48801.自由よ、汝の名の下でいかに多くの罪が犯されたことか。

48802.自分の命がなくなるということは、自分の命を他の人の命の中に残していくことである。自分に与えられた命を、より大きな命の中に溶け込ませるために生きていくことこそ私たちが生きる究極の目的であり、永遠の命……

48803.音楽を聞くのにひとの考えや好みにしたがうのはおろかです。自分に正直になってほんとうに、自分が望み、感心できる音楽に、いっしょうけんめいになることです。

48804.成功するにはどうするか? これは極めて簡単なんです。自分の仕事の創意工夫をすること、今日よりは明日、明日よりはあさってというように、三百六十五日続けていくことです。

48805.自分が弱いからといって、弱き者を見捨てていい理由にはならない。

48806.街をつくることは、ふるさとをつくることなんだ。

48807.いつも会話が必要だなんて思わなくたっていいのよ。

48808.「がんばれ」は自分に言う言葉ではあっても、他人に言う言葉ではない。

48809.あやまちて茶碗をこはし、物をこはす気持のよさを、今朝も思へる。

48810.人生も料理も困ったら中火。

48811.そこに人間がいると確かにかんじられる風景というのは、ものみなが静かに笑っているような風景が、そうじゃないだろうか。そうおもうのです。

48812.恋をしている者は何ものも意に介しないものでございますよ。彼らは恋に溺れていない者にはとてもわからない美を、相手に発見するものでございます。

48813.いばる人の言うことは、山のカラスがまたカァカァいいよるとおもたらええ。

48814.(人が死んだら)無に入るのではなく、未知の状態に入る。それは、人が生まれて、一歳か二歳の頃の、生きていると気づく前の状態です。

48815.片想いってなに?と女の子が訊(き)きました。想像力の愉(たの)しみだよ、とぼくは答えました。

48816.その人には うそがいえない その人は あなたの大事な 佛(ほとけ)さま

48817.1.子どもが話をしているときは、注意深く耳を傾けてあげること。話の内容はなから決めてかかったり、話の腰を折ったりしてはいけません。

48818.自らの強みと仕事の仕方が合わないことはあまりない。両者は相乗的である。ところが、強みと価値観が合わないことは珍しくない。

48819.人間はある目的を以(もっ)て、生まれたものではなかった。之(これ)と反対に、生まれた人間に、始めてある目的が出来て来るのであった。

48820.生きている人間の今があるのは、互いに支え合っているからだ。

48821.死ぬ前に「幸福な人だ」などとは言えない。

48822.替えがたいものは、幸福のようなものだ。

48823.子守唄は、無名の女たちの思想のうたです。川より深くながれる血のうたなのです。それはじぶんのための歌であり、決して子どものための歌ではないでしょう。

48824.何事につけ、世間では、積極は良しとされ、消極は否定的に見られる。だが、点数や売上のような、表面的な物差しの中身を直視せず、無理を重ね、重ねさせて壊れてしまった子供や大人、破綻した企業は少なくない。

48825.バカじゃない……バカじゃない。あの人はおバカさんなのだわ。

48826.批評家になるな。実践家であれ。批評される側だけが、新しいもの、面白いもの、役立つものを生み出し、現実を変えることができる。

48827.自分は今どこにいてこの先どこに行くのかが分からなくなる瞬間が多くある。でも、その時その時で「これがいい」と思えることをやっていけば、振り返った時、道になっているのかな。

48828.幸福は向こうから飛び込んでくるのではない。自分の心が、幸福を呼ばなければ、幸福は来やしない。

48829.多くの手は荷物を軽くする。

48830.笑う顔は打たれぬ。

48831.「でも」を禁止する。すると、自然に姿勢がしゃっきりと前を向く。

48832.もう秘密がないと思わせてはいけない。どんどん秘密を作るんだ。そして、少しずつ秘密を明かすんだ。

48833.想定外なんて言っちゃいけません。想定外のことへの対策を考えるのが危機管理なんです。災害に対する心得なんです。

48834.人々はよく人生を変化させてしまった出来事を恨む。でも、人生を変えるのは出来事ではなく、私たちが持たせた意味なのだ。

48835.決断──決心せよ。決心したことは必ず実行に移せ。

48836.助言者を多く得よ。助言者が多ければ多いほど安全である。

48837.後悔は老いるという合図。

48838.常識と真理は違います。真理は永久不変のものですが、常識は一夜でひっくり変えるものなのです。

48839.執着から離れようと思ったら、それを離れようと思わないで、霊性本位の生活のほうへと自分の心をふりむけていくと、自然と(執着から)離れちまう。

48840.年をとって自分の力に限界を知らされれば知らされるほど、逆に自分を生かしている世界がいかに大きいかを知る。

48841.ほんものと にせものは 見えないところの あり方で決まる

48842.「2つ以上の科目を並行して勉強する」とやる気が継続する。

48843.すべて楽しいことは、お腹(なか)にいいのですよ!

48844.平凡の中に秘められたる、苦心、工夫、働きの凡ならざるところが、芸の尊きところにて候。

48845.ボクサーが相手に挑(いど)み、競馬ファンが(過去に)自分の勝った馬に賭け、ジャイアンツ・ファンが王のバッターボックスに期待するものは、この相対的な価値観にならされた時代における「絶対なるも……

48846.(山に)どれほど道があろうと、自分が登るとなると一つです。

48847.盃から唇までは遠い。

48848.生命そのものに対する畏敬というものは、何が何でも生命でありさえすればいいという欲望、生命そのものの神聖さを口にすることで満足してしまう愚かさに、ともすれば変わりやすい。

48849.言葉はふるまいをもつ。ふるまいにおいて、言葉ははじめて全体的な意味を負うのだ。

48850.私にとっては手帳が黒くなっていれば、余り重要な仕事はやっていないということなんです。


48851.よろこびを書こうとして、かなしみを発見する。かなしみを書こうとして、よろこびを発見する。詩とよばれるのは、書くということの、そのような反作用に、本質的にささえられていることばなのだと思う。

48852.心に曇(くもり)なき時は、心静かなり。

48853.仕事も家庭も成功の秘訣は同じだ。どちらも目指すところは同じである。それは、個人としても組織の成員としても、各自がフルに力を発揮できるような雰囲気を作ることだ。

