61601.ストレス解消の秘訣は、スポーツ、トラベル、レクリエーション、イーティング(食べること)、スリープとスマイル。

61602.じぶんで苦しんで働いて、じぶんのナイフでパンを切りわけるひとの、なんとわずかなことか。

61603.私の社会生活は、人々と一緒に過ごすことをやめて以来、非常に向上した。

61604.「共に育ちましょう」 この一語は、私の教育信念を標語化したものです。

61605.私たちは「正義」が政治用語であると知るまで、長い時間と大きな犠牲を払わねばならなかった。

61606.経験──これまで我々が奉じてきた愚行が、あらずもがなの古なじみである、と分かるようにしてくれた英知。

61607.自分の弱さを女にさらけだす男には要注意。

61608.持続された想像力は、潜在意識の奇跡を起こす力を引き出します。

61609.人間の価値は、自分をどう扱うか、他人をどう扱うかによって決まる。

61610.自活するっていうのは、誰の手も借りないってことじゃないよ。人間、一人じゃ生きられないと割り切ることだ。世の中、持ちつ持たれつ。誰かに助けられたら、いつか誰かを助けりゃいいんだよ。下手な遠慮は、誰の……

61611.自由はただ夢の国土にのみあり、そして美しきものはただ歌に咲く花のみである。

61612.〈また電話するワ〉というのは最高の別れのメッセージである。

61613.花に負けぬよう、人間は自ら希望の種を蒔(ま)かなければ。

61614.日本の民衆が「公のためには個が犠牲になってもいい」という考え方に陥りやすいのは、歴史的、地理的要因があるからで、アジア的専制制度というアジア固有の国家制度が長く続いてきたためです。

61615.友人は雑草のように何の手も加えなくても自然に生えてくるものではない。植物ですら、自分で種をまいて、水をやり、肥料をやらなくては立派な花はつけてくれない。

61616.人生には悲劇が二つある。一つは自分が心から望むものを手に入れられないこと。もう一つは、それを手に入れてしまうことだ。

61617.ほとんどの日本人は自分の本当の能力にふさわしい仕事に就いていないと私は思う。たまたま自分の能力にうまく合った仕事に当たった一握りの人たちだけがいい思いをしている。

61618.(人生における)稲光の瞬間的な明るさは非常にすばらしく慰めを与えてくれるので、その幾秒かは幾年もの闇をぬぐい去り償うことができるのである。

61619.人に育てられ 人になり 仏に育てられ はじめて 仏となる

61621.たのしみは物識人に稀に逢いて いにしえ今を語り合う時

61622.言葉は思うところを表現するために与えられた。言葉は心の代弁者であり魂の姿である。

61623.健康も仕事も、あらゆることにおける力の根源は自分自身の心なのだ。

61624.春なれば弾む心に子をまねて スキップしてみるいつもの小道

61625.外国に行くとたしかに「世界は広いんだ」という思いをあらたにします。でもそれと同時に「文京区だって(あるいは焼津市だって、旭川市だって)広いんだ」という視点もちゃんとあるわけです。僕はこのどちらも視……

61626.限界だーって感じたら、思い出せ。何のために拳(こぶし)を握るのか。原点(オリジン)ってやつさ! そいつがおまえを、限界の少し先まで連れてってくれる!

61627.日の光は、まほうの光。落ち葉だって、宝石にしてしまう。

61628.偉大な名誉ある行動には大きな困難が伴う。

61629.私には人間の生活というものは深い悲しい夜のように思われる。それはときおり稲光でもきらめくのでなかったら耐えられないものであろう。

61630.まことの貴族には、無邪気なつくろわぬ気品があるものだ。口をひきしめて襟元をかき合せてすましているのは、あれは、貴族の下男によくある型だ。

61631.本当にいい男は、すでに結婚しているか、仕事ばかりしているかのどちらかだ。

61632.天地創造が済んだとき、創造主は「よし」と仰せになりました。「完璧だ」とはおっしゃらなかったのです。

61633.ひとの行為にいちいち説明をつけるのが既に古い「思想」のあやまりではなかろうか。無理な説明は、しばしばウソのこじつけに終わっている事が多い。

61634.新築の家を建てたとしても、30年も経てばもうあちこちガタがきて水漏れもします。知識や経験とはこのようなもので、身につけたときは得意に思っても、カビが生えて使い物にならなくなります。すべきことはたっ……

61635.弟子も同僚も先輩もないです。お互いが胸襟を開いて、この退化(=衰退)しつつある芸(=文楽義太夫節)をもう一ぺん昔のように花を咲かすのが、われわれの責務や。それが総合芸術であって、一人でやれる芸じゃ……

61636.「正義」とは、単なる社会規範としての法律を言うのではない。むろん法律は守るべきだ。しかし、もっと崇高なる正義があることを、忘れないでくれたまえ!

61637.一番たちの悪い悪魔は、お祈りをする悪魔だ。

61638.(難局に立たされた時)無理を押し、あせり出すと、ますます泥沼の深みに足を入れるようになる。

61639.自分が書きつける言葉に、いちいち責任を持って、時間がかかりますけど、きちんと字引で調べる。意識をなるべく研ぎ澄まして。観念的に、じゃなくて具体的に。理屈ではなくて具体的に。

61640.(アップル社は)個々の利益責任を問わないから、シナジーも生まれるしイノベーションも起こせる。

61641.私にとって大学の理想は、三人、五人、十人といった「私塾」的なものである。パルチザン的な、人間的なつきあいが最小限に守られるようなはとバス的大学、走る大学、そして学生自身が自分の欲求で国家的使命を越……

61642.人はだれでも自分自身の遺失物なのだ。

61643.男が女に「いつまでも愛し続ける」と誓う前提には、「女がいつまでも愛すべき存在であり続ける限り」という条件がついている。

61644.人間が言葉をつくるのではありません。言葉のなかに生まれて、言葉のなかに育ってゆくのが、人間です。

61645.生徒「うるせえこのババア!」 女性国語教師「婆という字は波に女って書くの。波のようにしなやかな大人の女性という意味よ。ありがとう」

61646.生きていることに絶望しないくらい長く続く恋はない。

61647.私たちが、ある人の考え方を全部手に取るように分かるようになり、その人がどうして、あんなふうにしゃべったり、振る舞ったりするのかまでも分かるようになると、たとえ私たちがその人を愛し尊敬していたとして……

61648.自分の使命に思えることと、やりたいことが一致するなら、それは最高の生き甲斐になる。

61649.夕陽を眺めるのに不要なものは一つだけ、むだなことばだ。

61650.死人はみな善人。


61651.赤を女々(めめ)しい色だとする日本人の色彩感覚はおかしい。他人を不快にさえさせなければ、どんな色の服を着てもかまわない。これはモノづくりには大切なことである。

