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今日の
井上ひさしの名言
☆
6月17日
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1.
世の中は巧妙にして複雑であるから、
いつの間にかある権威が
しかつめらしく大真面目に、
他の分野や、わたしたちの生活にまでその爪を伸ばし、
こっちの自由を押さえつけにかかるときがある。
(
井上ひさし
)
(
Inoue Hisashi
)
2.
目先のよく見えるお道化者は、
決して頂上を極めてやろうなどという野望は抱かない。
またどうしても己(おの)が野望を実現したいと思うときは、
別のものになって再登場する。
(
井上ひさし
)
(
Inoue Hisashi
)
3.
書物を読むという行為は、言葉から入って、文章を仲立ちに、書き手の心の生活にたどりつくことだ。
書き手の心の生活に訪れた感動だの発見だのをつきとめることだ。
(
井上ひさし
)
(
Inoue Hisashi
)
4.
酒に女にスッタモンダにと、人生学校の科目には金と時間のかかりすぎることが多すぎて、勉強(=人生勉強)に熱を入れすぎると破滅の怖れが多分にある。
(
井上ひさし
)
(
Inoue Hisashi
)
5.
演出家と演出部スタッフとは、演技者が生きてそこにいる者に変身することを、わがことのようによろこぶ無私の人たちであり、無私であるからこそ、これほど辛い仕事も続けてゆくことができるのです。
(
井上ひさし
)
(
Inoue Hisashi
)
6.
わたしたちはこれまでの生命の連続のすべてをぐっと引き受け、できればその連続になにかましなことを一つ二つ付け加えて、あとはすべてを後世に託する。
(
井上ひさし
)
(
Inoue Hisashi
)
7.
京都人は、
ものを頼んだり、ひとに命令したりすることに長じているのだ。
さらに、相手が京都人から命令されていることに気づかせないような
煙幕の張り方も心得ている。
その煙幕とは
婉曲話法であったり、
時には、母音の多い、やわらかく包みこむような優美な音だったりする
(
井上ひさし
)
(
Inoue Hisashi
)
8.
いい喜劇役者は、
自分の体の中に矛盾したものを二つ以上併(あわ)せ持っていないといけないんですね。
何か欠けていると同時に、
何か過剰なものを持っていること。
(
井上ひさし
)
(
Inoue Hisashi
)
9.
好きな文章家を見つけたら、彼の文章を徹底して漁り、その紙背(しはい)まで読み抜く。
そして次に彼のスタイルでためしにものを書いてみる。
そんな書き方をしては、お手本の文章と似てしまうではないかと首をお傾げの方もおいでだろうが、これが不思議と似ないのだ。
(
井上ひさし
)
(
Inoue Hisashi
)
10.
書物好きは
書棚によって自分を表現する、
といってよい。
原稿用紙やキャンバスや楽器や舞台だけが
自己表現の場ではない、
書棚でだって
人は己れを現わすのだ、
と小生は考える。
(
井上ひさし
)
(
Inoue Hisashi
)
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