48854.怠慢は生きながらの死なり。

48855.いまみたいに、変なところでもって法律が介入してきちゃうことは、やっぱりよくないことだと思います。法律というのは、いちばん最後に、仕方がないから法律の問題になったとか、そういうことじゃないと、意味が……

48856.愚者は成事(せいじ)に暗く、智者は未萌(みほう)に見る。

48857.人生は、クリアするのが難しいゲームみたいなものである。人それぞれ、ゲームのジャンルと難易度は多少異なるが、難しいことに変わりはない。

48858.始めるのも、やめるのも、最終的に決めるのは自分だよ。

48859.私はあきらめを敵とする。私の日々の努力は、実に、このあきらめと戦うことである。

48860.人が品質を少し落とし、少し安く売れないものなど、この世にほとんど存在しない。

48861.少ない食で夫を負かす女は心がねじれており、みだらでよこしまといった悪女の類といえよう。すでに家の中が混乱していて心が乱れているときは、食そのものが乱れ、いっこうに揃わないものである。これ……

48862.慢性の先延ばし病に苦しみながら、なんの手も打たない人たちは、目標に向かっていく努力や、目標の設定すら、難しくなっていく。

48863.女が急に泣き出したりした場合、何か甘いものを手渡してやると、それを食べて機嫌を直す。

48864.世の中には、人に言えない苦しみや地獄を抱えた人が大勢います。でも強くしっかり生きている、けなげな人もいるのです。同じ人間です。貴方もできます。やらないだけです。(ver.0)

48865.運命の逆転に際して最も不幸なことは、かつて栄光を極めた人が、その過ぎた昔を思いめぐらすときである。

48866.人生においては、おそらく一つだけ普遍の愛がある。それは自己愛だ。

48867.「では山登りの良し悪しの基準は何か」と聞かれれば、ややこしい説明はいらない、ビビる山かそうでないかである。

48868.その筋が読めるか読めないか、いわゆる直観力が必要だ。

48869.死後の生存などというものは、なくて幸福、あってくれてはただもう大迷惑というに尽きる。(中略)要するに、生命などというものは、今のこの世だけでたくさんであり、一つだけでもありすぎる。

48870.生きるが勝ちだよ、だいじょうぶ。

48871.後継者を自分一人で選んではならない。どうしても20年前の自分に似た者を選びたくなる。

48872.自然に帰れ! 人生は一度だけなんだ! 義務なんて、地獄に落ちちまえ!

48873.(自分が家庭を捨てたのは)そこでは自分が切に生きられなかったからだ。

48874.われわれは、ほとんどだれも、完璧な形で宇宙の意志を実現しているものではないはずであるから、そのことを強く意識したものほど劣等感を味わうであろう。

48875.わが日本の、西洋に恋々(れんれん)として、前進に急なる。しかも、外形を信じて、原因を学ばず。

48876.人間というのは、どれほど多くの涙とともに飲み下した教訓であっても、喉元を過ぎたとたんに忘れてしまう生き物である。

48877.川の流れにはね、(人を元気にする)水の気というものがあるんです。

48878.今という充(み)たされない状況から一刻も早く抜け出そうとするより、その状況の中で小さな希望を見つけてみる。それを大きな夢に変えて目指すほうが近道になる。

48879.私たちは、恋や青春の孤独を知識として知っているからはまっていくのかもしれない。

48880.憤怒(ふんぬ)の発作を起こす人が男らしい人ではない。親切と優しさを持っている人こそ、真に男らしい人である。

48881.書くことはものすごく面倒くさくて苦しい作業である。(中略)一回書くモードに入ればなんとかなるが、そこにたどり着くまでが苦しいのだ。

48882.人生は、ほんとうは完成であるべきだ。ところが、子供の時代のうつくしい詩を 人生は一行一行消し去ってゆくのだ。

48883.(人生)うまくいくときもあれば、うまくいかないときもある。そんなときに、あたふたと騒がないほうがいい。幸福だの不幸だのといちいち口に出さないほうがいい。人生にはいろんなことが起こって当たり前。それ……

48884.欠点だと思っていることは、単にその人の特性なのだ。よい方向にもっていけば長所になり、人生をよい方向に導く。長所だと思っている点は、さらにその特性を大きく発揮するようにもっていけば、人生を強く牽引し……

48885.「進むも地獄、引くも地獄」ならば、最終的に進むしかない。前進しかない。

48886.記憶、そして脳の仕組みから言うと、十二秒後には「今」は過去に消え去っていき、十二秒前の自分は、過去の記憶として保存される。

48887.表現者を目指す人間ができる親孝行と言えば、「これが、うちの息子だよ」 「うちの息子の作品だよ」と、人に自慢させてあげることしかない。

48888.仕事のできないことを、設備、資金、人手、時間のせいにしてはならない。それではすべてを世の中のせいにしてしまう。よい仕事ができないのをそれらのせいにすれば、あとは堕落への急坂である。

48889.プロデュースとは、相手を自分の色に染め上げることではない。

48890.男と女はたたかいです。弱みをみせたほうが負けである。

48891.宗教は人類の性病である。政治は人類のガンである。

48892.(コミニュケーションで)大切なのは、「この人はいまどういう気持ちで何を言おうとしているのか?」と細心の注意を払い、それを配慮しながら自分の次の意見を決め、ときには柔軟に変える、ということだ。

48893.自信は必要である。しかし謙遜のなかの自信でなければならない。

48894.幸せになるために好きになるわけじゃないから。

48895.あなたが今何の職業で生計を立てているか、私には興味ない。私が興味あるのは、あなたが切望しているもの、あなたの心が熱望する夢に立ち向かう勇気があるかどうかである。

48896.全てを自分のやり方を中心に考えるのをやめれば、他人の個性や仕事の仕方を認める余裕が生まれる。

48897.(会議で)発言する際、だいたい1、2分で発言を終えるようにしたい。それ以上長くなると、聞いているほうが退屈してくるのだ。

48898.人間というのは弱い生き物なので、自分の意欲を高めてくれるような動機が必要なのです。自分だけでなく、ほかの人たちにも最上だと思ってもらえるような、目的を持たなければなりません。

48899.誠実──邪気を去り、正しく考え、考えたことは口に出せ。

48900.金運のよい人を友とせよ。


48901.目覚めていない心は、物事のありようを攻撃しがちだ。

48902.どんな可能もぼくたちの視ている風景のほかからやってこない。

48903.親友に裏切られたという人の話を聞くと、だいたい地位、財産、異性の問題で煮え湯を飲まされている。さらに聞いてみると、利害関係で結びついていた仲と解(わか)る。

