(人生で)心からゆったりとくつろいで満足し、すこしも心配しない時間は、せいぜい三カ月もない。
としたら、人間は生きているあいだに、いったい何をすればいいのか。 何をたのしめばいいのか。 長田弘[おさだ・ひろし]
(詩人、1939〜2015) 『感受性の領分』 列子に関する文章 【 長田弘の名言 】
〈抜粋文全文〉
『列子』の賢者のいわく…人間の寿命は百歳が最大限であって、百歳まで生きられる人間は千人に一人もいない。 もし一人あったとしても、その人の赤ん坊と老いぼれの時期がほとんどその半分を占めている。 そのうえ、夜眠って何もせぬ時間、昼目ざめていても無駄にしてしまう時間がまたその残りの半分を占めるし、それに病気や痛み、悲しみや苦しみ、ぼんやりと過ごし、びくびくと心配する時間を合わせてみると、さらにその残りの半分を占めてしまう。 あとに残った十数年のなかで、心からゆったりとくつろいで満足し、すこしも心配しない時間を推し測ってみても、せいぜい一李間つまり三カ月もないくらいでごくわずかだ。 としたら、人間は生きているあいだに、いったい何をすればいいのか。 何をたのしめばいいのか。…… __ Link __ ひとが人生をつまらなくしてしまうのは、たのしみが足りないからではない。 「生は暫しの訪れ」であるという覚悟が足りないのだ。 __ Link __ その覚悟が足りないばっかりに、いつの世にもまったくどうしようもない人生をおくってきた人間のどうしようもなさに、『列子』を読むと、むしろこころをひらかれる。
1.
( ジョン・ヘイウッド )
2.
( エイブラハム・リンカーン )
3.
( オーギュスト・コント )
4.
( 『リラックマ生活 〜だらだらまいにちのススメ〜』 )
5.
( 石田衣良 )
6.
( 加藤諦三 )
7.
( 長田弘 )
8.
( 宋文洲 )
9.
( クリスティーナ・ロセッティ )
10.
( 西洋の格言 )
11.
( バイロン )
12.
( フランク・ロイド・ライト )
13.
( アニメ『ゲド戦記』 )
14.
( 有森裕子 )
15.
( ゲーテ )
16.
( 宮沢賢治 )
17.
( 竹部勝之進 )
18.
( サン・テグジュペリ )
19.
( 樺旦純 )
20.
( )
21.
( 野村芳兵衛 )
22.
( ジョセフ・アディソン )
23.
( 内藤國雄 )
24.
( アンドレ・モーロア )
25.
( ながれおとや )
26.
( 本田健 )
27.
( アベル・ボナール )
28.
( 永六輔 )
29.
( 永六輔 )
30.
( ながれおとや )
|