60001.権力者は7割の批判に甘んじなければいけない。

60002.上からの命令をじっと待っている指示待ち族はいりません。自分で考えて自分で動き出す人が欲しい。

60003.この先、何が起こるかなんて分からない。だから、あなたも今を大切に。

60004.心がくつろいでいるときにある考えを受け入れると、潜在意識はその考えの実現に取りかかります。

60005.美なるものの最も重要な姿は、整っていること、釣り合いがとれていること、明確であることであり、数学は、何にもましてこれらをこそ表現しているのである。

60006.高貴な志操が人生に偉大なものを付与するのだ、と知るがよい。それは捜して見つかる類(たぐい)のものではない。

60007.(義務教育段階における学校での)テストは、(序列化のためのものではなく)子どもたちの学びの過程をモニターし、教育や学習の改善につなげるためのものである。

60008.自分がどんな仕事をしているかが自尊心の源となっている場合、仕事をやめたらそれまでである。

60009.傷を癒すべき時がやってきた。私たちを分断してきた深い溝に橋を架けるべき瞬間がやってきた。建設の時代は、私たちの肩にかかっている。

60010.ある数学者がこう言った。楽しみは真理の発見ではなく、それを探すことにある、と。

60011.人間が変わるのは、ただ一つの方法によってのみです。つまり、人間はその心が変化することによってのみ変わるのです。

60012.世の中には周りの人は私(=自分)の敵だと考えている人が多くいます。うかうかしていると私を陥れかねない怖い人ばかりだと。しかしそうではなく、周りの人は私が求めれば援助をしてくれる、味方をしてくれる仲……

60013.わが行く手が暗くなるにつれ 自分の思い上がりが みえはじめ しんしんとみえはじめ

60014.最近の若い人には、思うようにいかないことに耐える力、専門的にいえばフラストレーション・トレランスの急激な低下が見られる。原因は、家庭で我慢することを教えなくなったからだ。

60015.生まれ落ちてから物心がつくまでは、親が育ててくれます。しかし、人間は物心がついてからあと、死ぬまでは自分が自分の親になって自分を育てていかなければならないのです。

60016.「その友のために」いや、「人間のために自分の命を捨てるほど大きな愛はない」 それこそが人々に無力にみえようとも、神の最高の存在証明なのだ。

60017.誰にも負けない努力をする。地味な仕事を一歩一歩堅実に、弛(たゆ)まぬ努力を続ける。

60018.不幸というのは、幸福の欠如ではないのだ。

60019.絶望には、それを遥(はる)かに凌(しの)ぐ幸せの種が潜んでいる。

60020.遠くの仏より、近くの悪魔の方がいい。

60021.女性は黙っていると、自己破壊的な抑制が働いて、行き詰まってしまうのです。

60022.何を与えるにしても、素早く与えよ。

60023.どうしてそんなに故郷の人たちの思惑ばかり気にするのでしょう。むやみに故郷の人たちの尊敬を得たくて努めている人を、郷原(きょうげん)というんじゃなかったかしら。郷原は徳の賊なりと論語に書いてあった……

60024.「旅をして人間的に成長した」と自慢げに話す人がよくいる。だがそれは、本人の成長願望から生じる錯覚にすぎない。自分で「成長した」と言う人ほど、周りから見れば、少しも成長していない場合が多い。

60025.この世は精神的な世界であり、全世界は形をそなえた精神、神、あるいは宇宙の活力にすぎないのです。創造主と創造されたものは一体なのです。精神と物質はひとつのものです。

60026.女のことを分かっていると言う男は、馬鹿か嘘つきだ。

60027.惨めさの誇示は、憎しみの間接的表現です。

60028.「二辺往来」(=陰陽間の行き来)を行うことによって、自分の人生を、初めて、安全なものへと導いていくことが出来るのです。

60029.われわれが音楽と呼ぶのは、激しい沈黙だ。

60030.施しは、相手の不幸を苦しむことだ。まるで苦しむ責任があるかのように。

60031.後退と挫折は、常にそれと同等の利益の種子を宿していることを忘れずに、それを利益に変えよう。

60032.子どもというのは、一人ひとり、みんな独自の、ユニークな顔をもっていなければならない。それぞれ、その姿のまま誇らしくなければならない。

60033.人間何をしてもいいが、あまり自分を不幸にしてはいけない。

60034.私は今日も明日も、その次の日も自分の道を進まねばならない。

60035.私は、私の作品を、ほめてくれた人の前では極度に矮小(わいしょう)になる。その人を、だましているような気がするのだ。反対に、私の作品に、悪罵(あくば)を投げる人を、例外なく軽蔑する。何を言ってやがる……

60037.パーティーで主役になれるのは、来なかった人だ。

60038.宇宙の無限の広さと豊かさについての観念は、労苦に満ちた創造と自由な自己省察の極限まで行われた混和の成果である。

60039.成功の道は、忍耐と不屈の精神だ。

60040.製品よりも会社が大事だと思った瞬間に問題が起きます。皆が社内しか見なくなり、経営ばかり気にし始めるからです。

60041.私と皆さんの違いは、皆さんには私のハンディキャップが一目瞭然にわかるのに対し、私には皆さんのハンディキャップが何かすぐにはわからないということだけです。誰もが何らかのハンディキャップを抱えていると……

60042.「女を救うため」などという男の偽善には、がまん出来ない。好きなら、好きと、なぜ明朗に言えないのか。

60043.自尊心を失う十八の心得──8.たとえミスをしようと、感心できないことをしようと、人間的な脆(もろ)さをさらそうと、自分はそのとき最善を尽くしているのだということに気づかない。

60044.(恋愛とは)所詮幻影であり、永遠の恋などは嘘の骨頂だとわかっていても、それをするな、といい得ない性質のものである。それをしなければ人生自体がなくなるようなものなのだから。つまりは、人間は死ぬ、どう……

60045.学ぶのに年を取り過ぎたということはない。

60046.笑顔の貯金をすると、優しさという利子がつく。

60047.私は芸術家というものだ。覚えて置き給え。不潔なごまかしが、何よりもきらいなんだ。

60048.自然の力は悪ではありません。それは公平無私なものです。善と悪は私たち自身の心の働きや、私たちの考え方、行動の仕方、物事に対する私たちの態度の中にあるのであって、それ(=自然)自体は悪でも善でもあり……

60049.先へ進もう! 私は進む、そして前方を見る。前方、それだけが私に重要だ。

60050.常に現場を知らないと変化についていけない。


60051.土俵の真ん中で相撲をとるべきだ。余裕が充分あるうちから危機感を持ち、必要な行動を起こさなければならない。これが安定した事業を行う秘訣だ。

60052.人生必須のことを仕遂げるにも、一定の順を踏み、繰り返し、繰り返し計画して行ってこそ、初めて、よい生涯が送れるというものだ。(ver.0)

60053.人の心の奥底は、その一言で分かる。

60054.神は魔術師ではなく、科学者である。

60055.愛し合ってるかい?