48904.空想を、現実の中で具現しようとすることは、いかなる時代においても、犯罪的であると、私は考える。

48905.まず最初に、本当の自分自身になり、自分がしなければならないことをすれば、自分が欲しいものが自ずと手に入るのだ。

48906.あらゆる美は、偶然的である。

48907.(IT革命の)鍵はエレクトロニクスではない。認識科学である。

48908.アイデアのない奴と(音楽を)やるのは時間の浪費だ。

48909.想像力とは魂の目である。

48910.(悩みを払い去ろう、悩みの影と別れようとするのではなく)光に近づいて、悩みを消してゆく。悩みをみつめつつゆくものこそ、光によって照らし出されている自分を、ねんごろに育て上げることができる。

48911.男らしい男、女らしい女など、空想の産物にすぎません。大切にすべきは、“人間らしさ”です。

48912.猫と暮らしています。飼っているのでなく、一緒に暮らしています。

48913.生きていることと死んでいることとは、もしかしたら同じことかも知れへん。

48914.金がないこと、身体(からだ)が元気じゃないこと、この二つは、イヤなことを我慢するより、よほどつらい。

48915.一度成功したからといって、次も成功するとは限らない。

48916.(選択に)迷うときは難しい道を選ぶ。

48917.恋愛に阿呆(あほう)感は禁物である。

48918.人間の偉大さは、考える力にある。

48919.幸せに成功するためには、夢を見ることが必要だ。

48920.じぶんの胸が感じていることを、まげないで書く。じぶんの目に映っているものを、ゆがめないで書く。じぶんの覚えるおどろきを、かくさないで書く。ごまかしなく書かれたことばの確かさが、すごい詩になる。

48921.ありふれた三ツ葉のクローヴァーのなかに、ないかもしれない四ツ葉のクローヴァーを見つける無償の行為こそ、幸運を意味する四ツ葉のクローヴァーという言葉の情感をもたらしてきた。葉が四つあるクローヴァーが……

48923.競争と協調という二律背反の姿勢を状況に応じて使い分けることだ。

48924.あの女のはだは、大ぜいの男を知っているかもしれない。けれども、あの女の心は、おれだけが占有している。そうだ、女の操(みさお)は、体にはない。

48925.真と善と美とを包容するものは宗教である。宗教を否定して、真善美の具足を望むことはできない。無宗教徒は、一方に宗教を否定していながら、他方に芸術を唱え、真理を讃美している。

48926.本当の自分を隠してしまうことは、素晴らしさも隠すことになる。

48927.私は自分の仕事(=心理療法)のことをよく、「なにもしないことに全力をあげる」と表現します。つまり、doing ではなく、being が大切だということです。

48928.並外れた天才は、凡人に対して配慮する必要はない。

48929.「支配欲求」が強く、人の上に立ちたがる人ほど、お世辞やごますりに弱い。とくに、自信をなくしている人はお世辞には弱い。

48930.製造会社がおかしくなるのは在庫がたまって赤字になるからで、ライバル会社に負けて倒産するわけじゃない。仮にライバルに負けて、販売が一割下がったとする。その時に、生産量を一割下げることができれば……

48931.コミュニケーションとは相手と自分の共通点を探すことです。

48932.精霊信仰というものは、大昔にあって退化したように考えられているが、それがそもそもの過ちで、森へ行けば、森の精気を吸うから誰でも(精霊を)感じられる。

48933.万冊の書から得た知識を10しか活用できないなら千冊の書から得た知識を100活用したほうがよく、それ以上に百冊の書から得た100の知識を自在に使い十倍百倍に応用できれば時間と頭脳を浪費しないですむ。……

48934.クエーカー教徒の精神の真髄は、人の行為すべてに宗教的な意味があるという確信である。それは生活から自分を切り離すことではなく、生活に深くすっぽりと入り込むことである。

48935.人間は明らかな能力格差を目の前にすると素直にそれを認めるものですが、相手が自分と大差ないのに格差がつくと、とたんに怨嗟(えんさ)の感情を抱き、阿修羅と化すものです。

48936.誰でもチャンスに恵まれない者はいない。ただそれを捕らえられなかっただけなのだ。(ver.0)

48937.十二、三歳の少女の話を、まじめに聞ける人、ひとりまえの男というべし。

48938.謝るときの三つのポイント──1.できるだけ早いうちに 2.言葉と態度で 3.弁解はしないでいさぎよく

48939.海外企業と戦うときは、2周の差をつけることが必勝法! いくら差がついていても、1周では足りない。大量の資金と人員の投入で、必ず西洋人は追いつき、追いこそうとしてくる。しかし2周差がつけば、海外企業……

48940.落ちこぼれだって、必死に努力すりゃ、エリートを超えることがあるかもよ。

48941.人類を全体として愛することのほうが、隣人を愛するよりも容易である。

48942.笑いながら、厳粛な事を語れ!

48943.娯楽と気晴らしは一層刺激的となり、麻痺剤のような役割をしている。しかも何びとも、決して心から楽しんでいない。心からの気晴らしなど存在しない。気晴らしを求めつつ、一層大きな空虚感に襲われているのでは……

48944.大衆はデザインを自分で考案しないが、優れたものをかぎわけ理解し、選び出す力を持っている。

48945.おれは新しくない。けれども決して古くはならぬ。

48946.この国(=日本)のはじめた戦争にとってまっさきに明らかだったことが、そもそも戦争に必要なものをこの国は何一つもっていないという簡明な事実です。

48947.労働は三つの得。朝夕の食事は軽くして、労働するのがよい。おごって美酒美食を好み、怠けて遊び暮らしてはいけない。おごらず、怠けずという生活は、第一に人格が養われ、第二に健康が保たれ、第三に……

48948.伏すこと久しきは飛ぶこと必ず高し。開くこと先なるは謝すること独り早し。(ver.0)

48949.ドラマの予告編のセリフ「愛されている人間には、生きる価値があるんだ」。裏返すと、「愛されていない人間には、生きる価値がない」ということになる。そうだろうか? 「愛されていようが、愛されていまいが……

