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今日の
井上ひさしの名言
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7月12日
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1.
不況でまっさきに売れ行きの落ちるのは紳士もので、次が婦人もの、
そして最後まで安定しているのが子どもものだそうである。
子どもをできるだけ辛い目にあわせたくない、
という親心がこの短い噂ばなしに滲み出ている。
(
井上ひさし
)
(
Inoue Hisashi
)
2.
世界の、ほんとうに愚かな指導者たちと、その取り巻きが、いまよりさらに愚かになれば瞬時にわが青い星は死の星と化す。
なんとか生きのびることが大事だ。
青い星を青いまま子孫に引き渡すことが大切だ。
(
井上ひさし
)
(
Inoue Hisashi
)
3.
時を意識することは、死について考えることとほとんど同義である。
そうして、時は過ぎ去り、だれにも恐ろしいまでの正確さで死がおとずれるということに気付くとき、われわれはたとえ数秒の間であれ、敬虔になる。
浄化される。
(
井上ひさし
)
(
Inoue Hisashi
)
4.
子どものための小説と大人のための小説とのあいだに、筆者は本質的なちがいを認めない。
子どもが夢中になって読む児童小説があれば、それは大人の読者にとってもきっとおもしろいはずだし、逆に大人が熱中する小説なら、子どもにおもしろくないはずはないのだ。
(
井上ひさし
)
(
Inoue Hisashi
)
5.
わたしたちは道元や親鸞よりはるかにたくさんの本を読んでいるはずだが、
彼らより考えが深いとはとても言えぬ。
読書量の多寡(たか)は
人間の質とはあまり関係がないのである。
(
井上ひさし
)
(
Inoue Hisashi
)
6.
わたしたちが踊り子にあこがれるのは、彼女たちが柔かい肉体と、その肉体を自在に操る技術とで、束縛を飼いならしてみせる達人だからです。
(
井上ひさし
)
(
Inoue Hisashi
)
7.
対象に愛情を持っているかどうか疑わしい無愛想な批評、
不機嫌にけなして、渋面でこきおろして、偉そうに踏みつけて、
せっかくの芽を無残に毟(むし)り取ってしまう体の、
陰気な批評が多すぎるのだ。
(
井上ひさし
)
(
Inoue Hisashi
)
8.
書物好きは
書棚によって自分を表現する、
といってよい。
原稿用紙やキャンバスや楽器や舞台だけが
自己表現の場ではない、
書棚でだって
人は己れを現わすのだ、
と小生は考える。
(
井上ひさし
)
(
Inoue Hisashi
)
9.
接続詞は使いすぎてはいけません。
とくに「―が、―」には気をつけること。
たとえば、「今日は朝から雨だったが、私は元気に生きた」とか、全然つながりがないのに「が」をつけると全部つながっちゃうんですね。
(
井上ひさし
)
(
Inoue Hisashi
)
10.
問題なのは、接続詞を使うと、何も言っていないのに、すごくいいことを言っているような気になってしまうことです。
(
井上ひさし
)
(
Inoue Hisashi
)
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