51201.人生において恐れるべきことは何もない。あるのは理解すべきことだけだ。
51202.私はこのごろ、私の将来の生活に就(つ)いて、少しも計画しなくなりました。虚無ではありません。あきらめでも、ありません。へたな見透(みとお)しなどをつけて、右すべきか左すべきか、秤(はかり)にかけて……
51203.問題を深く見ていると、突然、それが大きくなっていくのではなく、小さくなっていくことに気がつきます。それはどんどん小さくなっていきます。観察することにあなたのエネルギーを向ければ向けるほど、問題は小……
51204.マスコミや評論家が何を書こうが知ったことか。名前の綴りさえ間違っていなければな。
51205.歴史は永遠に繰り返される。
51206.真の大人物に会うと、すばらしいことに、こちらも大人物になれそうな気持ちにしてくれる。
51207.「智恵」とは、「言葉で表せないもの」であり、「経験」からしか掴めないもの。
51208.汝(なんじ)の道をゆけ、そして、人の語るにまかせよ。(ver.0)
51209.恵みをたえずもとめてやまぬのは、可憐(いじ)らしいことである。しかし常凡な日々のいとなみのなかにも、ゆたかな恵みを見のがしているのは、寂しいことである。
51210.まず獣身(じゅうしん)を成して、後(のち)に人心を養う。
51211.絵と女性は、キャンドルの光のもとで評価するな。
51212.自己に従って生きると私が言っている意味は、社会の一部として生きるのではなくて、社会の中で生きるということである。
51213.二十世紀の成功ノウハウは「成功者から学び、成功者を真似、成功者のごとく振る舞うこと」だった。
51214.女と酒と賭け事と詐偽は、富を減らし、欲望を増やす。
51215.目は口ほどにものを言う。(ver.0)
51216.ときめくな俺の心。揺れるな俺の心。恋は覚悟を鈍らせる。
51217.限りなき空の広さも虚無である。地上のすべての形も虚無である。さあ楽しもうよ、生と死の谷間の宿にいる身だもの。ああこの一瞬の命すら虚無なのだ。
51218.「企画」というのは、企てであり、未来に対して波を起こす「予言」のようなものです。前例もなければ裏打ちもなくて、でもイケるだろうと思える面白さが大事なものなのです。
51219.少ないもので満足することに慣れれば慣れるほど、それを失うことを恐れてビクビクすることは少なくなる。
51220.父親が息子に言った。「仕事を見つけて働け。そして金を貯めろ。そうすればやがて、働かなくて済むようになる」。息子が言う。「でも僕、いま、働いてないよ」
51221.オレは若いミュージシャンに教えながら、学ぶ。そうやって新しいエネルギーを得るんだ。
51222.私どんなひとでも、馴れ合うことは、いやだ。
51223.自己投資は、いちばん高い利子をあなたに払う。
51224.もし、あたしが死んだって便りがいっても、あたしは幸福だったと思って頂戴(ちょうだい)。
51225.小敵と見て侮(あなど)るなかれ。
51226.失敗も挫折も成長の源。
51227.口に出そうと出すまいと、意識していようといまいと、観客が恋愛や犯罪や麻薬や戦争や反乱を通して求めているのは、結局、詩的状態、生の超越的状態にほかならない。
51229.最も知る者は、最も少なく語る。
51230.人の半分は後姿です。
51231.何がなしに 頭のなかに崖(がけ)ありて 日毎(ひごと)に土のくづるるごとし
51232.美しい妻を持つ者は、二つの眼より外に必要が無い。
51233.自分に思想のない人間に限って、(作家の駆使する)技法という回線を辿(たど)り損ねて作家の魂の底に降り立つことができず、つい、「おもしろいけれど思想の浅さは否めない」などと口走ってしまうのです。
51234.もっと熱くなれよ…!! 熱い血燃やしてけよ…!! 人間熱くなったときがホントの自分に出会えるんだ!
51235.頭は優位に立ったときこそ下げるもんだ!
51236.己の弱さを受け入れ、相手の強さを認めることこそ、強さへの道。
51237.子供の成長は楽しみですが、子供の成長しか楽しみがない、という状態は問題です。それはお互いを不幸にします。
51238.現在の結婚制度を破壊しても人間が人間らしくあろうとする人が、たくさん出てきてもいい。
51239.戦闘ってのは、いかに自分の得意を押しつけるかだよ。
51240.悔しいとか恥ずかしいとかで泣いちゃダメだ。泣くほどのことなんて、実はそんなにないんだよ。泣いてもいいのは、悲しくて仕方ない時と、嬉しくて仕方ない時だ。
51241.成功は運がよかったから。失敗は自分に力がなかったから。そう考えて経営をやってきた。
51242.その日の仕事はその日のうちに。
51243.人は自尊心が低い状態(=落ち込んだ状態)にある時は、そうでない時よりも、好意を示してくれる相手に好意を強く持つ。
51244.背の低い者も高い者も、天に届かないのはどちらも同じだ。
51245.リーダーシップの本質は、自由で豊かな自己表現にある。
51246.「強み」というのは、「他の人と競争して勝てる力」ですから、そこを活かしてどんどん押していけば、事業を成長させるための突破口が開くはずです。
51247.人を見るとき大切のなのは、見えるものより見えないもの。思いやり、純粋さ、素直さ、優しさ…。目に見えない人間性を大切に。
51248.(クリエイティブな)考え事をするのに大きな研究室は必要ありません。
51249.(自分の話した不満を)もし相手が愚痴だと言って嫌がるなら、それは話すべき相手を間違えている。
51250.えらい芸術家は、みんなどこか素人くさい。それでよいんだ。はじめ素人で、それから玄人になって、それからまた素人になる。
51251.人に舐められたり、それを受け入れたりしてはいけません。
51252.自分の時間は、ほんとうは、他の人びとによってつくられているのだと思う。
51253.不平は自信の欠乏であり、意志の薄弱である。
51254.ロックフェラーに初めて会ったときに、「何があなたの一番の煩悶だい」って聞いた。そして言ったもんだ、「今現在、私、いくら持っているかわからないのが一番の苦痛です」と。気の毒なやつだね、これ、なきに等……
51255.自分ぐらい厄介なものはありません。自我・我執の固まりだからです。この自我、この我執を、どう運転してゆくか──、それが人生じゃないかと私は思っております。
51256.触れたり、しっかり観察していないものは、リアリティーの伴った想像になり得ない。
51257.虫や小鳥は、生きてうごいているうちは完璧(かんぺき)だが、死んだとたんに、ただの死骸(しがい)だ。完成も未完成もない、ただの無に帰する。人間はそれに較(くら)べると、まるで逆である。
51258.情熱は不思議と「運」をも引き寄せ、不可能だと思っていたことを可能にしてしまう力を持っている。