61652.結論を決めてから他人の助言を求める人がいる。おもねた言葉や、誉めてくれる言葉を得て意を強くしたいがためだから、苦言には聞く耳を持たない。素晴らしい助言があっても聞き流すから、結果はほとんど失敗に終……

61653.組織が人を動かすのではなく、人が組織を動かすのでなければ、組織は活性化しないし、大きな成果も期待できない。

61654.芸術家はいつも自分を傷つけて、自分の体を切ってそこから流れる血を他人にかけているようなものだ。

61655.現実に関しては(僕は)つまらないことしか言えない。何も想い通りには行かない。何も変わりゃしない。腰の引けたイクジ無しどもがこの世の中を動かしてるのさ。

61656.自分が病がちだから先頭にたって、商売をすることはできない。どうしても自分の代理に頼んで仕事をしてもらうことになる。そうなれば10人にも100人もの人にも頼めるし、非常に多くの仕事を出来るようになる。

61657.ある種の人間がこの世で成功しない理由のひとつは、その人たちの人間関係のまずさにあります。もったいぶった彼らの態度は、気がきかなくて攻撃的なことが多く、間違ったつきあい方をしているように思われます。

61658.人生は受容であって、戦いではない。戦うだとか、最前線だとか、戦争のことばで、語るのはよそう。

61659.正義と違って、必ずしも愛は勝たなくていい。

61660.人は、寂しさから道を間違えます。

61661.神が教会を建てると、そのそばに悪魔が礼拝堂を建てる。

61662.文学のほか一切を捨てて生きて来た。無常(死)を感じたら、文学をやる以外に、生きる道はなかったのである。

61663.借金があっても母が好きな人のほうが、母が嫌いな金持ちより幸せです。

61664.怒り、憎しみ、悲しみ、呪い。マイナス感情は追放しましょう。うれしい時、楽しい時、幸せな時にだけ感情を活用する。感情を上手にコントロールできる人が、一番洗練された人間です。

61665.うわさ話は意図的な悪意よりも……思慮のなさから……始まる場合が多い。それは、あまり深く考えずに何かを話したいという軽率な願望から生じる。うわさ話をする人は、はっきりとした意図もなく、他の人に関する……

61666.人を頭から決めつけてはいけない。

61667.ディズニーランドに行くと、実際には接したことのなかった空間にいるにもかかわらず、ぼくらは懐かしさを感じてしまう。それは、ディズニーランド自体が、誰にも共通にある幼少期の幸福なイメージ、記憶を装置化……

61668.朝は希望に生き、昼は努力に生き、夜は感謝に眠る。

61669.法律はソーセージに似ている。製造過程は見ないほうが良い。

61670.どんなときも、人は風景のなかに生きています。風景のない人生というのはありません。

61671.君がもしも君の音楽を信じていて、自分の作り出す音をみんなに聴いて欲しいと思うなら、それを続けるべきだ。誰に何と言われようと最高の音楽なんだろう?

61672.他人から何か指摘されると、「上から目線」と言って、猛烈に反発する人がいる。要は図星なのである。至らぬ点を指摘されて、プライドを傷つけられ、悔しくて怒っているだけなのである。「自分より下位、あるいは……

61673.学ぶことに情熱を燃やしなさい。そうすれば、あなたの成長が止まることは決してない。

61674.やりたいことがたくさんあるっていう人は、ハジからどんどんやってみるしかない。

61675.いのちの方は うんともすんともいわずに ちぢまっているというのに ひげが のびている  いや うんともすんともいわずに 刻々ちぢんでいくいのちを わたしにしらせるために そっと ひげが 信号を送っ……

61676.経営者は金銭に恬淡(てんたん)なほうが成功する。目先の利益を追わないので、使った金が生きてきて、思わぬ利益を生むことが多いからだ。

61677.十億の人に十億の母あらむも わが母にまさる母ありなむや

61678.師匠というのは教えてくれるから師匠というのではない。そこにいるだけでこわいものを師匠というのだ。

61679.限りなく(人や物事の)存在を薄切りにしてゆくのが情報だとすれば、可能なかぎり存在を厚くするのは記憶です。

61680.時間の速度をゆっくりにするのだ。考えるとは、ゆっくりした時間を いま、ここにつくりだすということだ。独りでいることができなくてはできない。

61681.明日死を迎えるとしても、今日から幸福になって遅くないのです。

61682.この世で一番小さな時計は、「まだ生まれない赤ちゃんの心臓」。振り子の音で目を醒まし、人生をはじめるからです。

61683.便りがない方が、身近に感じられていいの。手紙は距離を感じさせるだけだわ。

61684.日本のように材料の豊富なところは、原味を尚(たっと)ぶあまり、自然、調味法も簡単になりがちである。

61685.最も良く耐え忍ぶ者は、最も良く成し遂げることができる。(ver.0)

61686.偶然的な運の祝福をゲームにまで止揚(しよう)してみせるのが賭博というものなのである。

61687.人間は愛や美しいもののために死にますが、でも醜悪や無に堕ちて死ぬことだってできるのですわ。

61688.私にとって幸運とは、懸命に働き、チャンスを見極めることによって得られるものです。

61689.今の大人は不細工でかっこ悪いけど、それは音楽を愛してないからだ。でも、若い奴らも決してかっこ良くはないぜ。つまり同じ穴の狢(むじな)ってところさ。対立もできなきゃ、リスペクトも贈れない中途半端な関……

61690.会社を興すことの意味が大切です。会社をつくりたいというのを動機にしてはいけません。自分がどういう仕事をしたいかを先に考えないと、全くあべこべになってしまいます。

61691.神は存在しない。しかしその存在を信じるふりをしなければならない。そうすれば彼はとても喜ぶのだから。

61692.男は小さい嘘をつくが、大きい嘘はつかない。大きな嘘のときは、ただ沈黙あるのみだから。

61693.大きいことも結構だけれど、ちいちゃくても人生をかけられる世界がある。

61694.なにもかもいつもと同じでなくてはいけない、なんてことは、ないのですものね?

61695.どうして、わたしたちは 騒々しくしか生きられないのか?