48950.私には別に友人のグループはいない。引き上げてくれる先輩もいない。押し上げてくれる後輩のグループもいない。全く一人でやらなきゃいかん。一人でやらなきゃいかんから、自分自身を激励する気持ちが絶えずあっ……


48951.山を低くすることはできない。だから、自分自身を高めなければならない。(ver.0)

48952.夢を捨てるってことは、希望を捨てるってことだ。希望を失えば、人には何も残らない。

48953.現代では、国家権力をふくめて、あらゆる抑圧との闘いに有効なのは、犯罪そのものではなくて犯罪的想像力である。それは言語による犯罪空間の形成ということであり、歴史の表面にはあらわれない血の惨劇によって……

48954.立派になりたいと思えば、いつでもなれるからね。

48955.笑えるってのは、人間だけに与えられた特権ですからね、おおいに活用しなきゃ損ですよ。

48956.大人の役目は、答えを教えることと、答えを教えないことだ。

48957.どんな時でも陽気に笑っている奴が、一番恐ろしい奴だ。

48958.人生はイニング、イニングごとに計画しなきゃ。

48959.あなたは、自分がなりたいと望む人間になるよう、運命づけられている。

48960.神の王国は人の中にあり。

48961.すでに悪いことばを発したならば、それをさらに口にするな。口にするならば悩まされる。聖者はこのように悪いことばを発することはない。愚かな者どもが発するからである。

48962.美は細部に宿る。

48963.よごれたる足袋(たび)穿(は)く時の 気味わるき思ひに似たる 思出(おもひで)もあり

48964.女には、ゆるすことはあっても忘れることはないのですねえ。ゆるすという言葉はあっても、忘れるという言葉を持たないのが女ですね。

48965.家庭につながっている夫婦の間では、男女の情熱はとうに失せはててしまっていても、そこには共通の生活上の利害で密接に結ばれているから、そう簡単に別れることは出来ないし、心や情熱がさめきっても、肉親的な……

48966.子は三界(さんがい)の首枷(くびかせ)

48968.友達ってのは酸素でもなけりゃ水でもない。どちらかというと、嗜好品の分類だよ。あればあったで充実するだろうし、なけりゃないで、どうにでもなる。コーヒーやタバコと大差ないもんだよ。

48969.今日幸せだからといって、明日も幸せでいられるとは限らないのよ! 幸せならいいってもんじゃないの! そんなんじゃ心の安らぎは得られないわよ!

48970.人のために何かすることで、誰もが素晴らしい人になれます。自分の目先の利益だけを求めて生きることは、実は馬鹿馬鹿しいことです。

48971.「自分の才能」を疑う必要はない。自分の持っている24時間をフルに投入して、「おまえ、そこまでやるか」といわれるくらいガムシャラにやれば、絶対に出来ないことなど、ひとつもない。

48972.いかなる人間も状況も環境も、あなたに病気や不幸や孤独や破産をもたらすことはできない。

48973.「ノー」という言葉を発することは、自治という道への第一歩を踏み出すことになる。

48974.知的な要因と情緒的な要因が新しい数学理論の根底にある。美にも芸術にも心ひかれない人、貧弱な精神生活を送っている人は、数学に対して何も寄与しないだろう。

48975.人は何でできているか。人は言葉でできている、そういう存在なのだと思うのです。言葉は、人の道具ではなく、人の素材なのだということです。

48976.むずかしいことをやさしく やさしいことをおもく おもいことをおもしろく

48977.子どもにとって遊びが重要な意味を持つのは、手足や全身を思い切り使うことにより、脳と体の成長が一段と促進されるからです。

48978.戦いを避けるために譲歩しても、結局は戦いを避けることは出来ない。なぜなら譲歩しても相手は満足せず、譲歩するあなたに敬意を感じなくなり、より多くを奪おうと考えるからである。

48979.断食の行とは世の中のあらゆるものを感謝する心を芽生えさせるための行なのです。

48981.ああ、作家は、おのれのすがたをむき出しにしてはいけない。それは作家の敗北である。

48982.日本の職場では、仕事の心構え、仕事人(働く者)としての心構えとして、気配り・目配り・手配りが推奨されるが、低給料・低賃金の人にまでそれを要求するのは欲張りというものだろう。

48983.人は傷つくことで成長していく。先生の役割は、傷をつける役割だ。

48984.その人のことを誰も話さない、それに、誰にも話しかけてももらえない、なんて人がいたら、その人、だんだん消えてってしまうに違いないぞ。だって、自分がいるって、信じられなくなってしまうもの。

48985.二十歳にて重きをなすのは意志、三十歳にして機知、四十歳にして判断。

48986.お金で動く人は、結局、次のお金で動く。

48987.簡単にできる小さな仕事をすませてから大事な大仕事にかかるといい。

48988.成功している情報起業家は、次の3つの重要なスキルを身につけています。1.ターゲットを見つける:飢えた魚の群れを発見する。2.餌を与える:非常に魅力的な餌をつくる。3.生涯続かせる:長期にわたる顧客……

48989.人に三愚あり。我をほめ、子をほめ、妻をほむる、皆是(これ)愛におぼるる也(なり)。

48990.本が個々人の読書のための本でなく、情報のデータのための本のようになって、次第に読書の習慣が失われてきた。(要約)

48991.賢い妻とは、ここぞというときに夫をほめることができる女のことだ。ほめる理由はなくてもいい。

48992.いちばんいいのは「自分の力」で、「自分の思考」で指し手をきめていけることです。定跡(じょうせき)を覚えるのは、そういう力を身につけるためにやる過程にすぎないんですね。

48993.自分だけに興味を発動するのが〈手記〉で、周囲の人間に飽くなき関心と分析力をもつのが〈小説〉である。

48994.火事になるわけでもないなら、明日できる掃除を今日やることはない。

48995.古本屋には、本の声を「聴きに」いった。黙りこくっている本のあいだに、ここにいると、こちらに語りかけてくる本がある。ない本を探しにゆくのでなく、そこにある本の声を聴きにゆく。

48996.他人や社会のために、どれだけのことができるのか。まわりの人に、どれだけ優しく生きられるのか。どれだけ多くの人と分かり合えるのか。どれもむずかしいことではあるけれど、これが実践できれば、ボクの人生は……

48997.老人たちに言うんですよ、文鎮になりなさいって。文鎮はそこにあるだけで、動かないで役に立っているでしょう。文鎮がしゃべったり動いたりしたら、いい字は書けませんよってね。