51259.読むことは、本にのこされた沈黙を聴くことである。
51260.いいところが20%だとしたら、そこをほめて栄養を与えてあげる。そうするとどんどん細胞分裂して80%にも90%にもなっていく。
51261.僕は、人間というのは最後はツキが人生を左右するんじゃないかと思っている。
51262.えらいわねえ、あなたたち二人は。おたがい目的をもって人生を歩いているんですもの。
51263.愛のルールの基本は、いかに相手に心配をかけないようにするか。(ver.0)
51264.“絆を深める”とぼくが言うときは、絆の糸を長くして、ずっと深めていくのが理想なんです。お互いの関係の深いところを、なるべく遠く、それこそ“無限遠点”にまでもっていく。その点を介してつながっていれば……
51265.すぐれた科学者は一芸に秀でた人間というよりも、むしろあらゆる視野を兼ね備えた教養人です。この幅広く、多角的な視点を持つということが、創造性の原動力になるのかもしれません。
51266.すべての父親と息子がそうであるように、おたがいに何か照れくさく、胸の中に、話しあいたいことが沢山あるために、かえって黙ってしまう。
51267.自分にとって本当に大切なものは何か。自分は今、何をすべきか、そして何ができるか。
51268.扱いにくいものほど、はまった時に輝きを放つのよ。
51269.豊かさには、二つの要素がある。それは、自分の好きなことをやる自由があること。もう一つは、いまの状態に心から満足できること。
51270.狐は悪賢いが、それを捕らえる方はもっと悪賢い。
51271.友だちができない、つくる機会がないといって嘆く人がある。だが、友だちは天から降ってくるものではない。何ら動き出さず、家でじっとしているだけでは友だちは減っていく一方。
51272.女は、たいてい、これくらい食うの普通だわよ。もうたくさん、なんて断っているお嬢さんや何か、あれは、ただ、色気があるから体裁をとりつくろっているだけなのよ。
51273.川沿いに住もうと思うなら、ワニと仲良くなれ。
51274.人ひとりいない風景は、息をのむようにうつくしい。
51275.国家としての「国」という言葉ができたのは、明治維新以降、世界史的にみても、19世紀の半ば過ぎからこっちにすぎません。
51276.たとえ法的には問題がなくとも、普通の市民の立場から見て、おかしいと思われる行動は一切とらない。
51277.きれいはきたない、きたないはきれい。すべての値打ちをごちゃまぜにするそのとき、はじめて俺は生きられる。
51278.真の信仰とは、何曜日に精進ものを食べ、何曜日に教会へ行って、どんな祈りを捧げるか、ということを知ることでなく、常にすべての人を愛して、正しい生活を営み、常に自分にしてもらいたいと思うことを隣人にし……
51279.詩は裸身にて、理論の至り得ぬ境を探り来る。そのこと決死のわざなり。
51280.(教養を身につけるには)まず、今のことを知ることです。そして、専門的なことをその場にいるかのように知ることです。
51281.奇跡が起こらないことが絶望なのではなくて、奇跡など起こらないと知りながら生き続けなければいけないこと、それが絶望。
51282.気が滅入るだって? きみの生活にはユーモアが足りないのかも。
51283.今を幸せと感じれば、人生は「今」の連続体だから、それが未来にもつながっていく。そのためには、日々の生活の中に生きがいを取り入れるとよい。
51284.聞くことは愛の行為です。
51285.きちんとした土台があって俺たちは気持ちよく演奏できるんだ。その域に達するまでには、学ぶことがちゃんとあるんだ。
51286.幕があがり、幕がおりる。生死も投企(とうき)も、すべて幕のかなたの出来事であり、観客はそれを「複製」して日常的現実に持ち帰ってゆくという発想は、劇場の中に坐っている数時間を、人生そのものとしてでは……
51287.私は、人々に大きな影響を与えていく偉大な宗教家とは、当時の人々の苦悩がそのまま己れ自身の苦悩と一つになっていく、従って己れの苦悩を克服したとき、それが同時に人々を苦悩から解放することにつながってい……
51288.お金について理解すること、つまりどのように稼ぎ、どのように維持するかを知ることは、あなたの人生、結婚生活、幸福、そして将来を考えるとき、まさに必須条件となるのです。
51289.人間に死のあることがそもそもの絶望の本質である。
51290.やらねばならぬ、やらねばならぬ、目的に向かってやらねばならぬ。
51291.おそらく死の瞬間まで、人はもっとちがったもうひとつのあり得た自分の生を夢に見ながら死んでいくのかもしれない。
51292.物事が悪い方向に進んでいる時に笑うことができるということは、誰かと一緒にそれを非難しようと思っているということだ。
51293.世界はすべてお芝居だ。男と女、とりどりに、すべて役者にすぎぬのだ。
51294.Stay hungry. Stay foolish. ハングリーであれ。愚かであれ。
51295.幸福を確かなものにするには、美徳では不十分だが、不幸を確かなものにするには、悪徳で十分である。
51296.愛は、この世に存在する。きっと、在る。見つからぬのは、愛の表現である。その作法である。
51297.がんはありがたい病気よ。周囲の相手が自分と真剣に向き合ってくれますから。ひょっとしたら、この人は来年はいないかもしれないと思ったら、その人との時間は大事でしょう。そういう意味で、がんは面白いんです……
51298.人を賞讃しながら酒を飲むと、悪酔いしますね。
51299.(企業が)利益を上げるには、利益にこだわった経営と仕事のやり方をしなければならない。
51300.幾何学においては、一般にほとんどの学問の場合と同様に、どれかある特定の命題が直接的な利益をもたらすことはめったにない。
51301.芝居ごころは人生のなかでもっとも重要な才能のひとつである。
51302.スピーチの準備のポイントは、次の三つである。1.話す内容を順序よく整理しておく。2.キーワードを紙に大きく書いて、しっかり頭に入れておく。3.人前に立った時、キーワードを書いた紙は手に持っていること。
51303.「相手を利用する」「利用し合う」という発想ならば後ろ向きな人間関係だが、「助け合う」という発想ならば前向きな人間関係である。
51304.向いている方が前、進んだところが道になる。
51305.女性は怒りたいことがあるから怒るのではなくて、怒りたいから怒っているのだ。そして怒りたいときに怒らせておかないと、先にいってもっとひどいことになるのだ。
51306.実績がない状態から始めるには、リスクに立ち向かっていける情熱こそが、自分自身のエネルギー源になると同時に、周囲の人たちの心を動かす力になるのです。
51307.やりたいことをやってきたこの人生。おかげで痛い目にもあってきた。さんざん恥もかいてきた。でもね、やりたいことをやっちゃう人生のほうが、(やらない人生より)間違いなく面白い。
