61201.【回文】 ネクラは楽ね! (ねくらはらくね)

61202.貧乏が怖いとリスクがとれない。

61203.美しい感情を以(もっ)て、人は、悪い文学を作る。

61204.狼は皮を変えても、天性は変わらぬ。

61205.○○やろうは馬鹿野郎!シリーズ──全部やろうは馬鹿野郎! 速くやろうは馬鹿野郎! 完璧にやろうは馬鹿野郎! ひとりでやろうは馬鹿野郎!……

61206.家庭というのは、くつろげたら最高やないか。

61207.人を幸せにすることで感じる自分の幸せを最大化していきたい。

61208.夫婦間における唯一確実かつ永続的な平和は、まぎれもなく別居状態である。

61209.わが唯一のおののき──考えてみると、私たちはこうして文章が書けることだけでも、まだしも仕合せであった。まかり間違って――

61210.(言葉の)本質は沈黙にあるということ、そのことを徹底的に考えること。

61211.清廉(せいれん)な人間にとってこの世は何と生きにくいものだろう。

61212.今日幸せだと思えるヤツは、いつでもどこでも幸せになれちゃうヤツだ。

61213.悪魔の最大の詭計(きけい)はその姿を見せないことである。

61214.よくこりないと思うわよ。ホント、ホレやすくってねー。でも恋してる時の自分が好きなんだねー。一途(いちず)で正直でかわいくなっちゃうんだ。

61215.情熱を持って生きなさい。

61216.悲しくて泣きたくなったとき、くやしくて泣きたくなったとき、「パーッと明るくいきましょ」って 言ってごらん 体の中から“元気パワー”が みなぎってくるよ 一度の人生だもの パーッと明るくいきまし……

61217.自分の中の可能性を信じて、なすべきと感じたことに力を尽くせばよい。

61218.いま、ここをさらに新しくすること。古いしっかりした材木で新しい家をつくるように。手に必要なのは、一丁のカンナだ。古い材木をカンナで削る。古い材木のなかに新しい材木がある。

61219.我々が確実に認識できるはずの、小さな対象の範囲内でも、あるいは数学においてさえも、真実をつかむ主な手段──帰納法や類推法──は確率に基づいている。

61220.用意された答えをそのまま受け入れているだけじゃ、思考する力が弱ってしまうわよ? 同じ答えに行き着くことがわかっていても、“なぜ?”というフィルターを通すことが大事だと私は思うわ。

61221.女は何時(いつ)でも、家を作る。巣を作るのも、ねぐらをあたためるのも女、子守唄をうたうのも、あたたかいスープを作るのも女である。

61222.明日の立派な覚悟より、きょうの、つたない献身が、いま必要であります。

61223.空白にも価値があると考えて大切にする。何もないと寂しいと考えると同時に、自分で頭を働かせて空白を埋めようとする。それだけで心が躍ってくる。空白には無限の可能性があり、知的活動を促進する結果になるの……

61224.人生において重要なのは生きることであり、生きた結果ではない。

61225.今日の芸術の人工的で病的で不毛な性格は、芸術がもはや大地の生に根を下ろしていないことによる。それはもはや血と肉を持つ生きた人間の作品ではなく、言葉、色、像、楽器の音、これら小瓶に入った感情のエ……

61226.自分の個性を手放すことによりそれを倍にすること、それが「愛」である。

61227.金がねーのは慢性の鼻炎みたいなモンだろーが。俺達は金欠とつかず離れず、生ぬるーく付き合っていかなきゃいけないデスティニーなんだよ。

61228.数は万物の本質であり、そして宇宙の組織はその諸規定において、一般に数および、数どうしの比の、調和のとれた体系をなしている。

61229.お金を呪う人は、火を呪うのと同じく、本来よい物も使い方によっては悪となりうる、ということを知らない幼稚な考えの人だ。

61230.「共生の思想」をもつことは、私たち一人ひとりの人生を豊かにするとともに、多くの人がそのような思いを共有できるならば、物質的のみならず精神的にも豊かな社会が築けるものと私は信じています。

61231.なんだかんだ言っても、お偉方というのはたいていはイエスマンしか評価しないものだ。飲みに行くと、「君は若いんだから、もっと生意気なことを言った方がいい」とか言っている人にかぎって、実際に生意気なこと……

61232.ゆっくりあるくようになり 道ばたの石ころも 光っているのをしり

61233.(株は)いい銘柄を見つけて、いいタイミングで買い、いい会社である限り、それを持ち続ければいい。

61234.クリスマスは、玄関にもてなしの火をともし、また心に愛の優しい炎をともす季節。

61235.恋をすると、あり得ないことでも信じてしまうものである。(ver.0)

61236.耐え忍んだ事柄は、甘美な記憶である。(ver.0)

61237.ひとは、その生涯に於(お)いて、まことの幸福を味わい得る時間は、これは、百米(メートル)十秒一どころか、もっと短いようである。

61238.会社には、たくさんのビジネスの渦がある。その回りを漫然と漂っているだけであれば、それにのみ込まれてしまう。

61239.一回でも実践してみると、頭の中だけで考えていたことの何倍もの「学び」がある。理解度が深まることで、頭の中が整理され、アイデアが浮かびやすくなる。新しい道も開けてくるだろう。

61240.1年かけて考えても分からなかったことが、走りだしてみたら1日で分かってしまうこともある。100%をめざしてじっくりと準備をするよりも、60%の段階でとりあえず走り出せ。

61241.商いのコツは、ヒトツ、絶対、怒らないこと、フタツ、説教垂れぬこと。

61242.Seize The Day.(今を生きろ)──カルペ・ディエム[ラテン語]

61243.商売というのは、「儲けよう」と思うと失敗します。自分の手元に少しでも利益を残そうとすると、設備投資をケチったり、人件費を安く抑えたり、粗末なものを仕入れたりして、商品のクオリティーを結果的に下げて……

61244.言葉は、精神の顔である。

61245.生死(しょうじ)、本(もと)無(む)なれば、学(がく)すともかなうべからず。

61246.苦労してきた人間、挫折の経験のある人間ほど大きく成長するというのは、少々のことでは動じないし、過去の経験を活かして、適切な判断を下すことができるからである。