48998.生きるということは、なんて美しいことなのだろう。

48999.終始、楽観と歓喜と、輝く希望と溌刺(はつらつ)たる勇気と、平和に満ちた言葉でのみ活きよう。

49000.風車が、実は、風車そのものに見えているのだけれども、それを悪魔のように描写しなければ〈芸術的〉でないかと思って、さまざま見え透いた工夫をして、ロマンチックを気取っている馬鹿な作家もありますが、あん……


49001.(駄目な監督は)いつもツキを口にする。敗戦を「ツイていない」で片付けてしまう。「人材がいない」と嘆く。「心」や「精神」といったものをお題目のように唱える。

49003.忍耐は集結された根気である。(ver.0)

49004.場所の価値って、そこにいる人で決まるんだ。

49005.人間にとって苦痛がないというのは、死んだ状態ではないか。

49006.観客の好みに適(かな)わせるとはいったいどういうことなのか。それはおそらく「趣向を凝らす」ことだろう、とわたしには思われる。

49007.こうして生きてきてみるとわかるのだが、めったにはない、何十年に一回くらいしかないかもしれないが、「生きていてよかった」と思う夜がある。一度でもそういうことがあれば、その思いだけがあれば、あ……

49008.正しいことを立て続けに言うと(=言われると)、人間は動けなくなるんです。

49009.幸福とは、愛情と思いやりに満ち、固く団結した大勢の身内がよその町にいることだ。

49010.したいことばかりしていては、本当の自由は得られない。

49011.本当に進むべき道を選ぶには、自分のひらめきだけが頼りです。理性が教えてくれるのは、道の先に何が待ち受けているかだけです。本当に自分を賭けることができるかどうかは、教えてくれません。

49012.(次世代に期待することは)自分の頭で考える力、自分から行動する勇気、その結果を引き受ける強さ、この三つがある人間になれたらと思います。平たく言えば、「タフで優しく」ということです。

49013.高い「知能」を持つということが、深い「知性」を持つことを意味しません。また、豊かな「知識」を持つということが、深い「知性」を持つことを意味しません。従って、高い「学歴」を持つということが、深い「知……

49014.どんな楽しみも、それ自体は悪ではない。けれども、特定の楽しみについては、それを得るための手段が、楽しみよりもはるかに大きな痛みをもたらす。

49015.なんでもかんでも強さを表面に出すだけの人間は駄目だな、魅力がない。まわりが萎縮してしまうよ。

49016.相手が何を欲し、何を欲していないかを的確に知るには、自分の想像力に頼るほかない。だから想像力は常に休みなく鍛えておかなければならない。

49017.誰もやらない。だからやる。

49018.あなたの潜在意識はあなたの肉体の建設者で、あなたを癒すことができます。毎晩心を静めて、完全なる健康という観念を抱いて眠りに就くようにしてください。そうすると、あなたの忠実な召使いである潜在意識はあ……

49019.結婚できたこと、結婚が続いていることは、決して自然現象ではない。

49020.自分の仕事に自信と誇りを忘れるな。

49021.ぼんやり過ごす一日 いいわけとぐちで 過ごす一日 その連続で日がくれる そういう人生もあるからな

49022.実力のない人間がいくら良いことを叫んでも壁にはね返されるだけだ。

49023.勇気の出る理論が最近の高等数学で立証された。「バタフライ効果」というものだ。たった一羽のチョウの羽ばたきが、海峡の対岸に嵐を起こすことが、可能性としてあるという理論だ。一人の運動が世の中を変えるか……

49024.おかしな人たちが近くにいるほうがいいのかもしれません。どんな悲劇もきっと、その人たちといれば喜劇に変わって見えるかもしれませんから。

49025.たのしい、面白い、うれしい、という観念が心の中に生じた時ほど、朗らかな活きがいを人生に感じることはない。

49026.(自分に)出来ることは、あきらめないこと。

49027.卑怯者は、自己の過失の言い訳をし、潔(いさぎよ)い人は、必ず自己の過失を人に告白する。(ver.0)

49028.人間は理性の動物ではない。感情に動かされやすい、偏見に満ちた、自負心に動かされて行動する動物である。人を相手にする時は、常にこの心がけを忘れないことだ。

49029.相性の悪い人の意見ほど素直に耳を傾けるべきだと思う。そんな相手の意見こそ的を射ている場合が多いからだ。相手も相性が悪いことは知っているから、人間関係のひび割れなど気にしない。だから、歯に衣着せぬ意……

49030.文明国では若さは老齢を見下している。物の豊かさや肉体の強健さにおごる青年たちは、老人の知恵や心の深さも知らないで、彼らを愚か者のようにさえ扱う。

49031.私は漫画を描くときに、半ば無意識になるわけです。だから、何か外側の力に描かされているという感じが半分以上あるんです。

49032.人間のいろいろな問題は自愛から起こります。

49033.自然のすがたが、平明にそして敬虔に、おのずからなる美しさを示しているのは、そこに欺瞞(ぎまん)の醜さがないからである。

49034.素直なことを、素直な心で、素直にやればいい。

49035.食は命(めい)なり。

49036.「人間として正しいことを追求する」ということは、どのような状況に置かれようと、公平、公正、正義、勇気、博愛、謙虚、誠実というような言葉で表現できるものを最も大切な価値観として尊重し、それに基づき行……

49037.やってみよう。続けてみよう。結果はあとからついてくる。

49038.「清貧に甘んじる」とは弱者のたわごと。

49039.風立ちぬ、いざ生きめやも。(堀辰雄訳)

49040.迷うということはね、悪いことじゃない。それは君が本当の自分を知りたい、向き合いたいと思っている証拠だから。

49041.アイディア商売というのは、まるで金策のない多重債務者みたいに自転車操業だ。(標準語に翻訳)

49042.日本独自の“芸者文化”や“着物”“踊り”の文化が、だんだん衰退してきた一つの理由は、個人のカネで遊びができる“だんな衆”がいなくなったから。

49043.人はみな、自分にしか歌えない歌を内に秘めている。

49044.競馬に賭けるのは親の代に「決定づけられてしまっている生物学的運命に対する」私たち自身の脱出の占いのようなものである。

49045.文化はOSであり、言葉はネックトップ、すなわち脳の中に入れるアプリのようなものです。そのアプリのおかげで人間には創造性があるのです。

49046.(説得やセールストークでは)語尾に「よね」をつけて話すだけで、相手に押しつけがましさを感じさせなくすることができる。また、自然に(聞き手を)自分と同類のように巻き込む話し方になるので、相手との間に……