51308.行動を起こして批判された人の銅像は多いが、批判しただけの人の銅像は一つもない。行動を起こす人は批判される。そして、あら探しをする人は責め立て、文句を言うだけである。
51309.何も決断しないことは、間違った決断をするよりも悪いことです。
51310.いつだって選ぶのは女のほう。白馬の王子様は、こっちから捕まえに行くもんだよ。
51311.泣きながら生まれてきて、黙って死んでゆくのだ。人は年老いた幼児として。
51312.あなたが好きだと思う男性によって、あなた自身のレベルまでばれてしまうことを、お忘れなく。「え!あんなのが好きだったの?」「彼女って、あのレベルだったの?」と、いうように。
51313.優柔不断な上司には、事前にまわりの人たちから同意や承諾を得ておき、「みんなもこの意見に賛成です」「みんなにも協力してもらうことになっています」と「みんな意識」を使うといい。
51314.他力の生活というのは、そこに生かされてあることの不思議を感ずるところから出発する生活です。ですからそれは努力をしない生活ではなくて、努力において努力できることを喜ぶ生活です。
51315.寛大さはあらゆる利益をもたらします。相手をよい方向へ変えることができるのは、寛大さによる以外はないと言っても過言ではありません。
51316.酷(ひど)いことをしても憎まれない人がいるけれども、立派に生きて恨まれる人もいます。
51317.夜は僕の道を隠すけど、その代わりに星の存在を教えてくれる。なら、辛い時にこそ見えるものがあるんじゃない?
51318.我々は、はからずも、いま政治的には一応解放された。しかしいままで、奴隷状態を存続せしめた責任を軍や警察や官僚にのみ負担させて、彼らの跳梁(ちょうりょう)を許した自分たちの罪を真剣に反省しなかつたな……
51319.不作法でがさつな態度は、人の心の扉にかんぬきをかけ心を閉ざさせてしまうが、親切でおだやかな態度、すなわち礼儀をわきまえた態度は、その扉を開く魔力を持っている。
51320.どうでもいいものから 捨ててゆくんだね
51321.労働者と資本家は、自分らの関係を改善しようと思ったら、愛の律法を実行しなければならない。換言すれば、人にされたいと思うごとく、人にも振る舞わねばならない。
51322.人生は、何も成し遂げようとしない者にとっては長すぎるが、何かを成し遂げようとする者にとっては短すぎる。
51323.「特殊な才能」とは、ものを書くとか、音楽を作るといったことだけを意味するとは限らない。それは、温かい思いやりや、人の悩みにじっと耳を傾ける能力、あるいはただ音楽や花や樹々に注意を向け、世界の不思議……
51324.運命を信じてもいいけど、これも運命だから、とあきらめるときに使うのは誤用じゃないか。そこで止まってしまう。普通ならあきらめざるを得ない状況のとき、きっと打開できるぞ、運命が希望を捨てるなと言ってる……
51325.面白おかしい家庭、というのはあり得ない。平和と、面白おかしいこととは、両立しないから。
51326.もし本当にここで働きたくないのであれば、ここで働かなければいいのだ。もし本当にこんな仕事をしたくないのであれば、こんな仕事をしなければいいのだ。あなたは自由だ。あなたは別の場所で働くことを選べる。……
51327.マネジメントたる者は、共に働く者から自らの仕事を教わらなければならない。
51328.目上の人やお客さんに何かお願い事がある時は、「〜してください」よりも、「〜していただけますか?」「〜していただけないでしょうか?」というような相談形式でお願いした方が、丁寧で印象がよく、相手の了解……
51329.掃除することは感謝すること。
51330.「菜根譚(さいこんたん)」も教えている。小さな過失はとがめない。かくしごとはあばかない。古傷は忘れてやる。他人に対してこの三つのことを心がければ、自分の人格を高めるばかりでなく、人の恨みを買うこと……
51331.知識労働者は、ほとんどが専門家である。彼らは一つのことをよく行うとき、すなわち専門化したとき大きな成果をあげる。
51332.あなたはとても勤勉でなければならない。細部までとことんチェックしなければならない。やり残しがないように、くれぐれも注意しなければならない。いつもよりもっと深くもっと熱心に考えなければならない。
51333.俳優は自分に近すぎる台本を演じるのは下手だ。ある種の響かない声を出す。台詞の一部を自分のことだと思い、観客に向けられなくなるのだ。信じ、同化するだけでは不十分、演技をしなければ。
51334.誕生においては文明人はむつきでくるまれ、死に臨んでは棺桶に釘を打たれる。彼が人間の形式を保有する限り、彼は我々の制度に束縛される。
51335.空を見上げてごらん ゆったり 悠遊 雲もゆうゆう 鳥も悠遊 小さな自分が わかるから
51336.本番を練習、練習を本番と思ってやりなさい。
51337.オレは後悔しないし、決して後ろを振り返ったりはしない。それが、オレという男の生き方だ。
51338.忠言の友があるなら、「甘言の友」があってもいいじゃないか。なにに対しても、「すばらしい」「いいよ、いいよ」といってくれる友です。
51339.もし、子育てをやり直せるなら、知識ばかりを詰め込もうとしないで、心を思いやりでいっぱいにします。
51340.人生を考える自分の心が消極的だと、すべてが哀れ惨憺(さんたん)、光のない、惨めなものに終りゃしませんか。
51341.男が 仕事をする時には 常に捨て身でなければ だめである。捨て身とは 何も欲しがらぬ ことである。そんとく 勝ち負け という 人間の〈物さし〉を 捨てることである
51342.出発の時が来た。我々は我々の道を行く──私は死への道を、君は生への道を。どっちが一層よいかは、神のみぞ知る。
51343.従来の日本人は魂の鎖国令の中で、春夏秋冬をくりかえす反復性を重んじたが、私はそうした歴史主義を打破して、地理的、対話的に旅しながら問い、去りながら生成したい、と思ったのである。
51344.事実というのは(意志の)弱い者につけ込む。現実的な(マイナスの)情報をこれでもか、これでもかと出してもくる。
51345.思想が世の中を支配する。
51346.なれなかった自分になるのに、遅すぎることはない。
51347.女というものは自然現象と同じで、責めたりなじったりするものではない。
51348.人間は互いの糧となるべく呼び集められている。
51349.誰も殊更に見ようとしない最もありふれたもの、それが実は最もなくてはならないものだということ。
51350.「戦略」とは「戦い」を「略す」と書く。複雑で面倒臭いのは、「戦略」とは言わない。
51351.「駄目な人間なりに頑張ればいい」じゃなくて、「駄目な人間から抜け出そう」と頑張ることが大事なんだよ!