61696.プロパガンダの言葉で、詩の言葉は書けないのです。詩の言葉は、気のきいた「号令的讃美」の言葉とは、はっきりとちがう。

61697.言葉は、光が目にとって大切な以上に、心にとって大切なもの。

61698.自分のものときまっている女性には情熱は起きぬ。人は失ったものにこそ、こころを向けるのである。

61699.何事も金金(かねかね)とわらひ すこし経(へ)て またも俄(には)かに不平つのり来(く)

61700.人間はつねに、何をやりたいか、何になりたいかを自問自答しながら、成長するのである。


61701.僕は小さい時から、他の人がみんな熱狂して拍手なんかしている場合、それと一緒に拍手するのが、おもはゆいような気持になるのです。

61702.戦争の本質は、実は少年たちの「戦争ごっこ」の中に根ざしている。十歳や十五歳の少年が、戦争ファンであるあいだ戦争はなくならない。少年たちが成長するように、彼らの「戦争」もまた成長してゆくのだから。

61703.ただあるがままの自分でいることこそ、本当に生きるためのたったひとつの道である。

61704.武器を捨てることを呼びかけるより、武器を取ることを呼びかける方が、人々の感情をかき立てるものです。だからこそ、私たちは団結して、平和と進歩を求める声を上げなければなりません。

61705.文体は、精神の現れた姿である。他人の文体を真似ることは、仮面をかぶることに相当する。

61706.私が先生になったとき 自分が真実から目をそむけて 子どもたちに本当のことが語れるのか。

61707.愛とは、何だ。わかるか? 愛とは、義務の遂行である。悲しいね。またいう、愛とは、道徳の固守である。更にいう、愛とは、肉体の抱擁である。

61708.貧者(ひんじゃ)に一つの悲しみがあれば、富者(ふしゃ)には倍の悲しみがある。

61709.なぜ自分自身を愛することができないのか? それは他者を愛することができないからです。

61710.(家族って)一番最初に思い出す人だよ。一番最初に思い出す人たちが集まっているのが家族だよ。

61711.どんなに深くヒゲを剃っても、別の床屋が文句の種を見つけられぬということはない。

61712.敬虔の念とは、むしろ精神を平静にして万事を眺めることのできる態度に外(ほか)ならない。

61713.あのときお母さんと東京を歩いた思い出は極楽へ行ってからも、楽しいなつかしい思い出となることでしょう。

61714.笑いは、(つらい)毎日をいくらか耐えやすいものにする。

61715.それになりきって、そのほかのことを考えない。

61716.自分の行動を責任持って考え、自分でやる。それが自由で、だから自らに由る(=因る、依る)という字を書く。これは簡単にできそうで、心が強くないとできない。

61717.当たり前の一日は、ほんとは、ありがたい一日。

61718.他人なしでも生きられると思っている者は間違っている。自分なしでは誰も生きられないと思っている者は、さらに大きな思い違いをしている。

61719.美に対する反応は、私たちの脳の働きであり、深い思索にもとづくものではない。

61720.旅情というのは、旅立つ前の見知らぬ土地への憧憬(どうけい)と、到達してしまったものの幻滅とのあいだをつなぐ、(それゆえに、まだ、どちらにも属さない)感情だということになるのだろう。

61721.眼にみえるものは、眼にみえないものによって、支えられている。

61722.この世で出会った全ての「縁」が、人を育てる教師になる。

61723.品質向上計画が成功するのは、チームが自尊心の低さに起因する個人の問題に真剣に取り組み、問題を解決しようとする風土がある場合である。

61724.苦しんでいる患者の身になってやるのが本当の医者というもんだ。

61725.余暇がたくさんあっても、人間がかなりの程度、分別を持って楽しく何かに専心することを心得ていないと、すぐにうんざりしてしまいかねない。

61726.動機づけは、奨励、講演、コンテスト、集会、説教などによって、外部から与えることのできるものと(長い間)考えられていた。確かにこういうものは、コンセプト、勇気、インスピレーションなどを人に与え創造力……

61727.クリスマスはただのお祭り騒ぎではありません。クリスマスとはそれ以上のものです。それは、永遠のものを深く思う時。クリスマスの精神は、与えることとゆるしの精神なのです。

61728.愛の物語が幕を閉じたときは、そっと爪先立って抜け出すこと。相手の男の重荷になるべきではない。

61729.人の内面を唯一表現できるものは、顔や表情、動きや身につけるものなどの外見しかない。そのことをしっかり自覚することですね。

61730.熱い風呂で癒せないものは多いに違いないが、私はあまり知らない。

61731.真の成功とは、自分の限界を受け入れ、過去への怒りを捨て、情熱を楽しむことです。

61732.せんさく好きな人は、優越感を満たしたいために、根掘り葉掘り質問をしてくる。

61733.大器晩成というのは、無能な人を慰める唯一の言葉である。

61734.きれいな花をほめる人はあっても、花を生かしている土中の根を思う人は少ない。

61735.人間の生活は単独では成り立たない。さまざまな人間関係を土台として、無数の人の恩恵によって築き上げられている。個人の生活をより幸福に、より充実したものにするためには、当然この人間関係の構造を無視でき……

61736.自らがいまだ度(すく)われざるに、まず人を度(すく)うなり。

61737.人は、自慢するものがあると、安心してこの辛(から)き世を渡ってゆくのである。心を破らず気を取り直しつつ、生きてゆくのである。

61738.病(や)みてあれば心も弱るらむ! さまざまの 泣きたきことが胸にあつまる。

61739.人生八十年時代なんですから、ご自分の中のいろいろなチャンネルは回せるだけ回してみようじゃないですか。

61740.テストとは、勝敗の意味を、強弱の意味を、正しく教えるチャンスなのです。

61741.医は能(よ)く病を癒(いや)すも、命を癒す能(あた)わず。

61742.徒然草(つれづれぐさ)に、馬鹿の真似をする奴は馬鹿である。気違いの真似だと言って電柱によじのぼったりする奴は気違いである、(中略)なんて、いやな事が書かれてあった。

61743.思いは必ず実現する。それは、人が「どうしてもこうありたい」と強く願えば、その思いが必ずその人の行動となって現れ、実現する方向に自ずから向かうからです。

61744.資本主義社会は、いわば一つの壮大なサーカスだった。

61745.言葉花咲く者は実(じつ)なし。

61746.高度の芸術的知性は、常にとりわけ数学的である。

61747.変化に臆してはいけない。伝統は時代ごとの革新の積み重ねで生まれる。

61748.先のばしという言葉が単一のものを指すことはまずない。たいていは、身に染みついた行動パターンのことである。

61749.いい椅子を一つ、自分の日常に置くことができれば、何かが違ってきます。その何かが、じつは、読書というものが、わたしたちにくれるものなのです。そうすれば、それぞれの人生の過ごし方はずいぶん違ってきます……

61750.「聞く」は話すことより消極的なことのように考えられがちですが、これくらい消極的な、全身全霊をかけなければできないことはない。


61751.自分のためには何も望むな! 求めるな、心を動かすな、うらやむな。

61752.(企業の)「予定」つまり「目標」は経営者の意志と表現であり、自らの手で新たにつくり出そうとしていくものを描き出したものである。その意味で(企業の)予定は決して変更されるようなものではなく、どんなに……

61753.結婚って、人が自ら作った最もつらい病気だと思いますね。

61754.(寝際は)健康上のことでも、運命上のことでも、気になる問題があっても、それに関わり合いを持たない。寝床の中は考え事無用にしたほうが良いのです。

61755.素直になってください。そして、何年かかってもいいから、自分と向き合ってほしい。人生は、人それぞれ違うもので…それをどう生きるのかも一人一人違います。…逃げないで。急がなくてもいいから、ゆっくりでい……