49047.人間が言葉をうしなうのではない。言葉が人間をうしなうのだ。

49048.教育は、家庭の教えで芽を出し、学校の教えで花が咲き、社会の教えで実を結ぶ。

49049.人生は 冥土までの 暇つぶし

49050.「わからない」と感じることを、どこまでも考えてゆくようにして下さい。「わからない」ということは、答えではなくて、問いなのです。君が毎日やっているその自分とは、本当はなんなのか、知りたくないはずはな……


49051.恋には裏切りがあっても、愛には裏切りはないのです。裏切りもまた許せるのですから。

49052.肉体などというものは結局のところ、意識を中に収めるために用意された、ただのかりそめの殻に過ぎないのではないか。

49053.全員労働、全員経営。

49054.恋愛は「この人に出会うために私は生まれた」と強く、そして簡単に生まれた意味を実感させてくれる“便利な手段”ではあるが、それは生まれた意味や生きる価値を確認する“唯一の手段”ではない。

49055.最も大切なことは、生きることそのものではなくて、善く生きること、美しく生きることである。

49056.キスと同じく怠惰も、甘美なのは盗んだときだ。

49057.真に生きるためには、自分の内なる魂を解き放ち、かけがえのない自分らしさを讃美することが必要なのだ。そのとき初めて、人を愛することは喜びとなり、その人を失うことを恐れなくなるのである。

49058.美しい芸は美しい生活から、美しい生活は美しい心から、楽しい芸は楽しい生活から、楽しい生活は人生を楽しく暮らす心構えから。

49059.不親切な人々には親切にしなさい。彼らこそ最も親切を必要としているのだから。

49060.人生をよりよく生きるための秘訣は楽観主義。自分を信じること。あと、大切なのは努力だろうね。

49061.私が金(かね)を持っていたとき、誰も彼も私を「兄弟よ」と呼んだ。

49062.数学の発展を促進させるのは、論証の厳密さよりはむしろ直観力に優れた人たちなのである。

49063.捨て身だから、ベンチャー。受け身なら、ただの中小企業。

49064.色と匂いを信じる¥。いつでも 空の色が心の色だと思っている。

49065.嘘つきは、誰が嘘つきかを見抜く。

49066.家族がいない場合は、(「家族のため」以外の)別の労働の理由を考え出さなければならない。

49067.「傑作」を、せめて一つと、りきんでいるのは、あれは逃げ仕度をしている人です。それを書いて、休みたい。自殺する作家には、この傑作意識の犠牲者が多いようです。

49068.すでに完成した形式に自分をあてはめて、複製品になろうとしている人たちなどは、考古学的な興味をひくにしか値しない。

49069.幸せな人間は幸せを逃がすまいとして苦しんでいる。

49070.この世の人生のおおくは辛い¥。音楽は 誰のものでもある幸福な言葉であるべきだ。

49071.書き留めることで、考えは整理される。そうしてクリアになった理想や思いは、繰り返し書くことで自分の中にどっしりと根づいていく。日記にはそんな効用がある。

49072.マーケティングとは、顧客を理解し、製品とサービスを顧客に合わせ、おのずから売れるようにすること。

49073.数学的な概念は、その定義においては、死んだように身動きもしないが、証明の中では生気にあふれている。こうした数学的証明は、数学の基本的な内容を表すもので、ここに数学の美しさが隠されている。

49074.(※年寄りは)タガなんてはずしたほうがよろし。七十になってまだタガをはめてるような人間は大した人間やない、七十やからこそタガをはずしますのや。

49075.こんなあかるい穹窿(きゅうりゅう)と草を はんにちゆっくりあるくことは いったいなんというおんけいだろう

49076.無理しないという細い道が ようやくわかりかけた 然(しか)しまだときどき ふみはずす

49077.ドラマでもっとも美しいのは、人が自分の名を名乗るときではないか……。

49078.心をやすらかに静かに持つのは、心を養う第一の方法である。

49079.人として 生まれ 出ずるは 不思議なり

49080.夫婦というのは、お互いの存在より周りの思惑を考え、その流れに同調しようとするが、恋人同士というのは周囲を顧(かえり)みる余裕がない。

49081.誰も認めてくれなくったっていいの。「わたしっていいなぁ!」って、ときどきにっこりして、自分を抱きしめるの。そうすれば、恋は豊かよ。そういう自分を、ある人のために、無条件に、惜しげもなく投げ出すのよ。

49082.人にバカにされたことを流せないのは、そのとおりだと自分自身をバカにしているもう一人の自分がいるためです。他人がなんと思おうが、これならいけるというものを見つけ、しっかり継続させていくことです。やれ……

49083.最初は、私が創作活動にエネルギーを注ぐが、後になると、創作活動が私にエネルギーを与えてくれる。

49084.少女の完成は少女、青年の完成は青年。

49085.政治指導者が旧敵国をけなすことで安っぽい称賛を得るのは簡単だが、そのような挑発は前進ではなく停滞をもたらす。(ver.0)

49086.わが姿たとえ翁(おきな)と見ゆるとも 心はいつも花の真盛(まっさか)り

49087.友達を作るコツとして、「無理に自分を作らないこと」「いつも自然体でいること」と言っておきながら、そのすぐあとで、「いつもポジティブでいること」「いつも笑顔でいること」と言うのは、矛盾している。

49088.清きものは心を洗う。色の清らかなものは観るのによいし、声の清らかなものは聴くのによいし、水の清らかなものは口をゆすぐのによいし、風の清らかなものは吹かれるのによいし、味の清らかなものは好むのによい……

49089.もしこの世に、乗り越えるべき障害がないとしたら、私たちはこれほど豊かで実り多い人生を送ることはないだろう。

49090.人生では「あっけなく」終わるということほど、ありがたい平穏無事はない。

49091.人と接するとき、私は相手が目に見えないサインを出していると思うようにしている。それは、「私に“自分は大事な人間だ”と感じさせてください」である。私はただちにこのサインに応えるようにしているが、その……