61247.本は人ではないが、生き続ける。

61248.おれは絶対に金持ちになるまい。だが大きな仕事はしてやろう。願わくは人のよくおこないえないことで、しかも社会公益に役立つ方面をきりひらいていこう。

61249.人間にとって一番大事なのは、性根(しょうね)の良さでしょうね。

61250.愚かな人は、すぐに怒りを表す。しかし賢い人は、辱(はずかし)めをも気にとめない。


61251.みんなと歩調を合せるためにも、私はわざと踏みはずし、助平ごころをかき起してみせたり、おかしくもないことに笑い崩れてみせたりしていなければいけないのだ。

61252.私たちの心は、大気のように混ざり合っている。

61253.潜在意識に印象づけられたものは何であれ、潜在意識は私たちの信念にしたがってそれを(現実の世界に)再生産するのです。

61254.どんな人でも愛され感謝され、この世の中で自分は重要なのだと感じたがっている。

61255.企業というものはつきつめて考えれば人間の集団でしかない。それをたんなる烏合の衆ではなく一つの生命体としてまとまったものにするには、その集団のリーダー、つまり経営者が社員から信頼され尊敬されていなけ……

61256.人助けに没頭する人は、満たされない生活を送っていて、実際は人を受け入れる余裕がない。だから、世話の焼き方が過剰だったり、人助けのポイントがずれていたりする。

61257.すべての粗悪な芸術は、善良な意図の結果である。

61258.(クレームのお客様には)「わざわざご足労いただいた」「クレームをちょうだいした」という気持ちで接するようにしたいものです。

61259.仁者(じんしゃ)は憂(うれ)えず。

61260.夜明けの明星のひかり、一番電車のひびき、人の足音、水汲む音、―― 朝の天地は尊くも美しい。心おだやかにして体ゆたかなり。

61261.世界なんて、気持ちひとつで変わるんだよね。

61262.あのひとに在るのは、氾濫(はんらん)している感受性だけだ。そいつを整理し、統一して、行為に移すのには、僕は、やっぱり教養が、必要だと思う。叡智(えいち)が必要だと思う。山中の湖水のように冷く曇……

61263.相手の欲しないことをしないというのも、いたって簡単なようでいて、これがなかなか出来難い。人間は誰にだって自分の好みや癖や感情があるから、それを押し殺して、人の好みを優先させるのは辛いものである。

61264.絶対に、また、どこもかしこも醜いというようなものは稀有(けう)である。

61265.時間が人を左右するのではない。人が時間を左右するのだ!

61266.互いのために尽くすことをやめる時、その瞬間、我々は人間性を失う。

61267.なき人の 今日は、七日になりぬらむ。遇(あ)ふ人もあふ人も、みな旅びと

61268.酒が入ると、秘密が出て行く。

61269.まだ自分に進歩したいという気持ちがあるうちは、相応の体力に応じて、とにかく生き続けることが大切です。

61270.真の信仰の騎士は常に絶対孤立であり、本物でない信仰の騎士は宗派的である。

61271.自然というのは人間に快感を与えることで、人間を動かすんです。

61272.もしも君が、善悪は外にはなくて内にあるという事実にはっきりと気がついたなら、よいことは、「しなければならないこと」ではなくて、よいことでなければしたくない、よいことだけが「したいこと」、そういうふ……

61273.強すぎる信念は心を縛る。

61274.ニュースとよばれる日々の破片が、わたしたちの歴史と言うようなものだろう。

61275.一日は誰にとっても二十四時間しかない。自分で時間をつくり出すことはできないから、時間をうまく割り振って使うようにして、少しでも自分自身の時間を確保するしかない。つまりどれを優先するかというプライオ……

61276.(不快な状況に)対峙するなかれ。我慢ならなくとも、受け入れよ。そうするよう心掛ければ、うまくいく。

61277.数学の圧倒的に多くの論理構造の中で、数の概念は、他の概念によって定義されず、公理とともに、最初の材料を構成する種類の概念に属する。

61278.私は心中(しんじゅう)が好きだが、それは並の自殺よりも贅沢(ぜいたく)だからである。

61279.たいていの女は、家庭的だといわれるより、魅力的だと男にいわれる方を喜びとする。日本の女にとって、家庭的という評価は、いかにも他に能がないように思われるのである。

61280.選択は知恵である。

61281.創造性を伸ばすためにしてはいけない五箇条──5.初々(ういうい)しい感性というものを失ってはいけない。

61282.見る 看る 観る ようくみる

61283.逆境の中で咲く花は、どんな花よりも貴重で美しい。

61284.世の中はしつこい、毒々しい、こせこせした、その上ずうずうしい、いやなやつで埋まっている。

61285.アイデアは「人」そのもの。広く浅く、いろいろなところに首を突っ込んで、多種多様な人に会うことも大事だ。

61286.営業力も技術力も結局は人。仕事は人と人の谷間にあって、人を活かしていかないと企業経営は成り立たない。

61287.どのような人でも、生きて在る限りは、立派に尊敬、要求すべきである。

61288.私は、ただ、見ていなければならぬのだ。苦しむものは苦しめ。落ちるものは落ちよ。私に関係したことではない。それが世の中だ。そう無理につめたく装(よそお)い、かれらを(二階から)見下ろしているのだが、……

61289.世間の動向は自分にどう関わり、また「今、自分は何ができるのか」と問うことが成功の第一歩だ。

61290.こころはいつも下座にあれ ここはひろびろ ここでなら なにが流れてきても そっと お受けできそう

61291.小さい頃から人との関係が無い人は、当たり前のことが通じません。

61292.凶悪犯罪をしたから凶悪な男だとか、そういうふうにはちっとも思えないし、また逆に、自分がいつ凶悪犯になるか、それもわからないですよ。

61293.幽霊──内なる恐怖が外に現れた、目に見えるしるし。

61294.好きなことに情熱を傾けている間は、きっと幸せの空気が漂っているものです。

61295.科学も宗教も労働も芸能もみんな大切なもの。けれどそれらを、それぞれが手分けして受け持つのではなんにもならない。一人がこの四者を、自分という小宇宙のなかで競い合せることが重要だ。

61296.ママが はやく おばあちゃんに なると いいなー。だって、やさしくなって おこらないから。

61297.数学、それは自然に関する科学の固有の一部である。

61298.人生は恐れを知らぬ冒険か、無のどちらかである。(ver.0)