61756.「独りよがりのアドバイス」というものがあるとすると、それは、相手の事情を想像しないまま、自分の当り前だけを前提にするアドバイスのことです。

61757.もし、人生に問題も困難も挑戦もなければ、あなたは成長できません。問題や困難は悪ではなく、あなたがそれをどう考えるかが重要なのです。問題や困難は、あなたにとって、それを超越し、克服する能力を示す絶好……

61758.人生は一度きりの旅だ。始まりがあって終わりがあり、その間にいろんなことが起こる。

61759.改革すべきは単に世界だけでなく、人間である。その新しい人間は、どこから現れるのか? それは外部からでは決してない。友よ。それを君自身のうちに見出すことを知れ。しかも鉱石から純粋な金属を採るように、……

61760.会話の秘訣は、第一に真実、第二に良識、第三にほがらか、第四はユーモア。

61761.恵まれないときにはじっと耐えるしかない。その耐え方が前を向いたものであれば、やがて新しい状況に適応する能力や感覚が身についてくる。

61762.人間はこの現実の世界と、それから、もうひとつの睡眠の中の夢の世界と、二つの世界に於(お)いて生活しているものであって、この二つの生活の体験の錯雑し、混迷しているところに、謂(い)わば全人生とでもい……

61763.(満男)「人間は何のために生きてるのかな」 (寅次郎)「何て言うかな、ほら、あー生まれて来てよかったなって思うことが何べんかあるだろう。そのために、人間生きてんじゃねえのかな」

61764.万能の潜在意識は誰のうちにもある。その力は外界のすべての光景や音や対象物と遮断された静寂の時に引き出されるのだ。

61765.話し手の話に全意識を向ける人を良い聞き手と定義するなら、小学1年の子供こそ最良の聞き手である。

61766.ああ、真実とは、なんて興覚めなものだろう。

61767.一生に一度くらい、火みたいに女に焦がれてごらんな。

61768.何に対しても「こうでないといけない」という執着は要りません。「べき論」が一番良くないと思います。先入観や固定観念にとらわれず、その時々で考えることも大事ではないでしょうか。

61769.どんな新しい形態を取っていようとも、恋ほど古めかしいものはない。

61770.(戦争中)私はいつも空腹でしたが、腹が減ると知恵も湧くし、勇気も出るんです。あれは絶対狩猟生活のナゴリです。自分でもびっくりするような知恵が出るです。

61771.(他人に自分を理解させるには)自分の言葉で誠心誠意、粘り強く、説得する努力を積み重ねる以外に方法はない。

61772.若くして成功した人は、苦労を知らないからのぼせ上がる。自分の価値基準と、世間の価値基準がズレていることに気づかない。人生がうまくいっている時ほど、自分の立場を冷静に判断して、謙虚に行動することです……

61773.歴史は繰り返す。最初は悲劇として、二度目は笑劇(しょうげき)として、過去の亡霊を呼び出し、その由緒ある衣装に身を包み、借りものの言葉を演じる。

61774.すべての社員から尊敬され「この人のためなら」と心から思われるような経営者となるためには、自らの人格を高める努力を続けていかなくてはならない。

61775.ぼくは政治主義がきらいで、革命が好きである。

61776.世間というものは、個人ではなかろうかと思いはじめてから、自分は、いままでよりは多少、自分の意志で動く事が出来るようになりました。(ver.0)

61777.なんにも わからないものが また わかったつもりで 行き詰まっていた

61778.「若い芽は、大きな巌(いわ)も割って生える」ことができるのだ。このたくましいエネルギーこそ、若さのすべてであるといえる。

61779.販売は分権、商品は集権。

61780.人生がたった一回かぎりである以上、たった今からでき得るかぎり完全な状態で生かさなければいけません。

61781.自分が人のためと思ってやっていることが、結局、自分のためになる、返ってくるんです。

61782.肉体にとって食物は大事です。しかし精神への栄養補給はもっと大事です。

61783.技術者に数学を教えるのは、ただ本人の頭脳を鋭敏にさせるためだけでなく、実際問題に応用することができるようにさせるためでもある。

61784.録音されて製品化された歌なんか、もうフリーズドライなんだぜ。あとはそれを買って聴いた人達が何だかんだと感じたりするだけさ。もうその時点で俺達は次の曲に取りかかっていたりするんだよ。次の新しいテーマ……

61785.アレモ人ノ子。生キテイル。

61786.命を惜しむより、なすべきことに命を賭ける。

61787.人の富とは、その人が愛し祝福するものと、その人を愛し祝福してくれるものとの数のことである。

61788.所詮(しょせん)、男も女も、自分の死をゆだねる相手を需(もと)めて精神の彷徨(ほうこう)をつづけているにすぎない。

61789.密度を高めて仕事すれば、遊びの時間も自ずと生まれる。

61790.やめてしまうのは簡単だ。続けた先に得るものは必ずある。

61791.人がワーッと集まっているところには、何かおもしろいものがある。必ずいいものがあるとは限らないが、十のうち一つや二つは、「ああそうか、こんなことがあるのか」と目を見開かされる。ときには自分のアイデア……

61792.何人の運命も、その終極においては公平である。

61793.大人が自然から発足するのと同じように、赤ん坊も、ある意味で自然から出発する。したがって、発育の初期にある赤ん坊は、自然と一体であり、実に自然が咲かせた花そのものである。

61794.芸術を悦楽の手段であると考えることをやめて、人生必須の一条件であると考えなければならない。

61795.希望は丈夫な杖(つえ)である。忍耐は旅装束である。それを身につけて、人は世界と墓場を通り抜け、永遠への旅にのぼる。

61796.偉大だと思い込んでいた人物も、飯は食う、屁もひる、雪隠(せっちん)へも行く、つまらぬ隠し事もひとつやふたつ持っていて、つまずいたり転んだりもする、ということを明らかにするのだ。その突然の対比に人々……

61797.ろうそくを節約するために早くから床に就き、そのために双子が生まれたら、節約にはならない。

61798.おこたりて 磨かざりせば 光ある 玉も瓦に ひとしからまし

61799.愛は、憎しみによって混乱した人生に調和を与えます。

61800.(そこにいない人についての)褒め言葉は悪口の反対で、話しているうちに、だんだん楽しくなってきます。人のことを褒めているのに、何で自分がうれしくなるのかわからないけれども、不思議に良い気分になってく……


61802.インドへ行ったとき、ヒンズー教の聖者がバカみたいな顔して空を眺めていたが、ぼくは一見して、「コレダ!」と思った。目つきが牛とか植物のように自然そのものだった。

61804.人間は、必要を元に欲望を作り出す被造物である。(ver.0)