60056.食卓の崩壊は家族の崩壊。

60057.人間の生きる意味とか価値とか、そんなものはないよ。最後までね。意味を持たないまま、人間は生まれ、育ち、寿命を迎える。そうして、終わった時にようやく、その生命がどういうものだったのか、という意味が生……

60058.まずロジックで説得する努力を尽くさねばならない。きちんとロジックで説明して、相手の反論に応えていくようにすべきだ。

60059.美人は朝生暮死(ちょうせいぼし)の花だ。

60060.幾何学の精神と繊細の精神の違い──幾何学の精神はその諸原理は明らかであるが、一般への応用にはなじまない。繊細の精神は(その諸原理は明らかではないが)、その原理が一般への応用がきき、すべての人の眼前……

60061.人が見ればつまらないと思われるような仕事にも「馬鹿の一つ覚え」と言われるぐらいに全身全霊を打ち込む人がいる。この姿は全く尊く、見ていても頭が下がる。

60062.批判には慣れております。私にとって、生きていくうえでのBGMのようになっていますので、つらいとも思いません。

60063.ふればぬれ ぬるればかわく 袖(そで)のうえを あめとていとう 人ぞはかなき

60064.やれることはすべてやったし、手を抜いたことはありません。常にやれることをやろうとした自分がいたこと、それに対して、準備した自分がいたことを誇りに思っています。

60065.仕事において何かを成し遂げようとするときは、つねに理想の姿を描くべきです。また、その理想を実現していくプロセスとして、「見えるまで考え抜く」ことが大切です。

60066.彼が旅に出かけようと思ったのは、もとより定(きま)った用事のためではなかったとしても、兎(と)も角(かく)それは内心の衝動だったのだ。彼は、その衝動を抑制して旅に出なかった時には、自己に忠実でなか……

60067.愛の形には限りがない

60068.もしも、うんざりするような、バカバカしい嫌なことがあった時、君だったらどうする? いったい何をする? 俺はそんな時はいつも放浪の旅に出るのさ。小さな荷物とギターを持って、着の身着のままでね。

60069.あなたの名目上の信仰、あるいはある信条、教義、戒律に対する理論的な同意は、頭だけで考えられたことにすぎません。

60070.自然は我々に耳を二つと舌を一つ与えているが、それはもっとよく聞いて、余計にしゃべらないためである。

60071.苦悩をなくしたら、もはや助かる必要もなくなります。問題がなくなったら、そこには人間はおりません。もはやロボットが息をしとるだけです。

60072.主を恐れることは知恵の始まりである。

60073.純粋で気高い思いには、素晴らしいパワーが秘められている。

60074.なくしたくないもの。草の匂い¥。樹の影¥。遠くの友人。八百屋の店先の、柑橘類のつややかさ。冬は、いみじく寒き。夏は、世に知らず暑き。

60075.復讐したい時は、侮辱だけにせよ。

60076.「ムダにした」とあきらめるな。「ムダにしたくない」と考えよ。

60077.女というものは、どんなに生活が苦しくても、境遇が複雑で苦労が多くても、夫と意思が通い合っていると、凌(しの)げるものだ。

60078.映画は、「芸術」であってはならぬ。

60079.諦めなきゃ、必ず救いがある!

60080.物は見下ろすと欠点がよく見えるようだ、見上げるようにすると長所が見えてくる。見下ろして生きるのは不平不満の生き方、見上げて生きるのは感謝の人生だと思う。

60081.ぼくの方で、彼ら(=悪人)の悪のグラマーを一応心得てさえいれば、決して彼らは無軌道に、下手な剣術使いのような手では打ってこない。

60082.自ら心身を労して私立の活計をなす者は、他人の財に依らざる独立なり。

60083.自分が持っていない情報を得ようと思うなら、自分と同じレベルの人とつき合ってもあまり効果は上がらない。同レベルの人には、自分の持っているものと似た情報しか入ってこないからだ。自分よりも年上の人や年下……

60084.悪徳が悪徳を発見する。

60085.映画監督なんてのは、自分の身に染みついたものしか撮れないんだよ。

60086.生きているということは、誰かに知ってもらって、覚えていてもらうことだ。(覚えていてもらうためには)ほんの少しでいい。誰かの人生を変えてあげればいい。きっとそれだけで十分なんだ、

60087.作家は、例外なしに実にくだらない人間なのだ。

60088.見る¥。ただそれだけだ。花を見ることは、花たちと話すことだった。

60089.本は、わたしが見ることのできない面白いことをたくさん教えてくれます。それは人間のように疲れたり、困ったりすることはまったくありません。くり返し、くり返し、わたしが知りたいことを教えてくれるのです。

60090.神は、理屈など通用しない子どもを相手にしなければならない女性の精神衛生を考えて、女性の頭から理屈を抜いておいたのである。

60092.発言者の圧力が通って、みんなが黙ってしまい、会議はなんとなくおしまいになる。こういう事態を避けるために、二人以上が同意見であれば、議案として採用すべきであるが、一人だけ力まかせの乱暴をい……

60093.それぞれの生き方をつくりだすものはそれぞれの身に付いた習慣であり、習慣とよばれるそれぞれの日々の在り方であり、それぞれの自分の人生の時間の使い方である。

60094.人間には、何もかも全部ダメ、という人はまず珍しいのです。

60095.人間がいちばん力を出せるのは、三十代後半から四十代いっぱいではないかと思うのだが、しかしその反面、力を出しきって「ぶつん」と切れるのも、その年代である。

60096.人が命をかけるものだからといって、それが真実とはかぎらない。

60097.レースを途中放棄した者に勝利はない。(ver.0)

60098.忙しい時ほど、片付け事をしたくなる。しかも、そういう時ほど、なぜか片付け事は、はかどるのだ。

60099.強気で行くことが成功の秘訣である。

60100.他人から元気はもらわない。私は、自分の心は自分で制御する。元気になりたいときは、他人に頼らず、自分の力で元気になる。


60101.歌というものは、もともとがまったくの手仕事なのだ。

60102.まともではない人間の相手をまともにすることはない。

60103.結婚って、判断じゃなくて決断だってことよ。結婚前と結婚後なんて、男も女も別人のように変わっちゃうんだから。(結婚前の)今ささいな情報(ネタ)に一喜一憂しても、意味がないのよ。