61299.無より有を出(い)ず。

61300.自分の収入を忘れているような人でなくちゃお金が残らぬ。


61301.今辛いのは過去が楽だったからである。過去が辛いと今が楽である。全ての歴史は繰り返される。痛みを乗り越えた先には確かな希望が見える。

61302.楽しい人には草も花、いじけた人には花も草。

61303.少しだけつらいなら、少しだけがんばろう。 がんばったけれど、やっぱりつらいなら、そろそろ逃げよう。 死にたいほどつらいなら、今すぐ全力で逃げよう。

61304.優しさこそ、本当の強さだ。

61305.人間、生きてる限り、現役やないか、と。世の中、面白い遊びや、思うて生きてるかぎり現役や、思いますねん。

61306.目にふれる全ての物は一切合財、宇宙の自然創造物以外の物は、全て人間の心の中の思考から生み出された物でしょう。そうだと分かったら、あなた方の一生も、あなた方の心の中の考え方、思い方で、良くも悪くも作……

61307.一身(いっしん)に味方なし。

61308.事業は無理してはいけない。病人に無理が禁物なように、事業も無理をしたら必ず失敗する。事業経営にあたってまずなすべきことは、大方針を立てること、計算(=採算)の基礎を確立すること。

61309.物をたくさん持っていれば、失うとなるとたくさん失う心配がある。だから、財産家であるよりは、むしろ貧乏であって失う心配のないない暮らしのほうがましだと悟るべきだ。

61310.人が最期を迎えるときに神が知りたがるのは、その人が物持ちだったかどうかではないはずだ。

61311.大きいものに対しては、常に、もっと大きいものが存在する。

61312.今すぐ答えを捜(さが)さないでください。あなたはまだそれを自ら生きておいでにならないのだから、今与えられることはないのです。

61313.近頃の子どもに「お父さんとお母さんとどっちが好き?」って聞くと、ほとんどが「お母さん」って答える。どっちが好きっていうより、父親のことを憎んでる子どもが多い。お母さんが子どもの前でボヤくからだよ。……

61314.百聞は一見に如かず、百見は一考に如かず、百考は一行に如かず。

61315.なんでもある世の中で 本当にほしいものを見つけた人は それだけでもう、しあわせに近い。

61316.鋭敏な人にとっては、容貌は言葉である。

61317.徳を以(もっ)て人に分かつ、之(これ)を聖と謂(い)う。財を以て人に分かつ、之を賢と謂う。

61318.生まれたからには、幸せになるのだ。

61319.本を読み過ぎても、悪い副作用はありません。

61320.君たちの時間は限られている。その時間を、他の誰かの人生を生きることで無駄遣いしてはいけない。

61321.不滅の肉体はない。不屈の精神があるのみだ。

61322.人間はどんな人にでも老いと死だけは平等にやってきます。年を取りたくなければ死ぬしかありません。

61323.アメーバ経営とは、アメーバ(採算単位)同士が助け合い、切磋琢磨し合う結果としてともに発展していくこと、そして、アメーバ間の取り引きが市場ルールでなされることにより、「生きた市場」の緊張感やダイナミ……

61324.どのような厳しい状況にあっても、それを正面から受け止め、誠を尽くし、誰にも負けない努力を続けることが、成功するためには必要なのです。

61325.もしも「○○がない」ことが悩みだとしたら、なぜそれが悩みだろうか。事実なら受け入れればいいし、受け入れるしかない。受け入れれば悩みはなくなる。もし○○がほしいなら努力すればいい。もし手に入らなけれ……

61326.どんな酒かて寝かせれば、ええ味に変わるかもわからん。

61327.日々日々につもる心のちりあくた 洗ひ流して吾(われ)をたづねむ

61328.男はだれでも死について想っている。男にとって「いかに死ぬべきか」という問いは、「いかに生くべきか」という問いよりも、はるかに美的にひびくのだ。

61329.過去の延長線上に(企業の)未来はない。

61330.小説に於(お)いては、決して芸術的雰囲気をねらっては、いけません。あれは、お手本のあねさまの絵の上に、薄い紙を載せ、震えながら鉛筆で透き写しをしているような、全く滑稽(こっけい)な幼い遊戯であります。

61331.きみはある日、突然おとなになったんじゃなかった。気がついてみたら、きみはもうおとなになっていた。なった、じゃなくて、なっていたんだ。ふしぎだ。

61332.この世で成功する人は、代名詞の使い方に気をつけねばならない。“私”を1回言う間に、“あなた”を20回言いなさい。

61333.つねに反省を怠らない者は、なしたる事がみな良薬となるが、つねに他の過失を責める者は、心を動かすことがそのまま自分を傷つける凶器になる。

61334.努力。そんなものは、ただ、飢餓の野獣の餌食(えじき)になるだけだ。みじめな人が多すぎるよ。

61335.知らぬ間に 撮られた写真 気に入らないが そのままの自分が 写っている

61336.人類がそもそもの初めからいだいてきた印象や感情を理解する能力が、私たちの誰にも潜んでいる。

61337.不安に支配されると、人は消耗していきます。心にとっての最大の敵は、不安なのです。

61338.不倫が夫婦より面白いのは、どちらもエエところばかりを見せ合うからである。

61339.ほんとうに、人間、淋しくなると思わず、「お母さぁん」と言うんですよ。お父つぁんとは絶対に言わない。親爺、しっかりしろよ、ほんとうに。

61340.読書は充実した人間を作り、会話は機転の利く人間を作り、書くことは正確な人間を作る。

61341.武士道なんてろくなもんじゃないな。(「忠臣蔵」というのは)仇を討つことは素晴らしい、どんなに困難でも仇は取らなければいけない、それが日本の心なんだということを教えてるんだよね。

61342.戦争とは、要するに殺し合いで、お互いに“正義”を立てます。どちらも聖戦ですから、やっかいです。

61343.運命のよくないとき、運命にこだわれば、運命に負けてしまう。

61344.一人の人間が死んだというのに、外界はまるでそんなことがなかったかのように、先程と同じ営みを続けている。

61345.この世に生まれたものは、死ななければならない。生けるものは、いつか、それぞれの小さな死を死んでゆかなくてはならない。

61346.大体、知識いうのは本に書いてあることをそのまま物うつしにしておぼえたり、知ったりすること、だからそれをそのまま伝え、教えるのは、私なら何やら気恥ずかしい。知ってる(※だけ)ということは、……

61347.第三者の評価を意識した生き方はしたくない。自分が納得した生き方をしたい。

61348.親からもらった銭、企業が宣伝のために投じた銭、そういう銭は(観劇料としてもらっても)あまりありがたくないし、その手の銭で成り立っている芝居などどうせたいしたことはない。