61805.入ってきたお金は、懐に入れようなどと考えず、次の仕事への投資に回す。利益は未来のために使って、現状に満足せず、レベルアップしていく。そうやってお金がぐるぐると回っている状態が、商売にとっては理想的……

61806.「昔は良かった」というのが口ぐせの人が大勢います。今よりも昔のほうが良かった……それは本当でしょうか。現在を否定し、過去をよりどころとするのは容易です。しかし、その現在や未来をいかにすばらしいもの……

61807.「教育上よろしくない」ものがほんとうにチリひとつないまでに掃除消毒されてしまった教育を考えると恐ろしい気がする。そこから「検査済み」のハンコをもらって出てくる人間というのも恐ろしい。話すことが何も……

61808.正しい教えというのは生きておる人を通して、その人の命に遇(あ)って、人々に響いていくんです。仏教は広めようと思うて広まるもんではないんです。

61809.先進国にも、一つの貧しさがあります。それは、お互い同士、心を許していない貧しさ、精神的貧困、淋しさ、愛の欠如からくる貧しさと言っていいでしょう。

61810.「もうダメだ」と思った時が、ドアが見える時だ。決して目をつぶるな。(その)ドアは現状を打開し前へ進むための“出口”だ!

61811.人間はともに苦しんでくれる人がいるかぎり、生きていけるのです。いのちは、だからこそともに苦しみ、ともに喜び、ともに悲しんでくれる人との出会いが開かれる世界を求めているのです。

61812.音楽と数学の本質は同一ではないか。音楽家は数学を感じ取り、数学者は音楽によって考える。音楽は夢の世界、数学は現実の世界なのだ。

61813.女が男とうまくやっていくには、時には知っていることでも知らないふりをしなければならない。

61814.あなたにとって危険極まりない人間を味方につけたければ、援助を申し出ることだ。その申し出が適切な配慮に基づき、また本当に真心のこもったものなら、どんなにあなたに不満を持っている人間でも、心を改め、あ……

61815.アフォリズムを〈ある発見〉と訳したらどうだろう。

61816.真実は、家庭の敵。嘘こそ家庭の幸福の花だ。

61817.女がヒマであるとみられるのは女の恥である。

61818.(頼みを)断ったら嫌ってくる人からは嫌われていいです。そんな人から好かれたらた要注意。

61819.神に与えられた自分を大切にし、正しいと信ずる道を歩むことが、唯一の生き方なのだ。

61820.徒党は、政治である。そうして、政治は、力だそうである。そんなら、徒党も、力という目標を以(も)って発明せられた機関かも知れない。しかもその力の、頼みの綱とするところは、やはり「多数」というところに……

61821.解(わか)るということはそれによって自分が変わるということでしょう。

61822.おもしろいと思われた人物は得である。なぜなら、自然に相手との間の垣根が低くなるからである。

61823.今日の社交となづけられるものは、単なる追従(ついしょう)と、美辞の交換にすぎない。

61824.地獄極楽はあの世ばかりにあるのではなく、自分の心の中にもあるのです。同じ問題でも、見方、考え方を変えてみるだけで地獄にも極楽にでもすることができるからです。

61825.あなたは、あなたの心の中にあなたが欲するもののイメージを保つことによって、その実りを刈り取ることができるのです。

61826.いまの人は、みんな、「何かしなければ」と思いすぎる。

61827.強く正しく生活せよ。苦難を避けず直進せよ。

61828.「人生はその人の考えた所産である」というウイリアム・ジェームズの言葉に従えば、できるだけ大きな考え方をしたほうがいい。大き過ぎて困るということは決してない。なぜなら人は「実現不可能な望みは決して抱……

61829.どの人の場合も、その鍵はその人の考えていることだ。

61830.確信を以(も)って断言せよ。確信を以って断行せよ。かくしてその確信を、さらに深刻ならしめよ。偉人は確信の体験にたつ。

61831.あなたが潜在意識に印象づけたものは何であれ、必ず実現されるのです。

61832.実際にはどれほどの努力もしたことがないからこそ、まだ、その気になりさえすれば自分にもできるのだという夢を夢みていられるのであります。

61833.こんな草なんか なぜ人間は羨ましいのだろう ほかの者のいうことなど少しも気にかけず 力いっぱい生きているせいだろうか

61834.他の人が「これは無理だよ」と思っていても、自分が「できる」と思っている間は可能性があるのだ。

61835.夜明けの前は闇にきまっている。闇に先立つ夜明けはないことである。人生に迷わぬ限り人生の闇は知る限りでなかろう。況(いわ)んや闇の晴れた喜びなど闇に逢着しない人のこれに参列する資格などあろう道理はな……

61836.家庭が家庭の中だけに縮こまることは不健全である。外海の水がよく流れ込む入り江のように、家庭は外界の空気の流れに対して、広く開放されていなければならない。

61837.人間の生活には幸福な生涯も不幸な生涯もないものでしょう。

61838.人間はこの世に生を受けたときは原石のようなものであり、後天的に磨き上げることではじめて、光り輝く宝石のような、すばらしい人格者になることができるのです。

61839.「いかに戦うか」は大局観にかかわるが、その具体的な戦略は事前研究が決め手になる。事前にしっかり準備して万全の態勢で、対局に臨んでくる人は強い。

61840.結婚している以上は、カミさんは幸せになってもらわないとね。「このカミさんじゃオレはダメになってしまう」というなら離婚すればいい。惰性で仕方なく一緒にいるとか、家庭の空気がすさんでいるというのはいけ……

61841.服従を知る者は、命令するすべてを知る。まず第一に服従することを学べ。──組織は力であり、その秘訣は服従にある。

61842.死んで行くひとは美しい。生きるという事。生き残るという事。それは、たいへん醜くて、血の匂いのする、きたならしい事のような気もする。

61843.私たちはつい、古さより新しさ、弱さより強さ、遅さより速さを誇ります。でも、“弱さを誇れ”という言葉もあります。弱さを知る者だけが、本当の強さが分かるから。