60104.損が出ているトレードでも慌てて手じまわずに、タイミングを待て。

60105.正しさとは武器だ。それは傷つけることはできても、守り救済することはできない。

60106.ぼくが真実を口にすると ほとんど全世界を凍らせるだらうといふ妄想によつて ぼくは廃人であるさうだ

60107.文句なしにいい(文学)作品というのは、そこに表現されている心の動きや人間関係というのが、俺だけにしか分からない、と読者に思わせる作品です。この人の書く、こういうことは俺だけにしかわからない、と思わ……

60108.たとえ多忙きわまる日でも、仕事のいっぱい詰まった時間は、一度にわずかずつ姿を現す。人生はすべてこの通りである。

60109.安全で気楽だが「空虚」な人生よりも、危険で苦難に満ちているが「濃密」な人生を選ぶ。

60110.どーだろう? 日本は「民主主義国家だ」なんて言ってないで、「事無かれ主義国家だ」って世界に向けて言った方がよっぽどカッコいいんじゃねえか。ロックっぽいぜ。

60111.生徒は教師のどこを見ているのか? それは顔ではない¥。背中なんだ。

60112.或(あ)る種の作家は、本気に書くつもりの小説を前もって広告する事を避けたがるものである。書かない小説を、ことさらに言ってみるものである。

60113.自分のメンタルを犠牲にしてまで聞くべき他人の意見など、ひとつもない。

60114.災難に見舞われたときには何であれ、あなたが間違った方向に考えを向けていることの自然な兆候としてそれを受け止めなさい。そして、あなたの思考を変え、その正しい思考を維持しなさい。

60115.みがかずば 玉の光は いでざらむ 人のこころも かくこそあるらし

60116.幸運のクッションに座っている間は、人は眠りこけてしまう。こづかれ、責められ、打ち負かされ、苦しめられているときには、人は何かを学ぶ好機を与えられている。(ver.0)

60117.今前進すれば手に入るのがわかっている成功を恐れているからこそ、人はぐずぐずと先延ばしにするのだ。

60118.元来私が家に居(お)り世に処するの法を一括して手短(てみじか)に申せば、すべての事の極端を想像して覚悟を定め、マサカの時に狼狽せぬように後悔せぬようにとばかり考えています。

60119.遅れているソフトウェアプロジェクトへの要員追加は、プロジェクトをさらに遅らせる。

60120.失敗とは、何か新しいことを学ぶきっかけに過ぎない。これこそ科学実験の真髄なのです。もし仮に実験が不成功に終わったとしても、重要な何かを学べるのですから。

60121.数学とは普遍的に疑う余地のない技術である。

60122.誓って言うが、わたくしはこの仕事で疲れを覚えたことはない。

60123.百年生きるつもりで働け。明日死ぬつもりで遊べ。

60124.世間を知る、ということは、人間の言葉の裏を引っくり返して見る、ということかもしれない。

60125.いい本にぶつかった。そう思うと、その夜はいい夜になる。

60126.僕たちは、自分の国で起きていることだけでなく、世界中のあらゆる国の出来事について責任を持たなければならない。

60127.何(なん)となく明日はよき事あるごとく 思ふ心を 叱(しか)りて眠る。

60128.和食は、引き算。洋食は、足し算。

60129.僕たちは命を、羽のように軽いものだと思っている。けれどもそれは命を粗末にしているという意味ではなくて、僕たちは命を羽のように軽いものとして愛しているという事だ。そうしてその羽毛は、なかなか遠くへ素……

60130.身内(=身内との貸し借り)はきっちり、せなあかん。身内で勘定と感情がこじれると、持ってゆきばがないから爆発する。身内との貸し借りはきっちり、他人とはナアナアでエエ。他人なら、がまんできんようになっ……

60131.料理は愛情、工夫と真心。

60132.目の本質的な役割は、見ることではなく、涙を流すことだ。

60133.(非合法のものよりも)世の中の合法というもののほうが、かえっておそろしく、そのからくりが不可解で、とてもその窓の無い、底冷えのする部屋には坐っておられず、外は非合法の海であっても、それに飛び込んで……

60134.夢は、持っていることに意味がある。

60135.やどかりが 自分の殻を 自分だと言ったら おかしいだろう 私は 自分の殻を 自分だと思っている

60136.切り花でなく、野の花になれ。

60137.祈りの果実は信仰である。

60138.多くの人たちは、宗教の本質について、かなしき錯覚のもとに、法をもとめようとしている。そして一様に、みずからの想像する驚異の世界を発見することが出来ずして、却(かえ)っておしえの常凡なるに失望している

60139.(子どもは)成績は悪くても、(物事に)疑いを持ったほうがよい。

60140.神は約束してくださった 雲と雨のあとに虹を 淋しさ、悲しみのあとに愛を 涙のあとに喜びを 悩み、苦しみのあとに平和な憩いを

60141.人間、始めるよりも終わらせるほうが大事なんだよ。

60142.意思あるところに訴訟あり。

60143.他人の素晴らしい実績を目(ま)の当たりにしたとき、自分はいくらやってもダメだと思うか、よーし、自分はあれよりもっとすごい実績を上げてみせるぞ、と思うか、ここが人生の分かれ目である。

60145.恋とは美しき事を夢みて、穢(きたな)き業(わざ)をするものぞ。

60146.自分の意見を伴わないものはお伺いにはならない。

60147.人生の夢を叶えたという人物には会ったことがない。だから(といって)人生は空しいと言うつもりはない。大恋愛の結果一緒になったわけでなくても、妻は愛しい存在であり得るし、木々のあいだに建っていなくても……

60148.古人の文学的所産を受け継いでいる私たちは、多年の間洗練されてきた、なつかしき言葉を活用することの、最も自然であり、かつ有利であることを知らねばらぬ。

60149.(スピーチは)言いたい内容を整理・把握するとともに、自分自身に議論を持ちかけ、自分を言い負かすところまでやってから人に話すようにしたほうがいい。自分をごまかさず、自分と格闘しなければ、練られた話に……

60150.そいつの身になってみない限り、人を判断することなんてできない。


60151.(自らが)動いていなければ、(素晴らしいものやアイデア、チャンスに)ぶつかりもしない。

60152.自分で自分をカッコいいと思えるのが、誇り。他人から見てみっともない、カッコ悪いことが、恥。それをしないのが、恥を知るということ。恥と誇りは、表裏一体です。恥ずかしいことをしなくなれば、自分に誇りを……