61349.子どもの頃に読んだ、あるアートの本の中に、若いアーティストは自分に正直に、と書いてあったんだ。それで、僕はどちらかというと平凡な人間だったから、当たり前なやり方をしてみることに決めたんだ。

61350.自ら働いて得たパンほど、うまいものはない。(ver.0)


61351.少しは生きる苦労があった方がいい。あまり平坦な一本道は歩かない方がいい。王様たちが万事思いのままだとすれば、気の毒なことだ。

61352.平均的な人間ほど何か問題が起こると、自分の外に原因があると考えます。そういう人は自分の置かれている状況や、環境、境遇などを嘆いたり、恨んだりしますが、すべての問題は、その人の潜在意識に蓄積された心……

61353.いつだって革命は、僻地(へきち)の住人の熱狂から始まる。

61354.人生は解かれるべき問題ではなく、経験されるべき現実である。

61355.人は花束のよう。みんな色が違っていて、においも違う。だからこそ、一緒になると素晴らしい。

61356.女性が毎日やっている普段の仕事は、大抵、創造的生活や思索的生活、あるいは聖者のような謹厳(きんげん)な生活とは、縁遠いものである。

61357.同じ草でも、どうしてこんな、むしりとりたい草と、そっと残して置きたい草と、いろいろあるのだろう。可愛い草と、そうでない草と、形は、ちっとも違っていないのに、それでも、いじらしい草と、にくにくしい草……

61358.病気の時には自分が一歩現実の世を離れた気になる。他(ひと)も自分を一歩社会から遠ざかったように大目に見てくれる。こちらには一人前(いちにんまえ)働かなくてすむという安心ができ、向こうにも一人前とし……

61359.死んでいく のではない お浄土に 生まれゆくのだ

61360.大山動かすも小石から。

61361.花が咲いている すぐ近くまで 虻(あぶ)の姿をした他者が 光をまとって飛んできている 私も あるとき 誰かのための虻だったろう あなたも あるとき 私のための風だったかもしれない

61362.人間は弱いものをいじめてはいけません。

61363.われらの命は、体ばかりで生きているのでもなければ、はたまた心ばかりで生きているのでもない。

61364.転んでも、ただでは起きるな。

61365.学問に時間を費やしすぎるのは、怠惰である。

61366.「君は工作がうまい」「料理ならナンバーワンだね」と、自分がうまくできることを、先生や親からほめられれば、子供はコンプレックスを感じないですむ。自分に自信を持ち、得意なものをもっと伸ばして、自分……

61367.もしあの人(=キリスト)が愛そのものならば、何故、ユダを最後は突き放されたのだろう。ユダが畠で首をくくり、永遠に闇に沈んでいくままに棄てておかれたのか。

61368.大切なのはやる気です。問題意識をもって日常業務に取り組む積極的姿勢と不断の向上心が、将来において大きな人間の成長を約束してくれる。

61369.小説を、くだらないとは思わぬ。おれには、ただ少しまだるっこいだけである。たった一行の真実を言いたいばかりに百頁の雰囲気をこしらえている。

61370.私は勝利を盗まない。

61371.数学が頭の体操であるとするなら、(普通の人が)興味をそそられる数学の基礎課程は、数学の学習に際して不可欠な、頭の情緒的トレーニングと見ることができる。

61372.亡くなった人が後に遺(のこ)してゆくのは、その人の生きられなかった時間であり、その死者の生きられなかった時間を、ここに在(あ)るじぶんがこうしていま生きているのだ。

61373.冒険を恐れぬ勇気、それが己の魂を輝かせる。

61374.性欲の対象にされていることと、愛されていることとは別。

61375.燃え尽きる人は皆、善良な人です。

61376.信仰とは人生の意義の悟得であり、その悟得より生まれいずるもろもろの責務の認識である。

61377.絶対に消極的な言葉を使わないことだ。「駄目だ」「つらい」「困る」というような言葉を使っていると、心はいよいよ消極的になり、すべてがうまくいかなくなる。

61378.人の仕事は自分の仕事を見つけ、それに全身全霊で打ち込むことである。

61379.ソフト産業は、安全運転ばかりやっていると具合が悪い。

61380.人は歩んできた道によって作られるの。すべての思い出が、今の私たちを作っているのよ。

61381.「暇だ、暇だ」と言っている人は、どんどん暇になっていきます。だって、暇だと言っている人に、人は仕事を頼みません。「忙しい」と言っている人に頼みたいのが人情です。だからたとえ暇でも、忙しいふりをした……

61382.経験は授業料の高い学校であるにも関わらず、愚者は他の学校で学ぼうとはしない。

61383.絵本のような子どもの本の読み方に教えられるのは、読書というのは自分の時間の手に入れ方なのだ、ということです。

61384.国際化って、そうむつかしいことじゃないんだ。五親等以内に外国人がいることだ。

61385.海を前にする時、言葉は不要だと思う。

61386.受験勉強なんて、何の役にも立ちません。要するに記憶力とクイズでしょう。金太郎飴みたいな人間を作り出しているだけで、本当に頭を使う受験勉強なんてほとんどない。現場の仕事には何の役にも立ちません。

61387.いつもつぎのことを考えなさい いま自分は何をしているのか 自分のしていることは 自分にとって大事なことなのか 人にとって大事なことなのか そして大勢の人にとって大事なことなのか 国じゅうの人にとっ……

61388.幸(さいわい)に明日という日が恵まれたら、新しい贈り物として、感謝のうちに迎えよう。

61389.クリスマスはお祝いをしてすぐに忘れてしまうような、ただの日ではありません。それは私たちの人生の至る所に浸透すべき精神なのです。

61390.本当に自分に自信がないと、自分を笑うことはできません。自尊心を持ち、バランスのとれたものの見方ができれば、自分の欠点を笑うことができます。

61391.女が一番いきいきと魅力的にみえるときは、ある目的のため(=後ろめたいことを男に隠すため)に、ウソをついて、必死に演技するときだろう。

61392.2人以上の人間が同じ屋根の下に住むには、努力と忍耐とあきらめが必要です。家族とはそれ以外の何物でもありません。

61393.積極的なことを考えただけで、その心の中に燦然(さんぜん)たる光りがでてくる。そして、その光りが闇を消す明かりなんだよ。

61394.異常に激しい嫉妬は多くの場合、その人が父親や母親から真実の愛情を受けていないときに生じます。

61395.もう二千年も前から孔子がすでに言っているだろ。「学んでいよいよ苦しみ、極めていよいよ迷う」と。いい悪いがわかればわかるほど、人間は苦しいんですよ。

61396.ファンタジーのない者は私の音楽に近づくな!