49092.人の名誉となるものは、その心にして、その意見にあらず。

49093.床屋へ行けば一日幸せ。妻をめとれば一週間幸せ。新馬(しんば)を買えば一ヵ月幸せ。家を建てれば一年幸せ。正直に暮らせば一生幸せ。

49094.子どもにとっても、大人にとっても原点なんですよね、子どもの本が。

49095.恋を得たことのない人は不幸である。それにもまして、恋を失ったことのない人はもっと不幸である。

49096.電話口で見えない相手におじぎをしている人を見て、こっけいだと笑う人がいます。でも、私は電話口でこそ、オーバーアクションぎみに「おじぎをする派」です。視覚からの情報がまったくないぶん、見えない相手に……

49097.(若い方がたにぜひ伝えたいことの)もう一つは、しっかりした生きるよりどころをぜひ持ってもらいたいということです。それは、宗教でも、好きな作家でも、論語などというようなものであっても、尊敬する先輩で……

49098.負ける負けると思えば負け、勝つ勝つと思えば勝つものなり。負けると思いて勝ち、勝つと思いて負けることもあれど、人には勝つものと言い聞かすべし。(ver.0)

49099.極端ないい方だが、絶対者がもたらす慈悲と、対等な関係での思いやりとは違うのだ。ペットブームは、人間同士の対等なつきあい方ができなくなっている象徴なのではないだろうか。

49100.もう欲しいものはないのだ。いらないものしか欲しくないのだ。 それがゆたかさだと、きみたちはいう。きみたちはまちがっている。


49101.いい仕事をする人は、誰でも孤独です。

49102.魂に従って生きる勇気は、自分で見つけなければならない。

49103.復讐は、憎しみを育てる養分にしかならない。

49104.席はいっぱいだが、群れなしているものはいない。誰も寛(くつろ)いでいるが、崩れていない。声は聞こえても、話は聞こえない。ためらわれるほど静かでなく、うんざりするほど騒がしくないこと。つまらない表情……

49105.若いうちは多少やんちゃなぐらいでちょうどいいんですよ。少々とがってるぐらいな方が見てて面白いでしょ? どうせ年をとってきたら徐々にまるくなるんだから。

49106.海には失われた声がある

49107.事業機会の発見とその実現には、心理的な困難がともなう。確立された習慣の破壊を意味するがゆえに、内部の抵抗を受ける。それはしばしば、最も誇りにしてきた能力の放棄を意味する。

49108.喜びなさい。よい人になりなさい。勇敢になりなさい。

49109.答えは必ず現場にある。

49110.一年半 若(も)し短といわんとせば 十年も短なり 百年も短なり

49111.夢中になるものがあれば、それは無理することにはならない。夢を諦めることこそが、人間にとって最も無理をしている状態なのです。

49112.(最近)一日に何回か、意識がなくなる感じになる。無のような感じです。キモチイイです。だから、本当の幸せは、ボケるようにならんと手に入らんのかもしらんね。

49113.権利のための闘争は、権利者の自分自身に対する義務である。

49114.愛は幸福の財産である。

49115.食物は、不幸な人がつくると、どこかに激越な、投げやりなものがあらわれて、こまやかな味わいにならない。

49116.ひとつひとつのものの、ぴったりの場所がわかる人なんて、めったにいるもんじゃない。すべてのものを、自分で全部、整理整頓できる人なんて、本当にひとにぎりしかいないんだ!

49117.KY。空気を読める事は大切だ。KK。空気を変えれる事は更に大切だ。

49118.(経営者は)人を怒(おこ)れないようでは絶対に向かない。しかし、最終的にはお互いに笑って握手して別れるくらいの雅量がなければいけません。

49119.女々しくて弱々しくて臆病で気が小さくてガラス細工のように繊細な存在、それが、男です。現実的でケチで神経が太くていざとなったらずうずうしく開き直る、それが、女です。逆ですって? とんでもありません!……

49120.日本の政治家たちは、たいてい家庭を捨てているようです。しつけのよい家庭を維持しながら、よい仕事も出来るという政治家もあってよいと思います。

49121.死によってもたらされるのは虚しさですが、いちばんいい記憶を後に遺してゆくものもまた、しばしば死です。

49122.暗がりの中では、女はみな同じ。

49123.優れた上司は、パート従業員を雇うにも、優れた人材を探しに出かける。そういう人が現れないかなあと、ただじっと座って待っていたりはしない。

49124.あまりある才を抱(いだ)きて 妻のため おもひわづらふ友をかなしむ

49125.人間にとって最善のことは生まれないことであり、次善のことは一日も早く死ぬことである。

49126.何ひとつ波風がなかったら、人生は実に味けないものになってしまうだろう。もし、あなたがいまトラブルの渦中にあり、悩んでいるのだとしたら、トラブルは人生を発展させるためのチャンスなのだと考えるとよい。

49127.身を持するは軽くすべからず。意を用うるは重くすべからず。■(全文)士君子、身を持するは軽くすべからず。軽くすれば、物よくわれて撓(たわ)めて、悠間(ゆうかん)鎮定の趣なし。意を用うるは重くすべから……

49128.落下傘(らっかさん)で降下して、草原にすとんと着く、しいんとしている。自分ひとり。さすがの勇士たちもこの時は淋しいそうだ。

49129.常に次のように自分に言い聞かせ、自らを励ますとよいだろう。自分は素晴らしく、かけがえのない存在である。自分と同じ人間はこの世に二人といない。今の自分は過去を通じて最高の自分である。

49130.嘘は相手の幸せを願う時だけ許されるの。

49131.地上での時間が限られており、しかもいつその時間が終わるか知るすべがないことをわきまえ、理解したときに、私たちはあと一日しか残っていないかのように、毎日を最大限に充実させて生き始める。

49132.企画書に、本来決まった書式なんてない。企画の内容さえ魅力的なら、書式なんて、実はどうでもいいのだ。だが、マニュアル本の氾濫で、こういう書き方でないとダメなのだと、みんな勝手に思い込んでいる。企画を……