61844.男と女のあいだの友情なんてインチキな雑巾(ぞうきん)みたいなものだ。

61845.生けるものがこの世に遺せる最後のものは、いまわの際まで生き切るというそのプライドなのではないか。

61846.行き詰まりは異文化で洗うと突破口が見つかりやすい。

61847.われを忘れて熱中できる趣味は、あらゆる「イヤだ」を忘れさせてくれる。

61848.格好いいことを言おうなどと考えず、とにかく真実を語ることだ。

61849.侮辱ほど耐えがたく忘れがたいものはない。身体(からだ)の傷はすぐ癒えても、心に受けた侮辱はなかなか消せはしない。

61850.価値は、三ツ葉のクローヴァーがもたらすのであって、四ツ葉のクローヴァーにもともとそなわってあるものではない。


61851.亭主や子ども、恋人にべたべたで自分たちのことしかみえぬ人ほど他人への思いやりがない。

61852.人生に魔法の杖はありません。

61853.人はしばしば、いちばん大切なこと(問題の核心)にまっすぐに向かわずに、それを不適切なかたちで問うのである。

61854.じぶん自身で見聞きしたり、確認したことがない社会的な評価や酵母のようにふくらんだ風評は一切信じるな。

61855.キノコと名乗ったからにはカゴに入れ。

61856.宗教は抑圧された生物の嘆息であり、また、それが魂なき状態の心情であると等しく、無情の世界の感情である。つまり、それは民衆の阿片である。

61857.早い話が、日本の産業は出前なんです。いちばん買ってくれる国に出向いて、つくっているんです。産業が空洞化しているわけではありません。

61858.「こうだからこうで」「こうだからこうすべき」というのは(=理屈で説明できることは)、ほとんどスタッフやほかの役員で決められることだ。答えが出ないことこそ、トップが決めないといけない。自信がな……

61859.お金についての不安を消すには、財産と負債をすべて書き出す。問題点を見つける。解決に向け行動する。

61860.平和は眠りを許さない。地球のすべての男女の運命がそれにかかわっている。(平和は)最もまめな骨おしみをしない人類的事業の一つである。

61861.形が心を作る。

61862.私たちは「近代」化を受け入れるにあたって、合理主義へ一つの留保をさしはさんだ。それは、一口にいえば近代化への反逆とでもいったもので、無駄の哲学といったものである。

61863.立派でありたいとか 正しくありたいとかいう 無理な緊張には 色目を使わず ゆったり ゆたかに 光を浴びているほうがいい

61864.飲食を節せよ。しからば汝(なんじ)は健康なるべし。

61865.言葉で表現できぬ愛情は、まことに深き愛でない。(※言葉で表現するのが)むずかしきこと、どこにも無い。むずかしいものは愛でない。

61866.難しいことをやり遂げるには時間がかかるが、不可能と言われることだって、それよりもう少し時間がかかるだけなのだ。

61867.お返しを期待しない、感謝の言葉も求めない。それが本当の奉仕です。

61868.「夢は必ずかなう」と成功者がよく言う。だが、成功した人が後付けで言っても、その言葉に説得力はない。どう見ても成功しそうにない人が言い続けて、本当に夢をかなえられた時、初めてその言葉に説得力が生まれ……

61869.眼鏡をはずしている時は、決して人と喧嘩(けんか)をしようなんて思わないし、悪口も言いたくない。ただ、黙って、ポカンとしているだけ。そうして、そんな時の私は、人にもおひとよしに見えるだろうと思えば、……

61870.女の容貌には、骨の綺麗なの、肌の綺麗なの、表情の綺麗なの、と三通りある。

61871.出世するより、成功するほうが、偉い。

61872.物事に驚くこと、不審に思うことは、理解しはじめることである。しっかりと見開かれた瞳にとっては、この世にあるすべてのことが驚異であり、不思議である。

61873.あるものに祝福を与えると、それは祝福を与え返すだろう。それに呪いをかけると、呪い返すだろう。ある状況に祝福を与えると、それはあなたに害を与える力がなくなり、たとえ当分は困難な状況であっても、心から……

61874.あなたというたったの「1」は、投票しても影響力が少ないかもしれません。しかし、(投票に)行かないことを選択した途端、「1」は「0」になってしまいます。「0」は何万人集まっても、やっぱり「0」のまま……

61875.創業は大胆に、守成には小心なれ。

61876.誤って伝わった自分の印象ゆえに愛されるより、むしろ真実の自分の姿ゆえに憎悪されるほうが気持ちがよい。

61877.総ては大局観なのです。形勢がいい時に勝負手をやってもしようがないし、悪い時には安全な手ばかりでは勝てない。むしろ、攻める時は多少強引な手順のほうがいいですね。無理のない手は無難なだけで攻めになら……

61878.人は同じ川の水で二度水浴びをすることはない。

61879.奇妙な奴だ、人間とは! 自分が持っている自由は決して使わずに、いつも、自分の持っていない自由を望む。思想の自由を持ち、言論の自由を求めるのもそれだ。

61880.十五分間でできることをきちんと十五分間で処理していくと、一日の間にできる内容は多く、濃く、豊かなものになる。逆に十五分という単位で区切りを入れていかなければ、仕事はどうしてもだらだらしたものになり……

61881.千の倉より子は宝。

61882.意地には、緊張が伴う。

61883.美人は夫も子ももたず、孤独で終わればこそ、ほんとの美人なのである。

61884.あなたに時間がどれだけあるかというのは問題ではない。むしろ、時間をどう使うかが問題なのだ”

61885.一生は往復じゃない。片道切符なんだ。だから、やりたいようにやった方がいい。

61886.悟りは普通一般の知識と違って、推論的に組み立てられるものでなく、飛躍性のものである。

61887.もしもあの日君に出会っていなければ こんなに苦しくて こんなに悲しくて こんなに切なくて こんなに涙があふれるような想いは しなかったと思う。けれど君に出会っていなければ こんなにうれしくて こん……

61888.花見にでかけて、人に素面(すめん)を見らるるも、見られざるも、頓着すべきにあらず。

61889.心配ごとから逃れる方法はいくつかありますが、その一つが依存症です。

61890.曲者(くせもの)というものは、たいてい浅墓(あさはか)で興覚めな、けち臭い打算ばっかりやっている哀れな、賤(いや)しい存在だが、それを見破ったからとて、こちらでただ軽蔑(けいべつ)して、のほほん顔……

61891.ひよっこのぼくにも文章を書くときの心がけのようなものはある。@知識を書かないこと。A情報を書かないこと。B何も書かないこと。

61892.あらゆる行動にはなにか心理的なものがあり、心理的なものにはなにか身体的なものがある。

61893.時代の流れとともに老若の交代が行われるのが、この世の常である。

61894.時として、天才は幼児の言葉と同じである。

61895.新しいことはいつまでたっても変わらないことなのよ。変わらないってことが新しいのよ。

61896.運動は量より質が大切である。(中略)筋肉はごく少量の規則正しい運動で発達することがわかった。どの筋肉でもいいから、一日一回その筋肉がもつ最大限の力の約三分の二程度まで緊張させ、六秒間そのままで……

61897.太陽の光線は、美人の顔も照らせば、犬のくそも照らしているぜ。

61898.子供がやりたくないことを無理やりにでもやらせるのが「教育」だ。そう思い込んでいる教師・学校関係者・保護者は多い。

61899.自分が完璧だと信じてはならない。何年か努力したあとでも、自分が完璧だと思った瞬間、没落が始まる。

61900.食べることは生きること。


61901.部下に(自分の)仕事を渡していくということは、部下も、これまでより高い階段まで上がって、より高度な仕事に挑戦し、能力を高めるチャンスを得ることを意味する。