60153.日本人は戦後一貫して、“横並び意識”で生きてきた。これは一見“平等”のようですが、じつは嫉妬と羨望を生みやすい構造になっているんですね。

60154.陽光に恵まれず、厳しい寒さにさらされて育つ北国の樹木は木質が締まり、良質の木材になる。人間もそれと同じではないだろうか。

60155.(私が)病んでいても あるいは死んでしまっても 残りのみんなに対しては やっぱり川はつづけて流れるし なんといういいことだろう

60156.ソクラテスの存在も、プラトンの頭の中の虚構が半分、という推理が成り立つ。だれだって、自分の愛人の伝記を書くときには「あるがままの彼」ではなく、「そうあってほしかった彼」を書くものだからである。

60157.死んでも、安らぎはありません。死んでも、いじめたやつらは、絶対に反省しません。

60158.この世には絶対の悪がある。それは罪のない人々を殺すことです。いかなる理由であれ、幼い子供を殺すことは許されない。

60159.酒なくて 何の己(おのれ)が 桜かな

60160.欲多ければ身を傷(そこ)ない、財多ければ身を煩わす。

60161.人を最も卑しくするのは羨望だ。

60162.恋はうれしい、嬉しい恋が積もれば、恋をせぬ昔がかえって恋しかろ。

60163.不平不満やグチをしょっちゅういっている人がいるが、そういう人は自分に自信がないからだ。

60164.人間的な英知は物事を知っているということにあるのではありません。と言いますのも、知ることのできる物事は数限りなくあるのでして、できるだけ多くの物事を知っているというのは、英知ではないのです。

60165.人間生活を楽にし美しくする学問のうち、どの一つも幾何学なしには生まれもしなかっただろうし、向上もし得なかっただろう。

60166.自分の庭に他人の手が入れば入るほど、だんだん自分の庭ではなくなってくる。

60167.ファシズムが展開するもととなった精神的体系の創始者たちは、すべてある共通の特徴を持っている。彼らは、議論よりも暴力を、平和よりも戦争を、民主主義よりも貴族政治を、科学的客観性よりも宣伝を優位におく。

60168.悲しいだけ悲しみますと、自分のこれからの新しい人生がボオッと見えてきたような気がしました。

60169.私たち消費者こそ経済繁栄の母であり、商業者繁栄の支柱であります。すべての物の価格と品質は消費者の意思を尊重して決定されなければなりません。

60170.自分の願望が達成した時のことを想像して、そのスリルを感じたら、潜在意識への引き渡しは完了したと考えてよい。

60171.自分の中の欠点みたいなものは、絶対、財産なんです。

60172.多くの人は、チャンスを逃してしまう。なぜなら、チャンスはオーバーオールを着ており、大変そうに見えるからだ。

60173.自分が何者かを決めるのは自分だ。人がどう言おうと関係ない。

60174.この世でどう猫に接するかが、天国でのステータスを決める。

60175.人間の心の表面には実在意識があり、深いところに潜在意識がある。この中に観念要素というものが入っていて、これが働くことによって潜在意識が動かされ、それが実在意識に及んでいく。

60176.偉大なことを成し遂げるには、行動するだけでなく、夢を持たなければならない。また、計画するだけでなく、信念を持たなければならない。

60177.お祈りは唱えても、櫂(かい)の手は休めるな。

60178.無思慮も思慮の一つだ。

60179.最も悲惨な貧困は孤独であり、愛されていないと感じることだ。

60180.人が良くなれば自分も良くなると考える事が大切です。

60181.ベストの選択にこだわる人は、結局選択ができない人生を送る。

60182.〈必勝法〉を獲得し、偶然を排したとき、人は「幸運」に見捨てられ、美に捨てられる。

60183.日常がすべてであるような時代の特徴は、むしろ特徴がないことです。何が大切かが見えにくい。坦々として、ありふれていて、何の変哲もないとしか見えない。平穏であることをのぞまない近代の物差しで測れば、間……

60184.押しつけがましさは、顔見知り程度の関係ではあまり見られない。互いに遠慮がなくなるにつれ、一方が他方に無意識のうちに押しつけがましくなっているケースが少なくない。

60185.父子の関係は、心のへだて、つまり断絶のないのが最高である。

60186.試みるのをやめたとき以外は、決して失敗ではない。

60187.眠ること……眠れば苦しいことも辛いこともみな忘れてしまう。何も忘れて死んでいくのと同じだ。

60188.説明すればするほど、説明する人の頭がクリアになっていく。

60189.妻がいつも夫に捨てられはしないかと心配していると、それが夫の潜在意識に伝達され(潜在意識の働きによって現実となり)、限りないいさかいのもととなるのです。

60190.ねがわくは 花のもとにて 春死なむ そのきさらぎの 望月のころ(ver.0)

60191.時代は変わっても、人間を磨くのは目的に挑戦する苦労だということは変わりません。今の人も苦労はしているが、それは物欲を満たす苦労で、自分独特、独創の苦労ではない。

60192.狭くともいい 一すじであれ どこまでも掘りさげてゆけ いつも澄んで 天の一角を見つめろ

60193.私は初対面の人でも即断しない。その後つきあいを重ねていくうちに、まったく別の面を発見して驚かされることがよくあるからだ。

60194.ジャガイモころころ 掘り起こされて 大小不同の ピッカピカの仏さまが 土のなかから おどりだされた 出来 不出来をいうのは 人間のたわごと

60195.信じることを学ぶ。それは私たちすべてにとって、いわば木がしっかりと根をおろし、養分を吸い上げるのと同じ手段なのである。

60196.士は食わねども、空楊枝(からようじ)。内に犬の皮、外は虎の皮。

60197.自己チェックをきちんと行って、いつも自分を厳しく評価すべきである。そうすれば、過大評価で慢心することもなく、世間の低すぎる酷評も冷静に受けとめられる。

60198.わたしは、いつもうちの広告宣伝課に言ってるんだ。この部屋にいるいちばんレベルの低い人間に合わせて宣伝文句を考えてくれ。高レベルの人間に合わせて、これはいい、素晴らしいアイデアだと言っても、そ……

60199.働いてるだけでは、プロにはなれない。

60200.地球上の人間として生まれたその日から、つらい修行の日々を覚悟しなければならない、ということです。地球は道場である、という発想をもったならば、不平不満はなくなるはずです。