51352.私は恋愛の「愛」の字、「性的愛」の「愛」の字が、気がかりでならぬのである。「愛」の美名に依(よ)って、卑猥感(ひわいかん)を隠蔽(いんぺい)せんとたくらんでいるのではなかろうかとさえ思われる……
51353.燃やすに一番よいのは老木、飲むには古酒(ふるざけ)、信頼するには古友(ふるとも)、読むには古い著書。
51354.いってみれば(冗句とアイディアの)どちらも、豊かで鋭い批判精神を土台にした、創意工夫のヒラメキであるのだ。洗練された冗句を飛ばせる人間性は、そのまま優秀なアイディアを生む土壌でもある。
51355.ささやかな進歩や便利さを喜ぶ。お先真っ暗に見えるときも希望を捨てない。何かを責めるよりは次になすべきことを考える。
51356.時代遅れになるような原則は、原則ではない。
51357.私たちは誰でもなんらかの形で想像している。というのは、心像(しんぞう)こそ願望の血肉にほかならないからである。
51358.運命は自分たちで作るものだ。
51359.自分を語るということは、志を言えばいいんよ。
51360.誠意のこもった言葉は、たとえどんな言葉であっても、聞く者の心を打つ。
51361.いますぐにやるという習慣を身につけましょう。
51362.民営化は政府を弱体化しない。その目的は、病におかされ無能となった政府に力を取り戻させることにある。
51363.真の偉人の最初のテストは、その謙虚さにある。
51364.親子は一世、夫婦は二世、主従は三世。
51365.諦めるということは便利な言葉である。が、卑怯な言葉で、また怖ろしい言葉である。
51366.自分が幸せかどうかは、自分で決めるしかないのよ。
51367.美しいものに触れた感動は人の心に希望を蘇らせ、無条件に人を強くする。
51368.たとえ超一流になれる素質を持っていても、環境ひとつで抜け出せないことは少なくない。
51369.組織全体に一つの勢いをつけることが大事である。
51370.人は耳当たりのいい言葉には心を開き、耳に痛い言葉には心を閉ざす。
51371.会話の中で突っ込みを入れるときに、一番いけないのは、なじみのないヤツに突っ込むこと。まだなじんでないヤツに突っ込まれるのって、腹が立つからね。
51372.現場で働いている者が一番(事情を)よく知っている。(問題点・改善点は)ただ彼らに聞けばいいのだ。
51373.人前で泣くのは格好悪いことかもしれないけど、恥ずべき行為ではないと思う。
51374.消費行動は理屈ではない。好き嫌いだ。誰がなんと言おうと「好きなものは好き、嫌いなものは嫌い」なのだ。
51375.親にも他人にも愛されずにきた孤独な人は、誰かからほんの少し愛されたり優しくされただけでも、大変な喜びを感じたり、有難味を、また幸福感を味わうことができるのです。
51376.力を効果的に使うには、集中に限る。攻撃にあたっては先制と集中。
51377.相手の気持ちを察して発言する、それが本当の意味での敬語だ。
51378.美しく死ぬのは、さほど難しいことではない。しかし、美しく老いることは至難の業(わざ)だ。
51379.謝ってから弁解すると未練がましく映る。弁解してから謝ると卑怯に見える。どっちにしろ、軽蔑を買う。謝るなら後にも先にも弁解してはいけない。謝ったら後は潔く黙して仕事で成果を出す。謝ったことが大きな信……
51380.“火”は人の心を落ち着かせ、“ゴールド”は人の運気を明るい方へ導いてくれる。
51381.どんな発明でも、完全なものは決してない。不断の改良が必要である。
51382.学生時代に不勉強だった人は、社会に出てからも、かならずむごいエゴイストだ。
51383.自由のあるところ、そこに我が祖国あり。
51384.妻を見つけようと出かける時には、眼を家に残して、両耳を持って行きなさい。
51385.(ユーモアではなく)笑いにするには動きを入れる。しゃべりにちょっと動きを入れる。たくさんの人の前に立つと、しゃべりだけだと笑わないんですよ。それでちょっと動きを入れる。そうすると大きな笑いになって……
51386.記憶は消えてしまってもよい。現在の瞬間の判断を誤らなければ。
51387.仕事の報酬は仕事である。そんな働き甲斐のある仕事を、みんながもてるようにせよ。
51388.得られるものは得よ。得たものは持ち続けよ。このことが鉛を黄金にする“賢者の石”だ
51389.人の助け尽きたるとき、神は助けに来給う。
51390.幾つかの選択肢から一つ選ぶのはいい。しかし、その一つを熟考しなければいけない。そこからまた幾つかの選択肢が生まれる。熟考を重ねるとはそういうことで、珠玉の結論に至る道筋である。初めの選択肢でよしと……
51391.チャーリー・ブラウン「大人になったら何になりたい?」 ライナス「メチャクチャにしあわせになりたい!」
51392.起こったことをそのまま受け入れることは、不幸を克服する第一歩である。
51393.愛多き者は則(すなわ)ち法立たず。
51394.感動とは 感じて 動く と書くんだなあ
51395.結婚した女のつらさって何か知ってる? 男の弱さと愚かさを見なきゃいけないこと。
51396.観察するには比較することを学ばねばならぬ。比較するには観察しておかねばならぬ。観察によって知識はつくられる。だが観察するには知識がいる
51397.人生を解決せんとするものは先(ま)づ人生を超越する所がなければならぬ。
51398.広い部屋にいると気持ちも大らかになる。細長い部屋より、正方形の部屋のほうが、なごやかな話し合いに向いている。小さくて細長い部屋は、圧迫感を与えるので一般的には好まれないが、激しい議論を戦わせる時は……
51399.やたらに人に弱味をさらけ出す人間のことを私は躊躇なく「無礼者」と呼びます。それは社会的無礼であって、われわれは自分の弱さをいやがる気持ちから人の長所をみとめるのに、人も同じように弱いということを証……
51400.われを忘れがちなものを密かに叱呼する、こんな落書き一つ、このごろは見かけることがなくなった。「右を見よ、左を見よ。そんなにきょろきょろするな」
