときに自分の姓を捨て、家人の姓を名乗った。
が、それまでの固有の姓を失ったからといって、別に妻に人格を吸収されたとは思わない。
わたしはコトバや名前は基本的には「記号」にすぎない、と考えたから捨てたのである。
(
井上ひさし
)
(
Inoue Hisashi
)
2.
(文章を上達させるには)とにかく血へどを吐くぐらいたくさん読む。
そのうちにきっと好きな文章に巡り合うだろう。
そのときは遠慮なく「しめた!」と大声で叫んでいただきたい。
喜んでいいのだ。
そのときあなたは「立派な文章家」になる資格を得たのだから。
(
井上ひさし
)
(
Inoue Hisashi
)
3.
「死」はひとりの人間が長い時間かけて収穫し、ため込んだ記憶が一気になくなってしまうわけで、非常に不幸な、かけがえのない損失だと思います。
(
井上ひさし
)
(
Inoue Hisashi
)
4.
わたしたちには、これまでに書かれた書物をできるかぎり読破し、そういう努力の上になにかましなことを一つ二つ付け加えて、その書物の山を後世に伝えるという役目もあるのではないか。
(
井上ひさし
)
(
Inoue Hisashi
)
5.
私はただ、淋しさを軸とした堂々めぐりが人生というものではないかという問いを設定した漱石に感謝するばかりである。
この問いがあるというだけでも、人生、だいぶ生きやすくなると思うからだ。
(
井上ひさし
)
(
Inoue Hisashi
)
6.
内心は大好きなくせに、他の御一党様もこぞってそれを好むとなると「あれはいかん。
だいたい日本人というのは」と屁理屈をこねまわして天邪鬼を気取る。
われながらいやらしい奇癖である。
(
井上ひさし
)
(
Inoue Hisashi
)
7.
(文章の)芸術家というものは、人間のこころの中から、小さな、しかし燦然(さんぜん)ときらめく宝石を取り出そうと苦心する人たちのことで、読者はその宝石の鑑賞者であり、またじつはそれぞれが小さな宝石の所有者でもある。
(
井上ひさし
)
(
Inoue Hisashi
)
8.
わたしたちは、
よい文学を見捨ててはならぬ。
でないと
コトバから、
ということはつまり
現実から見捨てられることになるだろう。
(
井上ひさし
)
(
Inoue Hisashi
)
9.
「趣向」は世界を決して掘り下げ深めて行くことはしない。
妙な言い方になるが、世界を膨らますだけである。
「趣向倒れ」になることを用心しながら、わたしはやはり「趣向」を一生追う。
(
井上ひさし
)
(
Inoue Hisashi
)
10.
ここはたしかにひどいところ。
でも、いまのわたしたちには
ここしか住むところがない。
だったらみんなして、
できうるかぎりいい町をつくるほかはない。
(
井上ひさし
)
(
Inoue Hisashi
)
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