60201.Gは義理、Nは人情、もう一つのNは浪花節。これがGNN理論だ。

60202.お互いが言いたいことを言い、一日一回ケンカするくらいのほうが、夫婦関係はうまくいきます。

60203.天も地も海も一(ひ)とまとめにしたすべてでも全宇宙の総和に較(くら)ぶれば無に等しいものである。

60204.クリエイティブな奴とそうでない奴。人には2種類あるんだと思う。自分で作り出す人と人に使われてる人だ。

60205.バラードを吹くのがどんなに疲れるか、誰もわかっちゃいない。吹き終わったら膝がガクガク震えるくらい疲れるんだぜ。

60206.いまの世の中で、一ばん美しいのは(革命の)犠牲者です。

60207.子供は九歳になったら、正直で道徳心に富み、しかも常識をわきまえた人のもとで働かせてみるべきだと私は考える。なぜなら、そうした経験を通じて、大切なことを身につけることができるからだ。

60208.生活の資を得るために絶えず心配するほど人間を堕落させるものはない。金銭を軽蔑する人たちに対して、私は軽蔑を感ずるだけである。彼らは偽善者か愚者である。

60209.(仏教は)自分をたのむ心が駄目だから、その心をなんとかしろという教えではないんです。

60210.部下に「自分は大事な人間だ」と思わせるためにこそ、管理者は雇われているのだ。なぜなら、それが動機づけとなって、部下はよい仕事をするようになるからである。

60211.どんな事があつてもめげずに、忍耐強く、執念深く、みだりに悲観もせず、楽観もせず、生き通していく精神。

60212.女性が何よりも欲しているのはやさしさなの、学歴じゃない。最初から学歴とか経済的なものを条件としてくる女性は女サギ師と思えばいいの。そんな理由で断ってくる女は、結婚しても、毎日文句たらたらでひどい目……

60213.誰かに認められるために生きてるわけじゃない。結局のところ、全員を満足させることは不可能なの。だからこそ自分のために生きなきゃ。

60214.意思の行為はことごとく自己限定の行為である。ある行動を望むとは、すなわちある限定を望むことなのだ。(中略)何物かを選ぶことは、他の一切を捨てることである。

60215.一本のゴムヒモの片方の端がポジティブな世界で、もう片方がネガティブな世界だとします。ネガティブな方へ思い切り引っ張って手を離すと、ものすごい速さでポジティブな方へ飛んで行くでしょう。

60216.家出は非合法に行うことに意味があるが、非合法性が強くなりすぎると破壊に至ってしまう。さりとて合法性が強すぎると、そこには創造がない。

60217.大空に、四方八方開けた静かな展望台、それが学校だ。日々、感受性に生気をみなぎらせる、それが教育だ。

60218.(あなたの)心にもっとも深く根ざしている望みの一つは、あなたの本当の価値を評価され、愛され、承認を得ることなのです。

60219.形が整えば、心も自ずから整えられる。

60220.明日が好き たとえ雨降りでも つらいことがあったとしても 白いページ開けて待っている

60221.紙一枚を積み重ねていくような努力が大切。(ver.0)

60222.生きるとは、悩み、苦しみ、それでも考え続け、道を選び続けること。

60223.オカン。ボクも、もう少しこっちで頑張るけん。見とってね。(中略)オカン。今日までいろいろ、ごめんね。そして、ありがとうね。オカンに育ててもろうたことを、ボクは誇りに思うとるよ。

60224.結婚した女性が、あきらめか裏切りかのどちらかを選ぶように強制されているのは、許しがたいことである。

60225.「悟りの境地」なんてものはない。そのつど「悟る」だけだ。

60226.うまくいかない両親の間で育つよりも、片親でも本当に愛してくれる一人の親と一緒にいたほうが、子供のためにはずっとよいこともあるのです。

60227.満足は天然の富だ。

60228.余生というのは、自分の人生を「好きに使える」ということでもある。

60229.虚栄は人間における多くの徳美の原因である。最大の虚栄は、尊敬されていると考えることを好む連中の虚栄である。

60230.いつの日にか、谷間という谷間は高められ、あらゆる山と丘は低められ、でこぼこしたところは平らにされ、曲りくねったところは真直ぐにされ、そして神の栄光が啓示されて、生きものすべて、ともにそれをみるとき……

60231.アテにならない世間の評価をものともせずに、自分自身の決めた納得のいく後悔のない生き方をしていくことが大切です。

60232.実行を恐れることは、手に入ったかもしれないよきものをしばしば取り逃がすことになる。

60233.本で読むことと、それを生きることは別です。

60234.身をもって実践しようとしたとき、実際にはなにほどのことができるか、自力のかぎりをつくした人にしてはじめて、自力無効の事実がいたくしらされるのであります。

60235.実際に人間が日々便利に使っている言葉ほど、実在意識の態度を決定するうえに、直接に強力な暗示力をもつものはない。このことを完全に理解し、かつこれを応用して生きる人は、もはや立派に人生哲学の第一原則を……

60236.そのためにベストを尽くして努力さえすれば、平和で偉大な未来は必ずわれわれのものになるだろう。成功するかしないかは、ただわれわれの意志の強さと努力にかかっている。

60237.願いは口にしないと叶わない。

60238.夫や妻が相手をよく知っていると思うのは、大抵の場合誤りである。 他人の方がよく知っていることが多い

60239.はにかみを忘れた国は、文明国で無い。

60240.日本人の場合は、忙しく働いて、忙しく解放される。

60241.金をもうけることを目的としている守銭奴、ないしは利殖家、そういうものは別として、普通の最大多数の人間の生活では、金は従属的なものであって、主体性はないものである。

60242.この国は島国だから、なかなか人間の本当の痛みは(海外から)伝わってこない。それで、ふぬけのパッパラパーのおぼっちゃんが総理大臣やら国会議員になって何か勘違いしながら、重要法案なんかが決定さ……

60243.(戦争が終わったから) 明日だって、明後日だって生きられるんだ…… いや、これからずーっと生きられるんだ、ほんとに……

60244.警察官は青いくらいでちょうどいい。青くなきゃ、命を投げ出して市民を守るなんて割の悪いことなんてできない。だから、いつまでも青いままでいろ。

60245.「いままでの話を整理します」と、切りのいいところでストップし、そこまでの内容を整理する。こうすれば、聴衆は、いま聞いた話をすぐに思い出す。しかも、ポイントだけを今度はインプットできる。