61397.変人というのは自分の世界を持っていて決断できる。

61398.ニートたちがこぞって口にするのが、「したいことが見つからない」というセリフである。私はそうではないと思う。ニートたちは目を閉ざしているだけだ。すぐ目の前にある「したいこと」を見ようとしないだけなの……

61399.トラブルに遭遇したら、「これを乗り越えれば、自分は一段階スキルアップできる。人間的にも一段階ステップアップするチャンスなのだ」と前向きに考えよう。常に前を向いていれば、前途のかすかな光明も、……

61400.「教育は平等であるべきだ」という考え方に異論はない。だが今の教育は意味のない部分で平等に神経をとがらせすぎている。


61401.ロマンチックというのは、人生が一瞬、あけぼの色に、仄(ほの)明るんでくることです。

61402.学ぶためには、いつも自分の心が開かれていなければならない。

61403.人間各々(おのおの)一様に耳目鼻口(じもくびこう)を具備する動物だ。この間に一頭地を擢(ぬ)かんとするは大概の事でゆくものか。

61404.人間の愚かさをまなぶために、本は読むべきだ。地球上でもっとも思いあがっているのはまちがいなく人間だろう。

61405.役に立たないものでも、生かして使っていくところに、思いやりというものが「もののあわれ」として出てくると思います。

61406.自分の才能なんて、自分で見つけるもんじゃないんだ。

61407.誰もが国語を習得できるのだから、幼児から適切な指導をすれば誰でもヴァイオリンを弾くことができる。

61408.精神的健康を保つ秘訣は、絶対に気の合わない人間とは、絶対に会わないことである。

61409.劣等意識など捨て去り、「好きな自分」のイメージをできるだけたくさん持つように心がけてみてください。「なりたい自分」「こうありたいと思う自分」を、積極的にイメージするのです。他の人と比べる必要などあ……

61410.人は、親しむべき友と親しむべきではない友とを見分けなければならない。

61411.個々人が、自分の関心を持つ事柄に影響を及ぼすことができると感じられれば、世界をより良い場所にすることができる。そのためには、人々が選択の自由を行使できる環境をつくる必要がある。

61412.事実というのは、注意深く、ゆったりと進行するものだ。

61413.生涯を通じて打ち込める仕事を持てるかどうかで、人生の幸不幸が決まります。

61414.お金は善である、非常によいものである、と考えるべきです。

61415.私の考えでは、ヘンシンするのは仮面をつけたときではない。人はむしろ、仮面をつけたときには安心して本当のことを言える。だが、裸にされたら、本当のことを言ってはいられない。

61416.おしゃれな人は老けません。

61417.その生真面目な心が、他人も自分も傷つける。

61418.不正確な分銅で目方を量る者に、災いあれ。

61419.「今日一日、“怒らず、怖れず、悲しまず”を実行したかどうか」 「“正直、親切、愉快”に人生の責務を果たしたかどうか」、少しでも自ら省みるところがあったら、「明日は、今日よりも、もっと立派な人間……

61420.時はすべてを忘却させる神の霊薬なり。

61421.むなしけれ 百人千人たたえても わがよしと思ふ日のあらざれば

61422.死は、生命の最大の発明である。

61423.愛の傷は永久に後に残るの。死の到来と共に傷は消えるかもしれないけれど、臨終の時までずっと痛みは続くわ。

61424.「歓喜、成功、富、英知」これを口癖にし、心の中に書きとめなさい。

61425.私を取り囲む一切が 久遠(くおん)の過去から 今におよぶすべてが 私への説法である

61426.北風が勇者バイキングを作った。

61427.人間はいろいろな目標を立てるが、ほんとうをいうと、その目標が到達されるかどうかは真の問題ではないのではないか。ただそういう生の構造のなかで歩いていること、そのことが必要なのではないだろうか。

61428.野の花がどうして育っているか考えてみるがよい。

61429.争いではなく、創造することが富を増加させる鉄則である。

61430.早く馬を走らせるものは、また早く馬を疲れさせもする。

61431.今まで自分と思っていた肉体は、自分ではない。自分という気体が生きるための必要な仕事を行う道具。心またしかり。気が生きるために体というものをこしらえ、心というものをこしらえた。

61432.どんなに忙しくても、相手に「自分は大事な人間だ」と思わせる努力を怠ってはならない。

61433.私一人を 生かしている背景に 天地総力をあげての おはたらきがある

61434.うれしいときはみんなで喜び、失敗したときは、みんなで考える。

61435.思考は期待、信念、反復によって潜在意識に伝えられる。そして潜在意識の奇跡のもたらす力は、そこに刻みつけられた印象にもとづいて作用する。つまり、潜在意識は、その人の習慣的な考え方に応じて反応する性質……

61436.ポストや地位がその人を磨く。

61437.正直で勤勉な人が、必ずしもこの世の中で恵まれないのは、潜在意識の使い方が上手でなかったからだ。

61438.逆境時の友は真の友であるとは限らない。助けて優越感を感じたり、傷をなめ合ったりする相手に過ぎない場合も多いからだ。

61439.人間をダメにするのは窮乏よりも過剰である。

61440.お金は召使いは与えるが、忠誠は与えない。

61441.女の子は、おそらくおモメさん(=お嫁さん)の晴れ着、周囲の祝福といったことを通じて、人生の「主役」を演じることの華やかさにあこがれるのだと思うが、現実の花嫁はあまりにも、はかない。それは、女の一生……

61442.人間の性格は、人生のあらゆる段階で他人との交流から強い感化を受ける。

61443.勘が鋭くなるのは脳が対象に対して集中的に働くときである。

61444.一生の計は、幼きにあり。

61445.子供は親にとっては宝だが、他人が見るとただのガキだ。

61446.明るい家族とは、親も子も遠慮なく話しあえ、何を今、それぞれが大切だと思って生きているかを知っていることではないでしょうか。

61447.どだい、この世の中に、「孤高」ということは、無いのである。孤独ということは、あり得るかもしれない。いや、むしろ、「孤低」の人こそ多いように思われる。

61448.体は、言ってみれば、私たちを運ぶ乗り物である。与え、愛し、動き、感じるときの伝達手段だ。体がうまく機能しないなら、その他のこともうまくいかないのは、明らかである。

61449.をさなごは畳のうへに立ちて居り このをさなごは立ちそめにけり

61450.ムリするって不自然ですよ 自然がいちばんです


61451.人生は何もないことが当たり前。その中でちょっといいことがあったら、それはもう望外の幸せなんだと思っています。

61452.不幸なら不幸なほど、人は私は幸せという幻想にしがみつきます。

61453.身体には鍛練、心には読書。

61454.笑うと心が強くなる。そーすると、けっこーうまくいったりするんだよ!