51401.(本来)愛国心とは、集団としての責任を生き生きと感じているものだ。国家主義は、愚かな雄鶏が自分の縄張りでしか仲間を作れないときの声だ。
51402.あたし、男のひと皆に教えてやりたい。女にほんとうに好かれたいなら、ほんとうに女を愛しているなら、ほんの身のまわりのことでもいいから、何か用事を言いつけて下さい。権威を以(もっ)て、お言いつけ下さい……
51403.自分の潜在意識の中に刻みこんだことは何であれ、拡大され増大されて、現実というスクリーンの上に現れてくる。
51404.笑顔は万言(まんげん)に勝るインターナショナル・サインである。
51405.苦悩なき者は深き精神的趣味を理解することは出来ない。
51406.怒(おこ)るは感情のまま(にできるが)、叱るは愛情がないとできない。
51407.科学は、未熟な人間を神にした。
51408.「心配する必要はない」なんて、言わないでくれ。それが私の唯一得意なことなのだから。
51409.「何がウケるか」っていうマーケティングの発想で曲をつくってたら、とてもじゃないけど何もつくれやしない。
51410.二十歳までは親に貰った顔、二十歳からは自分で作った顔、と言うらしい。(自分は)まったくひどい顔。
51411.どんな人を採用したいかと問われれば、将来、経営者になりたい人と答えます。
51412.仕事のうちで一番大切なことは、後継者を得ることと、後継者に仕事を引き継がしむる時期を選ぶことである。これがあらゆる仕事中の大仕事である。後継者が若いといって、譲ることを躊躇するのは、おのれが死ぬと……
51413.浅い喜びを味わうよりも、深い悲嘆を飲み込んだ方が良い。
51414.我々は自分に問いかける。自分ごときが賢く、美しく、才能にあふれた素晴らしい人物であろうはずがないではないか? だが、そうあってはなぜいけない? あなたは神の子である。
51415.ビジネスを成長させるなら、少しゆっくりめぐらいがちょうどいい。急いで成長させようとしたら、いろんなところにその歪みがでてしまうから。
51416.山でも川でも、僕が崇高と感ずる瞬間の自然、取りもなおさず神じゃないか。
51417.本当にやりたいことなら、失敗したら…なんて考えたりしない。
51418.優しさとヘタレは紙一重。
51419.究極の成功とは、自分のしたいことをする時間を自分に与える贅沢である。
51420.死ぬ月日さえも丁度良い
51421.自分にできること、あるいは夢に思い描いていることは、すべて実行に移すことだ。大胆であれば、非凡な能力と不思議な力を発揮できる。
51422.新商品に対する最大の敵は社内にある。
51423.いにしへの 道を聞いても 唱へても わが行なひに せずはかひなし
51424.私は上品な芸術家に疑惑を抱(いだ)き、「うつくしい」芸術家を否定した。田舎者の私には、どうもあんなものは、キザで仕様が無かったのである。
51425.あなたの周りいる人の成功を助ける余裕がないほど忙しいのであれば、それは本当に忙しすぎるのだ。
51426.かなしきは 飽(あ)くなき利己の一念を 持てあましたる男にありけり
51427.文体は心の動きにすぎない。
51428.違う意見を得ることこそが人間関係のもたらす利点だ。本来、同一であることは、創造力も活かせず、つまらないものである。
51429.世の中の変化や技術革新に乗り遅れないために、政治家でもなく、評論家でもなく、常に商人のセンスで、情報をできるだけ収集せよ。
51430.望みのものを取るがいい、しかしその代償を支払うのを忘れてはいけない、と善なる神は言われる。
51431.仕事を磨くことが、人間を磨くことになる。
51432.生きて行きたいひとは、どんな事をしても、必ず強く生き抜くべきであり、それは見事で、人間の栄冠とでもいうものも、きっとその辺にあるのでしょうが、しかし、死ぬことだって、罪では無いと思うんです。
51433.交わした言葉が、笑い合ったささやかなことが、言い合いしたつまらないことが、相手のことを考えた時間が、ともに目にした光景が、すべてゆっくりと消化され、わたしの栄養になりエネルギーになった。それは失わ……
51434.人はただ自分の愛する人からだけ学ぶものだ。
51435.苔寺(こけでら)のよさを理解し、苔を美しいと感じるのは湿気の中に生きる日本人だけの感覚である。自然と闘い、征服する過程で文化を築きあげてきた欧米人と、自然にさからわず、できるだけ壊さず、……
51436.私はどんな社会でも理想なしに生存する社会は創造し得られないとまで信じているのです。
51437.内心に潜む確信を語れば、それはきっとすべての人に通ずる。
51438.主は大地より薬をつくりたもうたのであり、賢者は薬を忌避しないのである
51439.人、生まれて学ばざれば冥冥(めいめい)として、夜行くが如し。
51440.一方は誘惑したがり、もう一方は誘惑されたがっているのだから、これで話がまとまらなかったら、そのほうがよほど妙だ。
51441.(わたしでなければできない)仕事が何であるかを見つけ、そのために精一杯の魂を打ち込んでゆくところに、人間として生まれてきた意義と生きてゆくよろこびがあるのだ。
51442.すぐに幸せになれなくても、ゆっくり幸せになればいいんだよ。
51443.いまの年寄りは、体のほうだけ成長というか、老いていって、寿命は延びていって、精神のほうは成長しないです。
51444.人間の心の、本当の、本質というものを知って活きている人は、きわめて少ないのではないか。
51445.知られてしまった片想いは、ただ、あなたを苦しめるだけ。
51446.人格は習慣が着ている着物だ。
51447.(一緒に)遊んだり、憎んだり、ケンカしたり、笑ったり。思い出の積み重ねが親子や家族をつくっていくのです。プラスもマイナスも全部ひっくるめて、その思い出が家族なのです。
51448.(自分はお金がないから)エカキになることはムリだ。しかしせっかく生きのびてきたんだから、好きなことをして死ぬるという線でいくしかない。すなわち絵に関係した仕事でめしを食うというわけだ。
51449.ぶどうに種があるように 私の胸に悲しみがある 青いぶどうが酒になるように わが悲しみよ、よろこびになれ