60246.男は好きになると、どんどん女の欠点を探し始めるの。女は好きになると許す。男は好きになると許さなくなる。

60247.服従するのを嫌う者は、支配し得ない。

60248.粗末な服では人に笑われる? それがおもしろいじゃないか。

60249.愛されようとする姿勢の人間は、相手の愛の虚偽を見ぬくことはできない。なぜなら、愛されようとする人間は自分しか見えていないからである。自己中心であるからである。

60250.世の中に人の来るこそうれしけれ とはいうもののお前ではなし


60251.よろづ生(いき)としいけるもの、山河草木、ふく風たつ浪の音までも、念仏ならずということなし

60252.子どもより世間体を大切にする。やがて子どもは問題を起こします。

60253.店は客のためにあり、店員とともに栄え、店主とともに滅びる。

60254.骨董を見るときは、先入観を持ってはいけない。すべての知識を棄てて、無心になれ。

60255.自分は君に、「作家は仕事をしなければならぬ。」と再三、忠告した筈でありました。それは決して、一篇の傑作を書け、という意味ではなかったのです。

60256.夢を実現させる奴はその夢のグルだ。だけど君はグルじゃない。グルになんかなれやしない。ダイヤモンドを磨こうともしないし自分だけの世界に閉じこめてるだけだからな。

60257.取り返しのつかない過去はいったん「損切り」する勇気を持つことが、合理的な判断を行う際には欠かせません。

60258.実は相手をほんとうには理解しえないことを、深く悲しむ心、その心だけが、どこまでも相手の心に寄りそい、相手の心に聞き取っていこうとするのだと思います。

60259.アイデアがたくさん次から次へと出てくる人は、欲望がたくさんある人とも言える。欲というのは、自分の状況をよりよくしたいとか、楽になりたいとか思うことであり、それを実現するためにはどうすればいいんだろ……

60260.勇気のない天才なんて、私は想像できない。

60261.蛙(かえる)の面(つら)に小便

60262.眼で美術を見て、心で人の美しさをみる。

60263.傷をつついている暇があったら、つける薬を見つけよ。

60264.愚痴の多い人で、人生を楽しんでいる人は少ない。

60265.社会は、罪人を許すことはあるが、夢想家を許すことは決してない。

60266.心は磐石(ばんじゃく)の如(ごと)くおし鎮(しず)め、気分は朝日の如く勇ましくせよ。

60267.「ほうれんそう」を大事にする。(報告・連絡・相談)

60268.大切なのは、失敗を悔やむことではなく、失敗から学ぶということだ。

60269.今という時点では、今、あなたがしていること以外、何も、大切ではありません。

60270.女は恋においてよりも憎しみにおいて不変である。

60271.世界がつまんないのは君のせいだよ。

60272.まだ(助けてもらう)用意のできていない人には、ただ愛、そして、もっと多くの愛を送りなさい。静かにそっと待ちなさい。そして、その人が助けを求めて来る時、そこにいてあげなさい。

60273.経営の極意は総て人なんです。人に始まって人に終わる。

60274.愛してるって言われるより、美味しいって言われるほうが嬉しい。

60275.数学にも空想は必要である。微分積分法の発見も、空想なしにはあり得なかっただろう。

60276.ウソを書いてホントになるようにするのが小説である。

60277.「金持ちになるのは私の権利だ」と大胆に断言しなさい。そうすれば、潜在意識はあなたのその断言に報いてくれる。

60278.心配や憂いから新しいものが生み出されてくるのである。新しい道がひらけてくるのである。まことに不思議なことだが、この不思議さがあればこそ、人の世の味わいは限りもなく深いといえよう。

60279.なぜ、「恋」がわるくて、「愛」がいいのか、私にはわからない。同じもののような気がしてならない。

60280.同じ国民の中での確執は、戦争が平和より悪いのと全く同じくらいに、戦争よりもまだ悪い。

60281.結婚ってのはよ、そのとき誓った愛が永遠に続くものだと思ってたんだが、そうじゃねえ。日々更新されていくんだ。昨日少し変化を遂げた相手を、今日少し変化した自分が改めて好きになるんだ。

60282.自信は、生まれるものではなく、生み出すものである。

60283.私たちは誰もが、自分では認めたくないもの、すなわち何らかの奇形を(心身に)持っている。それを奇形と見ることもできれば、他の人にはない特別なものと見ることもできる。だが、その選択こそが、私たちの生き……

60284.人間が良い心と悪い心を両方持っている以上、科学にも善と悪とができてしまう。それを使うのは人間なのだから。

60285.生けるものも死せるものもみな、共にあり。 ──ひとをけっして孤独にしないのが、バッハです。

60286.友情の最大の利点は、くどくど説明しなくても分かってもらえることだ。

60287.かっこ悪い夢なんて、この世に一つもないよ。

60288.大きな仕事や難しい仕事に取り組むのが億劫(おっくう)なときは、「とにかく4分間だけやってみよう」と考えます。不思議なことに、ほとんどの場合4分間続けてみると、調子が出てくるものなのです。

60289.あなたを永遠に愛するという言葉は、(一本の)蝋燭(ろうそく)があなたの生きている間燃え続けるというに等しい。(ver.0)

60290.文体の確立しているのが小説、それのないのが手記である。

60291.小人罪無し、玉(たま)を懐(いだ)いて罪有り。

60292.16)(上に立つ者は)部下の人事に熱心なれ。人の世話はよくしてやれ。

60293.愛国心は、国境を背にして初めて芽ぐんでくる。ことに異国にあって祖国の不幸を見やるときに。

60294.女が男に死に後れても、人の心は動かされない。反対に、男が女に死に別れるとあわれである。

60295.顔はその人を表す名刺であり、また顔とは頭からつま先までである。

60296.自尊心を失う十八の心得──16.自分でやれるのに、他人に頼る。

60297.テーブルは いつも大地につながっている それは大きな木のようだ  テーブルは いつも豊かに広がっている それはふたりだけの小さな土地

60298.ひかりとあそびたい わらったり 哭(な)いたり つきとばしあったりして あそびたい

60299.他者があなたをどう解釈し、どう評価するか(=他者から見た自分の姿)について、動かしがたい事実などほとんどなく、その人物が勝手にそう思い込んでいるだけのことのほうが多い。

60300.独りぐらしというのはむつかしい。誤解をうけやすい。孤影傲然(ごうぜん)と暮らしていないと、侮(あなど)りをうける。しかしまた、いささかは物哀れなところがないと、小づらにくいと思われる。


60301.正論を言うときには、その頭やおしりに、かわいげのある言葉を足せばいいの。たとえば、「ボクみたいな、いつもヘマばっかりやってる人間が言うのもなんなんですけど……」のような言葉を頭にくっつけてみる。

