今時の老人達は、
むやみに年をとったといって、 自分を役に立たぬすたれ者として それに満足している者がおるかと思うと、 いまだに少年達がするような 幼稚なことしかしない者がいる。 それらは宜(よろ)しくないことである。 佐藤一斎[さとう・いっさい]
(幕末の儒学者、1772〜1859) 【 佐藤一斎の名言 】
《 老い・年をとることの名言 》
〈全文〉
老人は多くの人が仰(あお)ぎ見て、敬いしたがう所のものであるからして、その言語や動作は益々端正にしなければならないし、その意気は益々壮大でなければならない。 __ Link __ そして、多くの人々を包み入れる度量をもち、才能のある者を育成することをその志とすることが最もよい。 __ Link __ ところが、今時の老人達は、むやみに年をとったといって、自分を役に立たぬすたれ者としてそれに満足している者がおるかと思うと、いまだに少年達がするような幼稚なことしかしない者がいる。 それらは宜(よろ)しくないことである。 __ Link __
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