61902.人生の火は、愛情に他ならない。

61903.理想が高尚でなければ、活動もまた高尚にはならない。

61904.われ死なば 香典うけず 通夜もせず 迷惑かけず さらば地獄へ

61905.成功した実業家は、「成功」という考えを持続した人である。持続された想像力は、潜在意識の奇跡を起こす力を引き出す。

61906.(会話の中に)相手の名前を入れて呼びかけることによって、親近感のみならず、時として相手に対するリスペクト(尊敬)感がグッと増す。

61907.生命は生まれ、また滅していくが、生命を時間から考えてみると、時間はすべての生命である、ということになる。

61908.たまには、自分中心に地球が回っていると思ってもいいと思うよ。

61909.ケンカはやめた。だから、もう負けない。

61910.見知らぬ街で自分が孤独だと気づけることは、世界で最も歓喜することのひとつである。

61911.わたしたちは殿方に選ばれるのではなく、わたしたちが殿方を選ぶのです。

61912.郷に入りては而(すなわ)ち郷に随(したが)い、俗に入りては而ち俗に随う。

61913.Life is Short. (=人生は短い)

61914.不眠ふきげん、けがのもと。

61915.(体験の継承において)何をつたえるかじゃなしに、何がつたわらないか、ということが真のコミュニケーションのはじまりなのであって、思想の継承はリレー競走のバトンタッチじゃない。

61916.人間には苦労の経験も必要ですが、幸せの経験も同じように大切です。人は、苦労により幸せのありがたみを知りますが、幸せも味わわなければ、幸せの尊さはわからないのです。幸せがやってきたら、めいいっぱい味……

61917.多様性が良しとされるのは、異質な人々の中で自分という存在に不安を感じない場合である。

61918.この宇宙にはすべての生きとし生けるものを、善き方向に活かそうとする「宇宙の意志」が流れていると考えています。その善き方向に心を向けてただひたむきに努力を重ねていけば、必ず素晴らしい未来へと導かれて……

61919.大切なことを教えてやろう。一に勇気、二に度胸、三に覚悟だ。人生のあらゆる決断で役に立つ。

61920.己が相手より強いと示すこと。たとえ嘘でも、その瞬間だけ、俺と相手の間でだけ、そういうことになればいい。

61921.未熟な者は眼でものをみずに、感情でものごとを判断する。好きなものの中からは美点だけを剔(えぐ)りだし、嫌いなものからは欠点だけを探しだす。

61922.自分こそ正しい そのこころが 他人を傷つける

61923.周りの人に対する遠慮や、自分に課したルールによって、ため息をつくのを我慢して、自分の中にため続けていれば、苦しみで渦巻く濁流がついに限界水位を超え、心のダムは決壊するだろう。

61924.真理は賢者に存し、美は真心に存する。

61925.(信じた相手に)だまされたら、だまされたで、仕方ねえよ。信じるって、そういうことだろ。

61926.戦時中は、一ヵ月で価値観ががらりと変わってしまう。そんな時代を生きたら、物に対しては一種のあきらめるような心が芽生えますね。やはり人というのは命というものがなければどうしようもないのだから、……

61927.私の中 覗いたら お恥ずかしいが たれよりも 自分が一番かわいいというおもい コソコソうごいている

61928.陽光のかなたにある私の高き志よ。手には届かなくても、それを見上げ、その美しさを目にし、それを信じ、それを追い求めようと努力することはできる。

61929.別に恋じゃなくてもいいけれど、心を大いに乱すのはときにとてもいいことなんだ。それだけ乱される対象があるということがまず素晴らしい。硬直していた心が乱されることによって埋もれていた活力を呼び醒まされ……

61930.自分自身の目標に向かって、ちょっと無理するくらいの気持ちで踏みとどまらないといけません。

61931.日々新しく。きのうよりきょうはいいものをつくろう。

61932.万が一、部下が失敗しても、「あまり気にするな。誰にでもあることだ」「次は頑張れ」と挑戦したことに対しては評価する。それを聞けば、部下のほうは、失敗しても笑われない、バカにされないのだと安心し、失敗……

61933.バカみたいだけど女って、なんかかわいいじゃない。ハイヒールでスプリンターにはなれないけど、そのかわりの大切なものを女の子は手にいれるのよ。

61934.(※椅子取り遊びにたとえると)不機嫌というのは、男と女が共に棲(す)む場合、一つしかない椅子(いす)だと思う。どちらかがそこへ坐ったら、片方は坐れない。

61935.一つの今日は二つの明日に勝(まさ)る。

61936.私はあまり多くを期待する人間ではありません。だから私は、私が知る中で誰よりも、恨みつらみとは無縁の人間なのです。

61937.学生時代の勉強は基礎であり、これから(=就職してから)が本当の勉強だ。

61938.変化が怖いというのは、エネルギーが無い人の感じ方です。

61939.文学のためにわがままをするというのは、いいことだ。社会的には二十円三十円のわがまま、それをさえできず、いま更なんの文学ぞや。

61940.時代がどう変わっても、革新に至る唯一の王道は、現状をよく分析し、さらなる可能性を限りなく追求していくことなのです。

61941.今まで自分だと思っていた肉体は、自分ではありゃしない。自分が生きるための必要な仕事を行なう道具なのだ。

61942.魚も一匹だけのときは警戒心が強く、なかなか餌(=釣り餌)にとびつくものではない。それが複数になり群集になるほど警戒心より競争心が強くなり、なかまのやることにはわれ先にととびつき、見境もなく釣り餌に……

61943.食欲旺盛なのは恋にとって決してよい徴候ではない。

61944.よく、あの人、頭がいいから文章を書く、という言い方を耳にしますが、そんなことは全然ありません。文章を書く、ということは考えていく、ということなんですね。

61945.無は何よりも現実である。

61946.わたしが本について、(語っているの)ではなく、わたしが本によって語られている。

61947.人間、人から搾取する才能なんて、いらないんじゃないの? それよりも、小さくてもいいから、自分で(自分の)種をまいて、水をあげて、芽を出して、花を咲かせたほうが、全部楽しめるよね。

61948.(映画制作を学ぶ上で)映画を沢山見ることも大事だが、その中でもテキストとなる、熟知した作品を自分の中に一本持っている姿勢が最も大事なことだ。

61949.私はワタシと旅に出る。

61950.良い妻は家庭を憩いの場にするような能力を持っていなければならない。そのためにはささいな家の中のもめ事で夫をわずらわせないように。


61951.テレビを観れば観るほど、その人は収入以上にお金を使うようになる。

61952.人生思い通りにいかない事もある。どんなに頑張っても打ちひしがれる時もある。そんな時こそ笑いが大切なんだ。

61953.腹八分目に医者いらず。(ver.0)