61455.本は読んでも忘れることができる、忘れたらもう一回読めばいいという文化なのです。

61456.音楽を聴くのに頭なんて必要ない。

61457.にんげんの最後の疎外は自分の想像力からの疎外であり、それからの解放、自らの内臓の壁への落書きだけが「詩の創生」につながる、もっともラジカルな闘いだということになるのである。

61458.たのしみは常に見なれぬ鳥の来て 軒遠からぬ樹に鳴きし時

61459.いくら水をのんでもたりないような渇きに似たものが人間の愛であり、愛の渇きは、愛のあるかぎり、満たされないということを意味しているのかもしれない。

61460.思わせ振りを捨てたならば、人生は、意外にも平坦なところらしい。

61461.愛とは、自分と人とをつなげるものだ。

61462.老人を大切にしない国はどこかが歪(ゆが)んでいる。

61463.興味の湧くところにやる気も生じる。

61464.恐怖はまやかし、実在しない。恐怖がはびこる場所はたった一つだ。それは未来を思う私たちの心。恐怖を生むのは私たちの想像力。人は、今起きてないことや将来起きるかどうかわからないことを考えては、恐れてい……

61465.女というイキモノは、(かわいそうに。苦労したね)とか、(たいへんだね)などといたわると、よけい、ヘナヘナとへたばって甘えてしまう所がある。

61466.(不祥事を起こした際の)メディア対応で重要なのは、「逃げない」「隠さない」「ウソつかない」。

61467.人間は、自分自身を自分で操っていると信じきっているが、果たして本当に自分自身を自分で動かしているのだろうか。(中略)“重要”なとき、自分自身の判断でないもの(=霊的な存在)がタッチする。

61468.いちばんのさいわいに至るために、いろいろのかなしみもみんなおぼしめしです。

61469.「人間の可能性は無限大!」と安易によく言われる。だがそれには、「もし人間が永遠に生きることができれば」、なおかつ、「無限に努力し続けることができれば」という前提条件があることを忘れてはならない。

61470.高利を取って貸す者は、犬にも劣る。

61471.人生は夢に似て、何の価値もない水泡にすぎない。諸君が毎日見るように、瞬時に過ぎ去って、とどまることがない。

61472.時代は年寄りが作るものではないのです。

61473.私は、悲しい時に、かえって軽い楽しい物語の創造に努力する。

61474.自分の怠惰と無関心と不精とに報酬があると期待するのは間違いです。

61475.見た目にはかなり危険でも、読み切っていれば怖くはない。剣豪の勝負でも、お互いの斬り合いで、相手の刀の切っ先が鼻先1センチのところをかすめていても、読みきっていれば大丈夫なんです。

61476.せめて誠実な人間でだけありたい等と、それが最低のつつましい、あきらめ切った願いのように安易に言っている恐ろしい女流作家なんかもあったようですが、何が「せめて」だ。それこそ大天才でなければ到達出来な……

61477.沢辺の野生の雉(きじ)は、十歩歩んでやっとわずかの餌にありつき、百歩歩んでやっとわずかの水を飲むのだが、それでも籠の中で養われることを求めはしない。

61478.十分に熟達した技術は、魔法と見分けがつかない。

61479.泳ぎについて知っていても、泳げるとは限らない。

61480.たのしみは珍しき書(ふみ)人に借り はじめ一ひらひろげたる時

61481.人の悲しみがわかること、そして自分もまた悲しいと感じることが、宗教の本質ではなかろうか。

61482.考えることが快楽でない人はためらわない¥。すぐに性根を問題にする。

61483.投資の素人は、利益が出ると、「もっと」と欲を出し、損をすれば、「取り返さなくては」と焦る。みんな気持ちが空回りして、頻繁に売買をくり返すが、たいてい良い結果にはならない。

61484.ART(芸術)──RAT(ネズミ)の組み合わせ文字から一字を動かしたもの。

61485.永遠の幻影を持たない人は、真に時を理解することは決してできない。

61486.かなしみを しきものにして しじゅうすわってると かなしみのないような いいかおになってくる わたしのかおが

61487.私たちは、一人で歩くことはできない。そして歩くとき、私たちは常に前に進むと誓わなければならない。私たちは引き返すことはできない。

61488.よい一日を──かんがえてみれば、ひとがひとにいえる挨拶として、それ以上の言葉はない。

61489.アイデアは、個性的でまとまりのない、荒くれ者集団の姿で、やって来る。

61490.声は小として聞こえざる無く、行いは穏として形(あらわ)れざる無し。

61491.私たちはクリスマス・シーズンを、単に物をあげるだけの機会ではなく、それよりもはるかに大切なもの・・・自分自身を与える機会とすべきだ。

61492.自分の力を常に100%出していれば「1」なんだよ。3分の3は「1」、10分の10も「1」。自分を一生懸命生きている人間は、みんな一緒なんだ。これは平等なの。それを100やった人が偉いとか、金持ちと……

61493.生から死への人生は引き算の人生、逆に死から生へという視点に開かれてくる人生というのは足し算の人生でしょう。

61494.根気・根性・性根(しょうこん)、それが人間を決定する。ほんものはつづく、つづけるとほんものになる。

61495.精神はすべてに役立つが、何に対しても十分ではない。

61496.日本の政治家に失言が多いのは、準備もせずに思いつきを話すからではなかろうか。

61497.ドキドキするような人生とは、常に夢や望みを抱いて生きることではないだろうか。好奇心を持ち、新しいことにチャレンジする意欲を持ち続けることではないだろうか。