60302.君主(くんしゅ)無為(むい)ならば、民おのずから化し、君主静を好めば、民おのずから正しく、君主無事にして民おのずから富み、君主無欲にして、民おのずから素朴となる。

60303.出発点は聞にある。信ずる必要はない。信ずるということは要求されない。ただ聞いていくことだけが求められている。

60304.心は理解されない。伝わらない。誰にも伝わらない。時に、伝わったような気になることもあるが、それは、ただこっちで勝手に、相手の心をわかったように想像してるだけで、本当のところは結局わからない。わかり……

60305.いい種も悪い種も、自分(テメエ)が蒔いたモノを刈り取るのが人生だ。

60306.ある個人の存在が深くかかわってくるとき、そこには、同じことは起こらなくなってくるし、まさにそのときに、(忠告においては)その人にのみ通じる正しいことが要求され、それは、一般に人が考えつく、100%……

60307.自分よりも下に社員が入ってきたときに、“よし、これで、オレにお茶を入れてくれるヤツができたぞ”って喜ぶのは違うと思うよ。そういうことを思うヤツって、お茶を入れてくれてたヤツに追い抜かされることが多い。

60308.腕の悪い芸術家は互いの作品を誉めあう。

60309.幸福とは不幸でないことだ。そして、不幸とは病、煩悶、貧乏のことである。だから、この三大不幸から解放されると人間は幸福になれるんです。

60310.私は、人間をきらいです。いいえ、こわいのです。

60311.悩みは自分が作り出しているだけなのだ。

60312.潜在意識は、たとえて言えば万能の機械である。しかし、これは自分勝手には動かない。動かすのあなたの顕在意識である。

60313.もしも、個性とは、個性的になろうとしてそうなるようなものであるなら、そこには必ず他人との比較があるはずだ。人と同じようにはするまい、人と同じようにはなるまいという、他人を気にする気持ちがあるはずだ……

60314.情報は集まり始めるといくらでも集まるが、集まらないところには絶対に集まらないものだ。

60315.押さえるべき大事なポイントがきちんと分かっていれば、経営のやり方はどこも変わりません。どんな業種業界で、何をやっていても一緒。

60316.子どもの成長には、親の積極的な関心が必要です。(ver.0)

60317.まず、死んでみろ。死ぬとは、自分のこだわりをすべて捨てることだ。欲していたもの、とらわれていた思いをすべて取り払うのだ。すると、かぎりない無の境地が現れる。一度死んで、無の境地に達すれば、ふたた……

60318.告げざれば、うれい、全く無きに似たり。

60319.小さな台所が、家を大きくする。

60320.何も決められない人、責任を逃れようとする人です。

60321.女は女にすぎぬ。しかし、いい葉巻は煙になる。

60322.結婚するだけで幸せになれるなんて思ってるなら、とんでもない大間違いだ!

60323.豊かさとは、波のように押し寄せる繁栄、健康、幸福、平安、人生のあらゆる祝福を意味しています。

60324.文化は象徴に表現される意味のパターンで、歴史的に伝承されるものであり、人間が生活に関する知識と態度を伝承し、永続させ、発展させるために用いる、象徴的な形式に表現され伝承される概念の体系とを表している。

60325.石畳をめくれば、その下は砂浜だ! 文明の虚しさは、たかが一枚の石畳の厚さ。

60326.いわゆる天賦の才に恵まれていると思ったことはありません。仕事を心から愛して、最善を尽くしただけです。

60327.(プレゼンや講演で)いきなり全部を理解させようとしても、それは無理というものだ。それよりも情報を小分けにする。一口サイズなら、だれでも食べられる。この“一口サイズにして調理すること”が説明力では、……

60328.人はなぜ「出来はしまいが」と明瞭に自覚しながらも、旅に出るのか。僥倖(ぎょうこう)がおこって「出来はしまいが」と思っていたことを達成せしめるかもしれないという、幻を抱いて旅に出るのか。そうではある……

60329.すべてがシステム化されて、まるで誰かに飼われているみたいだ。適当な栄養のある餌を与えられて、ほどほどに遊ばされて、まるで豚か牛か鶏のようだぜ。これで満足できるのか。君達はそれほどまでに落ちぶれてし……

60330.終わりを意識すると、終わりはやってくる。なぜなら、終わりを意識して行動するからである。

60331.希望は気まぐれで、普段は隠れている。いつでも迎えられるように扉は開けておいたほうがいい。

60332.美しい人生を見たいのなら、心の窓をきれいに磨くことだ。

60333.MBAに批判的な理由──1.「カンパニー」とは、生身の人間の集団であること。2.経営と知識とは、あまり相関関係がないこと。3.経営の基本は「前例を検討し、ベストを考える」のではなく、「前例を破る」……

60334.両腕の間(あい)の虚(うつ)ろを埋(うず)めんと 猫を抱(いだ)けばイヤイヤと啼(な)く

60335.教義、定説、慣習、迷信、恐怖、無知などが一般の人間の心を支配しています。ほとんどの人は、自分の心をまったく我がものとしてはいません。それは彼に属しておらず、多くの場合、他人の腐敗した迷信によって支……

60336.若い才能は、思い切り縦横に、天馬の如(ごと)く走り廻るべきだ。

60337.心こそ心迷わす心なれ 心に心 心許すな

60338.「素直な心」「熱意」「努力」といった言葉は、あまりにプリミティブ(素朴・原始的)なために、誰も気に留めない。しかし、そういう単純な原理こそが人生を決めていくポイントなのだ。

60339.神よ、仏よ──全智全能させ給え。

60340.(息を)吐くときの行動は無理がありません。というのは、息を吐くときには、筋肉によけいな緊張がないからです。

60341.お店の敷居を低くする一番の武器は、何よりも販売員一人ひとりの笑顔です。

60342.時を失うな。無用の行いを省け。

60343.全然ダメでお話にならないっていう時は、プレッシャーもかからない。

60344.友情──友情号とは、天気のよい時には人を二人乗せることができるが、天気の悪い時にはたった一人しか乗せることができない、そんな程度の大きさの船を指して言う。

60345.サッカーも人生も、あまり勝利に酔いしれている時間はない。ひとつ終われば、またすぐに次のことを考えなければならない。ブラジルには「過去は唯一、博物館の中で生きている」という格言がある。

60346.芸術は人々を合一させる手段のひとつである。

60347.今はやられてても、最後は絶対に勝つゾ!