61954.ほととぎす、いまわのきわの一声は、「死ぬるとも、巧言令色であれ!」

61955.ムダ話をして、関心をつなぐには力量が要る。力量は人生の蓄積からしか、出てこない。

61956.目を上げて高いビジョンをいつも持っているように、自分自身を訓練しなさい。よきものの美をほめたたえなさい。そしてたえず仰ぎ続けなさい。

61957.口やかましい女房を連れて一キロ歩くのは、愛しい恋人と十キロ歩く以上にくたびれる。

61958.貧窮に処する程快活にしよう。窮すれば通ずる、また通ぜしめるのが、自然と人生の真理であり教えである。

61959.マイナスの言葉ばかり口にしていると、マイナスの行動を生み、マイナスの結果を招きやすい。一方、プラスの言葉はプラスの行動を生み、プラスの結果をもたらす。

61960.科学なんて、99%はつまらないものの積み重ね。

61961.平凡なことを平凡に積み上げていくと、いつか非凡になる。

61962.飢えないこと、渇かないこと、寒くないこと、これらが肉体の叫びである。これらの叫びを抑えることは、霊魂にとって難しいことである。のみならず、霊魂それ自身が日毎に自己充足を得るようになっているからとい……

61963.手本を習ひ候に、字形(じがた)ばかりを似せたるにはあらず、筆者の心をよく見おぼえ、あそばし候はゞ、清書など暗に書き候とも、相違なく、かきまどひ候まじく候。

61964.ゴルフ場のフェアウェーの一本松ね、あれは枯れやすい。しかし、森のなかの松はたくましい。周りの木とお互いに助け合っているからです。何事もそうでしょうが、世の中はギブ・アンド・テイクですな。やはり、社……

61965.リーダーの行為、態度、姿勢は、それが善であれ悪であれ、本人一人にとどまらず、集団全体に野火のように拡散する。集団、それはリーダーを映す鏡なのである。(ver.0)

61966.汝を愛し、汝を憎む。

61967.苦労を伴う学問研究や難渋を極める思索に、たとえ女性が成功したとしても、それは彼女の性にふさわしい美点を破壊する。(中略)それによって彼女は冷ややかな尊敬は受けようが、異性に対して絶大な力をふるう魅……

61968.言葉を深呼吸する。あるいは、言葉で深呼吸する。

61969.指導者ぶったりした態度では、人の心を温めることなど出来るはずがない。

61970.いつまでもあると思うな、親と金。

61971.我々は、我々が生まれたということに感謝しなければならない。

61972.身体のもとが腐っているとしたら、どれだけ食べ物や飲み物があり、また、どれだけお金や権力があったところで、誰も生きがいがあるとは思えないだろう。

61973.人はたいてい、自分のアドバイスを相手が聞かないと腹を立てる。なのに、相手が自分のアドバイス通り実践して失敗しても、責任をとる人はめったにいない。

61974.何か技や職業に秀でるためには、熱心にたゆみなく努力しなければならない。

61975.信念は人を動かす。自分が信じないでどうして他人が信じるか。自分が動かずしてどうして他人を動かすことができるか。

61976.(その人の)長所や欠点は性格の特徴でね、個性じゃない。

61977.札つきなら、かえって安全でいいじゃないの。鈴を首にさげている子猫みたいで可愛らしいくらい。札のついていない不良が、こわいんです。

61978.人生はただでさえ短いのに、時間を浪費するとさらに短くなる。(ver.0)

61979.真の祈りとは、信念にまで高められた、持続した建設的な心構えです。

61980.心の中に希望さえあれば、力は無限にわき出してくる。

61981.30分も眠ると、(起きるのが)つらくなるから、10分で起こしてください。

61982.後になって償えないこと、克服できないこと、乗り越えることができないことは存在しない。

61983.たいていの「愛人」が、「愛人」の立場にようやくあきたらず、疑惑を抱き、自分の誇りも、意地もすてて、かつてあれほど軽蔑した「妻」の座にすりかわろうという考えを抱くのは、ただ時間の問題にすぎない。

61984.暴風と 海との恋を 見ましたか

61985.病人の気持ち、その家族の気持ちがわからぬようなら、どんな医学者でも医者じゃあない。

61986.人は自分を知るために本を読む。実在の人物であれ架空の人物であれ、他人が何をし、考え、感じるかを知ることは、自分が何者であるか、どんな人間になるかを理解する上で、大切な手引きである。

61987.いま、世界は(以前とは)まったく違う。それは、君たち一人ひとりが世界中のどんなことについても「情報を得る力」を持ったからだ。私が学校に通っていた頃と、本当にまったく違う世界だ。

61988.日本の伝統芸能で一番重要なものは間合い。間合いには何もないけれども、せりふとせりふの間の間合いがその人の芸をつくっている。その何でもないものを言葉によってはっきり意識させるのも言葉だ。(要約)

61989.何かをやりたいと願い、それが実現するときというのは、不思議なくらい他人が気にならない。(中略)だれが馬鹿だとか、だれが実力不足だとか、だれがコネでのしあがったとか、だれが理解しないとか、だれが自分……

61990.「国や地域ごとに異なる市場のニーズを察知し、それに合った商品を提供すること」 「コスト面で競合他社と戦えること」 「需要に応じて生産し、品切れや供給過剰を生じさせないこと」。そして、それぞれの……

61991.女性は、たしなみを忘れてはならぬ。

61992.近代医学は人間を延命させることに力を発揮するが、延命された老人がいかに生きるかとか、人間が死期を告げられたときそれをどう受け止めるか、いかに死ぬかなどの問題に対しては無力なのである。

61993.(犯罪に対する)危機管理のさしすせそ。さ=最悪の事態を想定。し=周囲との連携。す=スキを見せない。せ=背を向けない。そ=組織作り。

61994.強い人ほど個性がある。ひとつには自信ということがあると思います。下のうちはこんな手をさしちゃって笑われるかなと思いますけど、上になっていくほどこれでいいんだ、正しいんだと自分に自信がついてくるから。

61995.女がオシャレをするのは、男の頭が目ほど良くないからだ。

61996.悲しみに耐え切れないと感じたら、悲しみの大家族を思い出しましょう。悲しみが私たちに仲間入りの資格を与えてくれたのです。必ずや、私たちは彼らの腕、同情、理解に包まれるのを感じるでしょう。

61997.効率的な会議をする4ステップ──1.まず会議では「何が起きているのか?」とみんなに尋ねる。2.それから「私はこう思うけど?」といって反論や意見をしばらく待つ。3.結果的に参加している人みんなを巻……

61998.死中生在り、生中生無し。

61999.詩人というのはかすみを食って生きているものであって、金にはなりません。

62000.食を厳しく定めるという心が在れば、それはひとえに心が厳重と言うことである。したがって、かたちや表も知らず知らずのうちに厳重になる。しかし、心が厳しくなくて顔ばかりが厳しい、というのであれば、これ……