61498.頭をうち つまずくので 自分の殻が破れる おろかなるゆえ これをくりかえしあゆむ

61499.権勢を持ちながら勢いをもって人に臨(のぞ)まない事は難しい。

61500.我々の知っているすべての科学のうちで、あらゆる偽りや不確かなものに汚されていないのは、算数と幾何だけである。


61501.三十九年間皆勤賞ですが、これはすべていかに勝つかということだけに絞って生活しているからでしょう。酒も煙草もやめました。辛くても我慢には慣れています。

61502.僕の体験から言えることは、好きなことで、ぜったいにあきないものを一つ、つづけてほしいということです。

61503.勲章ほど、付けている人と見る人とのギャップが激しいものはない。しかも、退屈な人、もうろくした人ほど勲章を欲しがる。もらってようやく自分が高く評価されたような気になるのだ。

61504.あなたの子どもはあなたの子どもではない。待ちこがれた、生(せい)そのものの息子であり娘である。あなたを経てきたが、あなたから来たのではない。あなたとともにいるが、あなたに属してはいない。

61505.(自分の中の)地下水脈から本当に湧いてきたもの(=音楽)は、震えるような感動を味わう曲になる。

61506.不安ていうのは、他人を巻き込む力が強いんです。だから、不安の強い人は、なんとなく嫌われることが多い。

61507.おのおのの人が自分の心の内部にあるコンプレックスを開発してゆく代わりに、それを補う人と結びつくことによって、手っ取り早く相補性を獲得する。

61508.疲れたえー(A) 疲れたびー(B) 疲れたしー(C) 疲れたでー(D)

61509.人間とは生きることさえ苦であり、果(はか)なく空しい存在である。

61510.心の中のクリスマスこそ、クリスマスの雰囲気をかもしだすもの。

61511.友の憂いに我は泣き、我が喜びに友は舞う。これが友情というものだ。

61512.人をちがえるのは、ただ一つ 何をうつくしいと感じるか、だ。

61513.もし彼ら(=青年)の追求する目的が大きく高い場合には、(過失によって)彼らの流す血は実に美しく、そのような過失は断じて悔恨を伴うことはない筈である。それは若気のあやまちなどではもちろんなく、青春時……

61514.いつか幸運が訪れることを期待して、努力を続け、ボールを打ち続けなさい。

61515.規律なしの人生は存在しない。

61516.人の世のならいの中で、大きな意味があると、誰もが思っているもの、──身すぎ世すぎの仕事、子供、結婚、そういうものが(人生の中で)残るとは限らない。形になって残らない、いろんな記憶が、むしろ人生の最……

61517.こんなに空が青くて、こんなに小鳥がさえずっていて、音楽も、きれいな衣裳も、そして壺(つぼ)いっぱいの花までもが、みんな自分のものだと言うときに、こわくない人なんてあるはずがない。ああ、すばらしい朝……

61518.「考えよ。語れ。行え。」 3つの動詞を、じぶんがどれだけ新しく、ゆたかに生きられるかどうか。

61519.人間は川のようなものだ。水はどんな川でも同じことで、どこへ行っても変わりないが、川そのものには細流もあれば、急流もあり、また大河あり、水澄んだものあり、濁るものあり、冷たいもの、温かいものありとい……

61520.自分を信じろよ! 誰も、何も信じられなかったら、自分を信じろ!

61521.私は探し求めない。見出すのだ。

61522.純粋数学者は音楽家と同じように、整えられた美しさを持つ独自の世界を自由に作り出す創作家である。

61523.可能な事を行う政治ではなく、不可能と思われる事を可能にする政治。(要約ver)

61524.自分のかかえる問題について、くよくよ悩むな。

61525.兄弟ほどの友もなく、兄弟ほどの敵もいない。

61526.七回着てみてから裁断せよ。

61527.客の前で毎晩歌っていれば、客が何を聴きたがっているか、わかるようになるよ。そうなると、歌を作るのはもっと簡単になってくる。

61528.偽善は流行(はやり)の悪徳だし、流行の悪徳ならなんでも美徳として通用するんだ。

61529.論理構造のあらゆる厳密さをひっくるめて、数学は美学の法則に従う。

61530.人が死んだ後の状態というのは、人が生まれてくる前の状態と同じである。そう考えれば、「死」というものも、それほど怖いものではなくなる。

61531.別れには、別ればなしなど必要はないのだ。不用意に、「もし……したら別れる」と放言したときから、すでに別れははじまっており、愛は滅びはじめたのだ。

61532.国の繁栄は、老人の扱いによって決まる。

61533.鏡の面になにか書いてあれば、ものは映らんでしょう。われわれの鏡には黒々と「われさえよければよい」と書いてある。だからして、ものが正しく映ってこないのです。

61534.人間は、何か目当てがないと生きて行けないのだ。

61535.ひっかき過ぎると肌を傷つけるように、しゃべり過ぎると心を傷つける。

61536.詩ぐらい、せめて一人から一人へ、手わたすような仕方で読みたい。そう思うのです。できるならば、歩きながら、なにげなく。

61537.私には、私の愛する犬に対する中傷に対し異議を申し立てる権利がある。

61538.上に対策あれば、下に対策あり。

61539.私は人間関係の最も基本的なものが夫婦であり、最も洗練されたものが友情だと思う。

61540.無意識も意識も荒れはて、傷つき、屈折しているのを、どうやってこえたかというのが、大衆芸の本質だといってよい。

61541.最初に結論や主旨が示されれば、それに沿って注意を集中させることができるので、聞きもらしや、聞き違えも起こりにくい。

61542.諦めましたよ どう諦めた 諦めきれぬと諦めた

61543.老いての後学(こうがく)

61544.恋ほど素晴らしいものはない。

61545.よしよし、眠れるうちに眠っておけ。明日はまた踏んだり蹴ったりされ、くやし泣きをしなくちゃあならないんだ。

61546.忍耐は力よりも貴く、辛抱は美よりも貴し。

61547.全ての条件が同じなら、最も単純な理屈が正しい。

61548.猫ほど自由な動物はいない。猫は最高のアナーキストだ。

61549.性の願望は人間の願望の中で最も強力なものである。この願望に駆られるとき、人は普段には見られないような旺盛な想像力や勇気や意志の力や忍耐力や創造力などを発揮するものである。

61550.いかなる距離も血縁を断ち切らず、兄弟は永久に兄弟なり。いかなる激烈な無情も憤怒(ふんぬ)も、この磁石にまさることなし。


61551.敵に勝つ最善の方法は、どんな挑戦にも相手にならず、黙って自分の仕事に打ち込むことだ。

61552.自分が引退して悔いを残すのは本物じゃない。オレ、あんときもうちょっとやっていれば防衛できたとか、そういう言い方好きじゃない。

61553.若いときの失敗(しくじり)はとりかえせるけど、年をとってからのやりそこないは、なおしがきかない。だから人生ってやつは、前半より後半を大切にしないとね。