51450.人は安心感を持つと、自分から自分を表現できます。
51451.努力に努力を重ねて、コンサートである曲を〈完璧に〉演奏できたとします。そうすると、私はまた努力に努力を重ねて、翌日のコンサートでは〈さらに素晴らしい〉演奏をするんです。
51452.争いごとに勝つには、議論と力という二つの手段がある。前者は人間のもので後者は獣のものだが、議論で解決できないときは力という手段を使わなければならない。
51453.日々の生活も、人生も、実験の連続だ。実験なのだから、当然失敗することもある。何かうまくいかないことがあっても、単に実験が失敗しただけだと思えば、落ち込まないはずだ。
51454.やること(=やるべきこと)を全部やって飲むビールは最高にうまいんだろうけど、やるべきことから逃げ出して飲むビールだって劇ウマなんだぞ。
51455.精神だの肉体だのという区別は、男だけの問題なのであって、女にとっては、それは一つものなのだ。だから亭主の純肉体的浮気に、女房がカンカンになって怒るのももっともであって、女は女の立場から類推……
51456.悪の形で現れるエネルギーも、善の形で現れるエネルギーも、エネルギーとしては同じものです。ですから、この二つのエネルギーは変換できるのです。
51457.今社会は精神的な価値への回帰を必要としている。物質的な世界を補うためではなく、物質的な世界に意味を与えるために必要としている。
51458.純粋物理学の目的は、認識可能な世界の諸法則を明らかにすることであり、純粋数学の目的は人間の認識の諸法則を明らかにすることである。
51459.相手をやり込めるような言葉をぶつけると、その場はスカッとしたような気になります。しかし、人が発した言葉はすべて自律神経系によって読み取られ、ダイレクトに当人に返ってきます。
51460.僕は家にいるどの猫とも喜んで立場を変えていい。
51461.男とキノコには2種類あるんですよ。食べて身体にいいもの、それから食べると毒になるもの。
51462.黒があるから白さが分かる。悲しみや苦労を経験した人ほど、幸せのありがたみが分かる。
51463.人脈を錦の御旗のように絶対視する人よりも、人脈作りが苦手な人のほうが信用を多く得ている。後者は自分を飾らず誠実に仕事をする人で、人脈作りをしなくても有能な人たちが勝手に自分の人脈に加えている。前者……
51464.失敗は前進の足踏みだと思う。
51465.悪漢は長生きする。綺麗(きれい)なひとは早く死ぬ。
51466.ロボットのように小さなバッテリーを埋め込めば、ウキウキして何年も働くというのと人間は違います。
51467.あらゆる問題の解く過程において、最も重要な要素は、それを解こうとする願望であり、志向であり、決意である。
51468.おしめと一緒で政治家も定期的に取り替えなければならない。その理由は、おしめの場合と同じ。
51469.人間は美しいものに悦びを感じると言うけれど、本当は人間って、醜いものにも美をみつけ、陶酔することができるって、ねえ。
51470.教育──自分らの理解力に限界があるということを、賢者に悟らせ、愚者には隠してみせるところのもの。
51471.自然のすがたには何人(なんぴと)も反感をもたない。それはいたずらに飾られた詐(いつわ)りがないからである。
51472.聞かざるは聞くにしかず。聞くは見るにしかず。知るは行うにしかず。学は行うにいたりて止(や)む。行わば明らかなり。
51473.人を使わず、その技を使う。(ver.0)
51474.自らの貢献に責任を持つ者は、その狭い専門分野を真の全体に関係づけることができる。
51475.自分の人生には誰も責任を持ってくれない。
51476.問題を解決する思考力は、頭の良し悪しではなく、頭の持久力で決まります。斬新な発想がなくてもいい。壁にぶち当たったら別の方法を考え、また行き詰ったら、さらに他の方法を試してみる。その繰り返しこそが、……
51477.どんな本もよみてとおなじ背丈けしかもたない。読みてがこれだけであれば、本もまたこれだけなんですね。というのも、ひとが本に読みうるのは、つまるところその本をとおして読みうるかぎりのじぶんの経験だからで…
51478.お金持ちなのに下品な人がいる。貧乏なのに上品な人がいる。気魂(きこん)の位が違うのです。
51479.メロディは“餌”だ。オレはそいつを食って生きている。
51480.男性が女性との関係を隠す時って、相手に特別な感情がある時なのよね。
51481.人は自我と自律の狭間でもがいて自己の内部で折り合う。その折り合いが自我のほうに比重がかかっている人はクリエイティヴな方面に進むと成功しやすい。自律のほうにかかっている人は専門職が向いている。
51482.わくわくするってことは脳が活性化してるということでしょう。
51483.人生は最高だと思える時の一つは、人と心が通じ合えた時だ。
51484.(世の中の)嘘を信じて、嘘に従ってると、人生失敗するぞ。成功したかったら、真実を知り、自分の気持ちに正直になれ。自分に嘘をつくな。
51485.どんな職業についても、お金持ちになれる。
51486.あるところでは自前主義に徹底的にこだわって差異化を追求する。また、別のところではM&Aや提携によって足りないところを補う。自主経営とは、こうした経営判断を自由自在に使い分けていくことです。
51487.健全なる理性は命令している。──「爾(なんじ)、女人(にょにん)を近づくる勿(なか)れ。」 しかし健全なる本能は全然反対に命令している。──「爾、女人を避くる勿れ。」
51488.無関心でいる自由は、自由の中で最も低級である。
51489.大胆なだけでは、パーフェクトな仕事はできません。一方、繊細なだけでは、新しいことにチャレンジする勇気は生まれません。仕事をする場合、どうしても豪快さと緻密さという、二律背反するような性格を備え、局……
51490.想像力というのが教養だ。
51491.優れた数学者の特性とは、いつでも問題を見つけることができ、常にどれかの解決に忙しく従事しているということである。
51492.多くの人の最大の問題は、理想の状態をイメージしないことなんだ。君がやらなければならない最初のことは、自分の望む人生をイメージすることだ。