60348.(体のどこかが痛いとき)「痛い」じゃなくて、「ああ気持ちいい」って言い換えちゃう。それが当たり前なんだと受け取って生活していく面白さっていうのがあるなって思うんだ。

60349.自分がときめきを感じないものは捨てる。

60350.最も難しい決定をする際も、自分にとって正しい答えは常に自分の中にある。なすべきは内側の声に耳を傾けること、そして信じることだけである。


60351.青年(=青年作家)の仕事はこの(書く自我と書かれる自我との)分裂の過程を写すものであるだけに、一生のうちで一番困難な仕事だと思われる。書く自我が確立される前に、書く自我と書かれる自我との分裂を書か……

60352.この世には人間は二種類ある。酒を飲む人と飲まぬ人である。

60353.本を表紙で判断するな。(ver.0)

60354.朝焼け小焼けだ 大漁だ 大羽鰯(おおばいわし)の 大漁だ。浜は祭りの ようだけど 海のなかでは 何万の 鰯のとむらい するだろう。

60355.ある種の兆しが、ある種の事件に先立つ。

60356.神は自分の翼を使う鳥を養う。

60357.ジャズは生命を証すものなのだ。だから、ジャズの音楽的特性である即興の方法が、最もジャズ・スピリットにかなったものであるのはいうまでもない。

60358.芸術に、意義や利益の効能書を、ほしがる人は、かえって、自分の生きていることに自信を持てない病弱者なのだ。

60359.自分自身を価値あるものとみなしなさい。そして、あなたの思いを、神の崇高なレベルまで高めなさい。神の力は存在します。その方向を向いて、神の力を用いなさい。求めるのはあなたです。

60360.どんな時でも、本気で取り組んでみれば、できるもんだとつくづく思う。

60361.仏法にふれるには 身辺の なんでもないことを ただ こころをこめて すること

60362.人は、自分がひそかに最も愛しているもののほうへ、必ず引きつけられるものです。あなたは自己の人生において、あなた自身の思考と寸分たがわぬ現実と出会うことでしょう。

60363.つらいことを知ってる人間のほうが、それだけ人にやさしくできる。それは弱さと違うからな。

60364.よくない質問に答えはないのです。

60365.「できる人」はつねに語尾が明確で力がこもっている。

60366.社員個々人の適性を生かしながら、お客様の都合と会社都合を優先して、強制的に異動させる。だから社員は成長し、組織も成長する。

60367.幸せな人生を生きることは最高の復讐になる。

60368.情報には、常に需給のバランスがあり、重要な情報を発信するところに重要な情報は集まり、情報を発信しないところには情報は絶対に集まらないのである。

60369.上昇はすべての根本だ。

60370.やはり戦争は、腹いっぱいめし食っているやつには勝てない。というのは、銃も重いしその弾も重い。軽機関銃なんか更に重い。そんな重いものをもって動くのは、めしを食わないことには重くて動けない。

60371.既成概念や固定観念が怖いのは、まさに一見何一つ欠けているところがないように感じてしまう点にある。

60372.またしても同じ話に、孫ほめる、達者自慢に人はいやがる。

60373.人間の知恵や才能はだいたい似たり寄ったりで、それが少しでも多く苦労を積んだか、少しでも多くの努力を重ねたかの違いで、成功、不成功の道が分かれてくる。

60374.民主主義は、今まで試みられてきたあらゆる政治形態を除けば、最悪の政治形態だと言われている。

60375.自由は健全なる制限に比例して存在する。

60376.たのしみは朝起きいでて昨日まで なかり花の咲ける見る時

60377.老人が司る国は栄えることがない。冒険をしないし、他人を認めないし、人を疑う。

60378.逝ったものが、いま、ここに遺(のこ)してゆくものは、あたたかなかなしみと、簡潔なことばだと、ふりかえってあらためて感じる。

60379.「人間いつかは死ぬ」とよく言われます。これだけ長くがんと付き合っているとね、「いつかは死ぬ」じゃなくて「いつでも死ぬ」という感覚なんです。

60380.私はあまり難しいことを考えず、まず結論、すなわち目標を考え、その目標達成につながる最も簡単でコストがかからない方法を検討し、そのとおりに実行しているだけ。

60381.女は嫉妬に大事を漏らす。

60382.たとえば、資格や新しい技能、スキルを修得するための再就職支援プログラムを開発します。これに一人百万円を投資したとしても、二百万人でたったの二兆円です。狸しか通らない田舎の高速道路に数兆円かける金が……

60383.治癒力はあなたの潜在意識の中にある。

60384.恐怖は人類最大の敵である。失敗や病気や悪い人間関係の背後には、恐怖がひそんでいる。

60385.金銭が身を守る。

60386.創作に於(お)いて最も当然に努めなければならぬ事は、〈正確を期する事〉であります。その他には、何もありません。風車が悪魔に見えた時には、ためらわず悪魔の描写をなすべきであります。また風車が、やはり……

60387.それさえ一つ書いたら死んでもいいなんて、そんな傑作は、あるもんじゃない。

60388.酒はいいものだ。実においしくって。毒の中では一番いいものだ。

60389.世界を大切にしなくてはいけない。世界は親からもらったものではなく、子供から借りたものである。

60390.この物理的宇宙が存在することも同じ(=人生と同じ暇つぶし)である。惑星が爆発したり、星雲が巡ったり、あれらすべて壮大な暇つぶしであると、私には見える。べつにすることもないから、ああやって遊んでいる……

60391.別に幸せになることが人間の生きる目的じゃないからな。幸せになれなくとも、なりたいもんになれりゃいいんだし。

60392.多くの創造的な仕事は、ある日あるとき、突然に生まれたのではない。膨大な失敗の集積が、創造的仕事を生む種となり、それが育って生み出されたものなのである。

60393.国家は先祖より子孫へ伝へ候ふ国家にして、我が私(わたくし)すべきものにはこれなく候。

60394.子供に虹を見せている間、仕事は待ってくれますが、虹のほうは、仕事が終わるまで待ってくれません。

60396.父親は子供の知力を引き出すが、母親は情操を引き出す。

60397.ラグビーのコーチは、競馬のトレーナーに似ている。どんな馬にも速く走らせる方法がある。ラグビーコーチもリーダーも、必要なのは、人を進歩させる方法を見つけることである。

60398.人から愛されないのなら、自分から献身的に愛するようにせよ。そうすれば、相手もそれに応えてくれるようになる。

60399.無知な人のそばで学びなさい。学者のそばで学ぶだけでなく。

60400.一見無愛想に見える上司こそ、実は、とてもシャイな性格で、どのように部下に接するべきなのか、上司自身が迷っている。