61554.本気で人を幸せにしようと思ったら、自分が傷つくことくらい覚悟しなくちゃいかんのだ。

61555.かんしゃくの くの字を捨てれば かんしゃなり 一字違いで 心愉しむ

61556.いい男の条件の一つは、「格好をつけ、やせ我慢ができる男」である。例えば、ひとりの女を心の底から愛しているとする。だが自分と一緒になるよりも、その女が幸福になる生き方の選択があるならば、自分の気持ち……

61557.悩みは自分の心が生み出している幻である。現実を認めれば悩みはなくなる。現実を認めた上で、諦めるか、努力するかを選ぶだけのことなのだ。

61558.思考は言葉となり、言葉は行動となる。行動は習慣となり、習慣は価値観となる。価値観は運命となる。

61559.自分の手で、自分の一日をつかむ。新鮮な一日をつかむんだ。スがはいっていない一日だ。手にもってゆったりと重い いい大根のような一日がいい。

61560.愛はうつろう海のようなもの。海は出会った海岸の形になり、海岸によってその姿を変える。

61561.同盟──国際政治において、お互いに自分の手を相手のポケットに深く差し入れているため、単独では第三者のものを盗むことができないようになっている二人の盗人の結びつき。

61562.帰る家(うち)、ホームがあるという事実は幸せにつながる。良いことだよ。

61563.アイデアは頭からではなく、体から生まれる。アイデアを生み出しやすい体のことを、僕は「アイデア体質」と呼んでいますが、もしいいアイデアを出せるようになりたいなら、体質をアイデア体質に変えるしかない。……

61564.幸運の狩猟者ほど軽蔑すべき性格はない。

61565.人間なんて、どんないい事を言ったってだめだ。生活のしっぽが、ぶらさがっていますよ。

61566.およそ人生の一切の事件は、ほとんどそのすべてが自己の心で解決される。

61567.詩は、いま、ここに、一人の私が耳を澄ます澄ましかた、ものを見る見かた、深く感じる感じかたなのだ。

61568.自分を愛してくれる者のために死ぬのは容易しい。しかし自分を愛してもくれず、自分を誤解している者のために身を捧げるのは辛い行為である。

61569.読書というのは本来、そうしたちがった人びとのもつちがった言葉にむきあう一人の経験を土台としています。

61570.人込みにいるときは、 背伸びをして遠くを見よ、先に何が起きているかわかる。

61571.口数の少ないのが最上の人。

61572.できる上司は往々にして細かくうるさい。

61573.世の中の人は、パンの問題に苦しむというが、実は、パンを求むる心に苦しめられているのである。

61574.ハイ・ミスは、みんなそんな(=誰かが愛してくれたら、スグサマ愛し返そうと身構えてる、自分からはうごかない)ところがある。弱みを見せないようにしている。向こうが弱みを見せたら、こっちもすぐ見せるよ、……

61575.「たのしみ」の究極は、「権力欲」にいきつく。

61576.言葉の「普通」を覚えることから始めないと、(使ってはいけない言葉を使うという)とんでもない間違いを犯すことになる。今の笑いは何かっていうと、最初から笑いを覚えてるよね。「普通」がわからないか……

61577.楽と苦は一(ひとつ)なり。

61578.(自分を)一生懸命生きている人間は、すべて尊重しなくてはいけない。

61579.明るい言葉は、起こったことすべてを明るく見せる力を持っている。

61580.子供たちは、自分が作ったものでなければ、ますます忌まわしいものに思える。

61581.運命というものは、人をいかなる災難にあわせても、必ず一方の戸口をあけておいて、そこから救いの手を差しのべてくれるものだ。(ver.0)

61582.ぼくが、一生に会える、ひとにぎりの人の中に、あなたがいました。

61583.人生とは現在の時点で、誠実に生きていくほかは、ないのかもしれない。

61584.少年時代には、あらゆる本が占いの本で、未来を教え、長い旅路を見通す占い師のようだ。

61585.私は「試練」を経験することが、人間を大きく成長させてくれるチャンスになると考えています。実際、偉大なことを成し遂げた人で、試練に遭ったことがないという人はいません。

61586.いいんだ、いいんだ。人生こんなもんだぜ。ウン、こんなもんだよ。

61587.小さなことも誠実に行えば、大きな幸福に結びつく。

61588.(数学において)計算よりもむしろ考え方を主な拠(よ)り所とした解答は、知性に糧を与えるものである。考え方はこんなにも簡単で、それからこんなにも重要な結果が導かれるのかと、ただただ驚くようなこともよ……

61589.笑いは人の薬。

61590.自尊心を失う十八の心得──4.自分の頭で考え、自分で決めることをしない。自分が考えたり、言ったり、したりすることに、いちいち他人にお伺いを立てて許可や同意を求める。

61591.すべては練習の中にある。

61592.誰ひとり尊敬する相手がなくなると、人は愛することをやめ、愛を持たぬようになると、何かに没頭して気をまぎらすために情欲や卑しい快楽に溺れて、あげくのはてには畜生同然の罪悪を犯すようになります。

61593.「子供とのつきあい方」のアドバイス、それは、「子育てをがんばらない」ことです。一生懸命、よかれと思ってやったことを否定されるから、可愛く思えなくなるのです。真剣にがんばってしまうから、理屈が通じな……

61594.潜在意識は豊かな土壌で、意識する心(=顕在意識)は種のようなものである。よい種からはよい実が、悪い種からは悪い実がとれる。

61595.日本は全然豊かじゃないですよ。確かに、家庭用電気製品とかはいっぱい部屋にあるけれども、本当に生活をエンジョイするような時間的、空間的なゆとりがあるか。

61596.百パーセントべったりにならないで、恋人なり夫なりから一日のうち何時間か、何十分かは、全く心を離している時間を持ちましょう。そのゆとりが相手にも安らぎを与え、同時にむしろあなたの愛から目が離せないぞ……

61597.冗談を言う余裕もなくなると人は死んじゃうって考えるのは、単純すぎるかな?

61598.私は会話するように、そして絵を描くように(ドラムを)叩く。

61599.気合いあらば ゆけぬ道なし!

61600.率直なことは残酷なことである。