51493.脳は、この世でもっともパワフルなコンピューターです。
51494.自分の興味と直感の赴(おもむ)くまま当時身につけたことの多くは、あとになって値札がつけられないぐらい価値のあるものだって分かってきたんだ。
51495.自分を磨いたんだって? 確かにきれいに磨かれたようだ。でも、ずいぶんとちっちゃく、まとまっちゃったね。粗削りで、傷だらけ、でこぼこだらけでも、器のおっきな君が好きだったんだけどな。
51496.劇場の中には、さまざまの〈出会い〉が組織される。それは俳優と役中人物との〈出会い〉、俳優と観客との〈出会い〉、観客と役中人物との〈出会い〉、観客と観客との〈出会い〉──と、限りなくあるのだが、従来……
51497.あなたが身につけているもののうちであなたの表情ほど重要なものはない。(ver.0)
51498.石ひとつ 坂をくだるがごとくにも 我けふの日に到り着きたる
51499.愛はインスタント食品ではありません。盆栽を育てるように、五年、十年とじっくり苦労して育て上げるもの。それができれば、愛はやがて、ひとまわりもふたまわりも大きい、「無償の愛」に育ちます。
51500.なんじら祈るとき、偽善者の如くあらざれ。彼らは人に顕(あらわ)さんとて、会堂や大路の角(かど)に立ちて祈ることを好む。
51501.仕事が好きで、かつ楽観的であれば、それだけで組織の空気は違ってくる。
51502.逆境と思えるものの中には、それぞれレッスンがあります。悪いことがやって来たら、それを学びのために使い、祝福に変えることができます。
51503.組織は存在することが目的ではない。種の永続が成功ではない。組織は社会の機関である。外の環境に対する貢献が目的である。
51504.艶聞(えんぶん)というものは、語るほうは楽しそうだが、聞くほうは、それほど楽しくないものである。
51505.優れたセールスマン、必ずしも良きマネージャーならず。
51506.世の中では、予断の信奉(しんぽう)が良識として通る。
51507.あなたの得意なこと、それが幸福をもたらしてくれる。
51508.つまづいたり ころんだり したおかげで 物事を深く考えるようになりました あやまちや失敗をくり返したおかげで 少しずつだが 人のやることを 暖かい眼で 見られるようになりました
51509.「成功しよう」とするより、「夢をかなえよう」とするほうが楽しい。
51510.数学の本質は数式にはなく、数式が導かれる際に助けとなる思考の過程にある。
51511.歌は思いを響かせるもの。
51512.今は男達も裃を脱ぎ捨てて、本音で生きていい時代。そんな中でキラリと光るのは、封建制度に代わる価値観を自分の手で作り上げた男たち。
51513.お金持ちほど、たくさんの収入源を持っている。
51514.叶えたいことがあるとき、安易な神頼みをしても通用しません。神を前にしたときに唯一有効なのは「誓い」です。やるべきことはやり、そのうえで神様に誓い、加勢を願うのです。人事を尽くして天命を待つ。まずは……
51515.泣き言が言えるのは心から話せる相手がいるってこと。
51516.私たちは、宇宙の小さな物体の上に、取るにたらない点のようなものの上に住んでいるのだから。
51517.お前は烈(はげ)しすぎる。その烈しさがお前の魂を損なわぬように。
51518.いやなことをどんどん忘れて、楽しいことだけを憶えている人は人生がとても明るいが、いやなことばかり憶えていると、「ああ、わたしの人生はなんて暗いんだろう」ということになってしまう。忘れ方が上手になろう。
51519.賢人のごとく考え、凡人のごとく語れ。
51520.悪魔はみな優しいのだっ!
51521.(私は)資本主義に対しては重大な疑念を抱いている。(資本主義は)経済を最終目的として偶像化している。あまりに一元的である。
51522.逝(ゆ)くものはかの水のごとく、暫(しば)らくもとどまらない。
51523.本当の恋愛をするなら本気で自分をつくるべし。それは相手に合わせる事でも見栄を張ったり表面を取り繕う事でもない。
51524.はたからどんなに幸福そうに見えても、それは幸福とは言えない。本人がしみじみ、ああ、私は仕合せだと思えないかぎりは、ほんとうの幸福を味わうことは出来ない。
51525.自己陶酔している人の心の底は、孤独と恐れです。
51526.人生は将棋と同じで、読みの深い者が勝機をつかむ。(ver.0)
51527.奇妙かもしれないが、私にとっては、いま起こっていることやすでに起こったことの意味を探り、発見する、ひとりだけの時間をもたぬかぎり、友達だけではなく、情熱かけて愛している恋人さえも、ほんとうの生活で……
51528.あなたのできること、夢見ていることがあれば、今すぐ始めよ。果断の中にこそ、才能と力と魔法がある。
51529.お金を払っても、やりたい仕事ですか?
51530.精神を大切にして気高く生きることが何よりも大事だ。
51531.どっちをむいても 文字通り八方ふさがり── 四面楚歌ッてやつだな それでも わたしは自分の道を自分の足で 歩いてゆこう 自分で選んだ道だもの──
51532.金銀は 慈悲と情(なさけ)と 義理と恥 身の一代に 使うためなり
51533.本当に正しいことのために戦ったのなら、負けても恥じることはない。
51534.人間の平和というものは、足もとの小石一つでくずれる、はかないものだ。
51535.英語でライフワークのことをコーリング(calling)といいます。直訳すると「呼び声」。多くの人は「自分のライフワークが何なのかわからない」と言いますが、私はそうは思いません。それは、小さいころか……
51536.風雪に耐えただけ 土の中に根が張るんだな
51537.わたしは男のように考えるの。女なのは外見だけ。
51538.恋はすべて自分本位。ちょっとしたことでスーっと冷めてしまう。でも恋から入って、そこから架け橋を渡って愛の国に行ってしまうと、もう裏切りは無いのよ。 恋になったり、愛になったりしている最中が恋愛。一……
51539.命は投げ捨てるものではない!
