無駄を怖れたら、たのしみはない。
無駄を怖れない一個のこころのあるところにしか、いま、ここが確かに感じられるような一人のじぶんの自由な時間なんて、ほんとうはないのだ。 長田弘[おさだ・ひろし]
(詩人、1939〜2015) 『感受性の領分』 【 長田弘の名言 】
〈全文〉
そこで何をし、何を話したかではなかったのだ。 何の話をし、何をしていたかといえば、わたしたちはきっとただ無駄をかさねていたというだけのことだったろう。 だが、肝心なのは、茶房へゆけば、じぶんの時間がいつでもそこにあると感じられたことだった。 じぶんにひつようなだけの無駄を、じゅうぶんにつかえるようなじぶんの時間。 そうした時間を手にいれることのむずかしさをよくよく思い知ったのは、大学を去って、茶房のある界隈をはなれてから後のことだった。 __ Link __ 茶房は、ながいあいだ店をまもった老主人が倒れたあと、店を閉じ、いまはなくなってしまったが、その路地の古いちいさな店の木の椅子のうえでもらった明るい透明な無償の時間の感覚は、いまでもあざやかにわたしのなかにのこっている。 いったいあれから、じぶんの時間といえるものを、無駄を怖れる気もちに追われて、どれほどみずからほろぼしてきただろうと、いまさらのようにかんがえる。 __ Link __ 無駄を怖れたら、たのしみはない。 無駄を怖れない一個のこころのあるところにしか、いま、ここが確かに感じられるような一人のじぶんの自由な時間なんて、ほんとうはないのだ。 __ Link __
1.
( トルストイ )
2.
( 聖クレメント )
3.
( ピーター・ドラッカー )
4.
( 堤康次郎 )
5.
( 中村天風 )
6.
( ボッカチオ )
7.
( プラトン )
8.
( 『礼記(らいき)』 )
9.
( 山本周五郎 )
10.
( 本田宗一郎 )
11.
( アラン )
12.
( 田中澄江 )
13.
( 有島武郎 )
14.
( スティーブン・R・コヴィー )
15.
( マザー・テレサ )
16.
( ジョセフ・マーフィー )
17.
( 日本のことわざ )
18.
( スティーブン・R・コヴィー )
19.
( ピーター・ドラッカー )
20.
( 広告コピー )
21.
( ひろはまかずとし )
22.
( ヴィクトル・ユーゴー )
23.
( 倉田弘 )
24.
( 周防正行 )
25.
( 西洋の格言 )
26.
( ゲーテ )
27.
( ソポクレス )
28.
( ドラマ『glee シーズン1』 )
29.
( ブレーズ・パスカル )
30.
( 加藤諦三 )
|