51540.わがために一基の碑をも建つるなかれ 歌は集中にあり人は地上にあり
51541.ぼくは、知りたいために賭ける。賭けるものは、つねに投げ出された「部分的存在」であり、統一的な世界のイメージを探究しつづけるものだ。
51542.二種類の馬鹿がいる。何も疑わない馬鹿と、何でも疑ってかかる馬鹿である。
51543.経営は「レバーの引き方だ」とよくいわれます。1つのレバーだけを強く引くと、ほかの部分に支障が出てしまう。Aのレバーを引いたら、次はBのレバーというように、優れた経営者は複数のレバーを次々とバ……
51544.恋愛は激しいほど休息を欲している。
51545.働かないで生きている人も多過ぎるが、働いてばかりいて人生を生きていない人も、あまりもに多過ぎるのだ。
51546.我々の感受性の磨滅がここまで来ては、何よりもまず、我々の神経も心も呼び覚ましてくれる演劇が必要なことは確かである。
51547.愛もたべものと同じで、旬(しゅん)がある、塩漬にすれば日保(も)ちはするだろうけれど、もはやたべごろ、というのは失われるのだった。(ver.0)
51548.人は何かで人並みよりちょっと優れていると自認するだけで傲慢になる。うんと優れていると自他ともに認めると謙虚になる。さらにさらに優れてしまうと、他人が自分をどう思おうとまったく気にしなくなる。多分、……
51549.心に自慢なき時は、人の善を知る。
51550.真実はそれを最初に知った者に復讐する。
51551.涙で成し遂げられた偉業はないぞ。
51552.心は形に従う。
51553.思いやりのある行為には、奥深い真実がある。それこそが、この世界に、そして互いに、与えなければならないものだからだ。
51554.古い殻の中にとじこもって、この時代の急流に気づかぬ人々、旧式のものの考え方から脱し得ぬ人々は、近き将来においてまったく途方にくれなければなるまい。
51555.予はときに感ずることがある。人間には運命というものがあって、自分である程度までこれを開拓していくことができる。
51556.本当のことを平気で言える相手もなかったとしたら、お前はこれまでの長い一生を、何のために生きて来たか判らないことになる。
51557.いつまでも若くありたいと思うならば、青年の心をもって心としなければならない。
51558.同じ花を見て、同じようにきれいだと思う人と一緒にいることが、一番幸せなんだろうね。
51559.(新しいプロジェクトを)ひとたびやると決めたら、とことん信じ込むんだ。うまくやる能力があると信じるんだ。そして、これ以上できないという最高の仕事をするために働き続けるのだ。(ver.0)
51560.チャンスは束の間で、経験は当てにならない。
51561.「きれいなお月さまだわねえ。」なんて言って手を握り合い、夜の公園などを散歩している若い男女は、何もあれは「愛し」合っているのではない。胸中にあるものは、ただ「一体になろうとする特殊な性的煩……
51562.理想に到達しないあいだにも、その理想を意志しているところに、もう限りない、人の知らない幸福が来やしないか? それが本当の幸福なんだぜ。
51563.これをやるにはちょっと歳をとりすぎたかなと思ったときは、すぐに取りかかりましょう。
51564.もし風や光のなかに自分を忘れ世界がじぶんの庭になり、あるいは惚(こつ)として銀河系全体をひとりのじぶんだと感じるときはたのしいことではありませんか。
51565.民衆の支持を得るのは簡単だが、支持を保ち続けるのは難しい。
51566.ご飯をおいしく食べることは、自分のいる世界を、より美しく変えることだと思うの。
51567.資産家は恐慌時に生まれる。
51568.この世の中のひとりでも不幸な人のいる限り、自分も幸福にはなれないと思う事こそ、本当の人間らしい感情でしょう。
51569.問題を解くというのは、それをより簡単な問題に導くことである。
51570.足を棒にして歩いて、徒労に学んだ。
51571.(落ち込んだ時は)誰もいなくても、笑うの。笑うの。笑うの。そしてちょっと、自分の頭を撫ぜるの。それからねぇ、嬉しいことをするの。
51572.ある場合には運命っていうのは、絶えまなく進行方向を変える局地的な砂嵐に似ている。
51573.女に理論を通じさせることができたら、それは女でなくなるときだ。
51574.自然や季節の移り変わりに敏感な日本人独特の心情は、(自然や自然現象の)微妙な違いを言い表す表現方法や、語彙の豊富さによって培われたものです。
51575.これまでダメだったからといって、それは今日これからすることとは無関係だ。今日することが明日からの運命を形づくる。
51576.友だちがいない、できない、と嘆く人がいますが、本当の友人というものは、一生の内に一人か二人出来るか出来ないかのものなのです。厳密に言えば一生涯出会わない人の方がほとんどです。
51577.両親の不安、それは子どもの心を破壊します。
51578.愛がなくても人間は嫉妬だけは持つ。
51579.本当の自分を隠し、自分を実際以上に見せることは、とても危険なことだよ。
51580.今までのやり方(意見の言い方)を変えてみると、ずいぶんと利益があった。人との話し合いが、それまでよりもよほど楽しく進む。控えめに意見を述べると、相手はすぐ納得し、反対する者も少なくなった。私自身の……
51581.情熱とは何か? それはむろん一人の人間になることだ。
51582.女の名声は幸福の墓である。
51583.みずみずしい美しい女性は、リンゴの香りがする。
51584.何か提案しても耳を傾けてもらえず、即座にはねつけられていると、案が浮かんでも口にしない習慣がついていまう。
51585.勉強で人生は変えられる! 勉強は幸福をもたらす!
51586.従業員は経営者がどれだけ給料を払ってくれるかより、どれだけ自分のことを心にかけてくれるかを心に刻み込む。
51587.自国民の教化には、まず民衆の精神の啓発が第一です。
51588.「友あり遠方より来(きた)る。また楽しからずや。」 (中略)わが思想ただちに世に容(い)れられずとも、思いもかけぬ遠方の人より支持の声を聞く、また楽しからずや、というような意味なんだそうだ。決して……
51589.失敗しても、「今回はダメだったけど、つぎはうまくいく」「こんどはここを工夫しよう」などと前向きにものごとを考える人は、自然なプラス暗示を自分にかけることになり、プラスの結果に結びつけることができる。
51590.他人に助言を求めるときには白紙か、いくつかの選択肢を用意して臨むべきである。
51591.人間にはあまりにも うそやごまかしが多いから 一生に一人は ごまかしのきかぬ人を持つがいい
51592.意気地がないのは、すでに闘いに敗れたのと同じ。常に目標を持って、現実的でないことにも挑戦しなさい。夢は、夢を抱いた時に、叶うものなのだから。
51593.楽譜通りに弾いてもつまらない? 楽譜通りに弾けるようになってから言いなさい。
51594.自立ということは、依存を排除することではなく、必要な存在を受けいれ、自分がどれほど依存しているかを自覚し、感謝していることではなかろうか。依存を排して自立を急ぐ人は、自立ではなく孤立になってしまう。
51595.金に汚い人間になるな。人と交わるときは遠慮深くして、人になるべく出費させてはいけない。
51596.技術力とは“心の蓄積”である。
51597.休んでも、やめてしまわない。
51598.あなたの体は神の宮なり。
51599.十年一剣を磨く。
51600.辛いことは笑いで吹き飛ばして、明るく前向いて一歩踏み出して行くんだ!
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