49133.真理とはイデー(=理念・理想)のために生きることでなくて何であろう。

49134.人間が困難に立ち向かうとき恐怖を抱くのは、(自分への)信頼が欠如しているからだ。私は私を信じる。

49135.挨拶からすべてが始まる。大きな声で挨拶すると、相手の“心の扉”が開く。だから、世界が広がり、幸せに満ち溢(あふ)れる。

49136.こましゃくれた盆栽になってはいけない、すべからくウドの大木になれ。

49137.私は、働くことは「万病に効く薬」──あらゆる試練を克服し、人生を好転させていくことができる、妙薬(素晴らしい薬)だと思っています。

49138.経験浅い者には諭(さと)せ。人のなかには時々さほど重要でない事を持って来て話す人がある。そうした時には、自分はいつも威張って先方を侮(あなど)る態度になりがちであるが、これは大変よくないことである……

49139.キャッチアップからフロントランナーに移行しないとダメだ。

49140.「悪い時代に起きたことはみな悪い」し、「よい時代に起きたことはみなよい」のだ。しかも、この場合、時代の「悪い」「よい」を決定する最大の要因は、社会の経済状況や発展、成長ぶりだともいえる。

49141.笑いのあるところには活気もある。よく笑う人は、不機嫌な顔をした人より長生きする。

49142.どんなことでも、自分自身で経験してみることには価値がある。

49143.献身とは、ただ、やたらに絶望的な感傷でわが身を殺す事では決してない。献身とは、わが身を、最も華やかに永遠に生かす事である。人間は、この純粋の献身に依(よ)ってのみ不滅である。

49144.己れの地獄発見 そこから 仏法が始まる この地獄 深くして底なし ここから 真の人生が始まる

49145.(民衆の生活を知るには)九割の人がやることは一緒にやったほうがいいよ、という考え方です。そうでなければ民衆の生活なんかわかるはずがないという理念です。

49146.まことの愛のすべての源泉は愛である。

49147.外見的なことばかりで鏡を見ないで、自分と対決するために鏡を見る。これがほんとうの鏡の見方だ。

49148.酒を飲まなくても陶酔は出来るし、金を媒介にしなくても女と(付き合って)別れることは学べる。だが賭けないものには賭博の実感は味わえないのである。

49149.安定している会社では成果は出しにくいでしょう。これでは自己実現に結びついていかない。会社の成長というのは個人の成長のためにも絶対に必要なことなんです。

49150.待つ、信じる、許すことができる監督


49151.ジョンとヨーコが「友よ、平和を!」と言っただけで、世界中の首相や国王・女王がすぐに政策を変えるとは思っていない。

49152.自分の欲望のみでもって、しようとしたことは、そうめったに成功するものではない。

49153.1.他人の発言を遮らない 2.話す時は、ダラダラとしゃべらない 3.話す時に、怒ったり泣いたりしない 4.分からないことがあったらすぐに質問する 5.話を聞く時には、話をしている人の目を見る 6.……

49154.敵なき者は滅びる。

49155.うそはいわない ひとにはこびない ひとのかげぐちはいわぬ わたしにできぬ ことばかり

49156.私は女ぎらいだから、知っている女は一人も無い。いやこれは逆かも知れない。知っている女が一人も無いから、女ぎらいなのかも知れない。

49157.自分で決めたことは、自分にしか果たせない。その思いがあれば、できないことなど、きっとない。

49158.被災地の人にとって、一番支えになっているものは季節なんですね。3月11日に大震災が起き、その後、春が来たということが多くの人にとって非常に支え、なぐさめ、励ましになった、と何度か聞きました。(要約)

49159.涙は人生を生かし、汗は貧を救う。

49160.自分に満足した人は天狗になり発展が止まる。自分に満足できないから向上心が生まれるのです。「まだ足りぬ、踊り踊りてあの世まで」という、ある名優の言葉もあるのです。

49161.人間の苦悩には、個人の苦悩ということはないんだと。苦悩はひとりひとりだけれども、そのひとだけの苦悩というものはないんだと。ひとりの人間は、命の事実として、社会という、時代という関わりのなかに、苦悩……

49162.人生には特別な一瞬がある。あのときだったのだと、ずっと後になってから、鮮やかに思い出される一瞬がある。その、遠く過ぎた一瞬の光景が、そこだけ切りぬかれたように、ありありとした言葉になって、じぶんの……

49163.(努力や工夫を)やってねぇヤツに限って、不平不満を言うんですよ。「こんな仕事、やってられない」。これでは、何も手に入らない。

49164.地球は、すべての人の必要を満たすことはできても、彼らの欲を満たしきることはできない。

49165.五十年も働くことが当たり前になったからには、自らを再生することが不可欠となる。単に活力を得ることを超え、新しい自分をつくらなければならない。

49166.いじめられることでその人の運をもらってるんですよ。だから、いじめられたら「ラッキー」ぐらいに考えなきゃだめ。

49167.大体、男女同権をとなえながら、依然、女は男に養ってもらうべきであると考えているのがおかしい。

49168.(雑誌を作る時に)マーケット・リサーチは極力やらない。調査のための調査をいくらやってもしようがない。だれかの勘、感性を頼りに切り込んでいく。成功する商品というのは、個人芸の要素が絶対必要ですよ。

49169.自力でやろうと決意すれば、そこに創意工夫も勇気も湧いて、難しいことでも達成できる。

49170.商売はお客さまに教えてもらえ。

49171.『文章の書き方』なんていう本はあまり読まないほうがいいと思う。自分は文章が書ける、という前提でものをいう神経のずぶとい人たちのことばだから、まず信用できない。

49172.うつろな灰色の顔をしてせかせか動きまわるばかりで、灰色の男とそっくりになってしまう。そうだよ、こうなったらもう灰色の男そのものだよ。この病気の名前はね、致死的退屈症というのだ。

49173.(成功するには)社会の流れはどうなっているのか、お金の流れはどこへ行こうとしているのかを予測することだ。財を成す連中は、それに全神経を使う。これから社会がどうなっていくのかを見なさい。少なくとも五……

49174.心から可愛いと思っているのです。仕様の無いほど好きなのです。ただ、好きなのです。それで、いいではありませんか。純粋な愛情とは、そんなものです。女性が、心の底で、こっそり求めているものも、そのような……

49175.無駄の中に先生がいる。失敗しても、何かを教えてくれる。

49176.人間の挙動も詩になると舞踊になる。

49177.教育は、受ける側の問題ではなく、潜在能力を引き出せるかどうかという、教える側の問題である。

49178.文明とは道の普(あまね)く行はるゝを賛称せる言にして、宮室(きゅうしつ)の壮厳、衣服の美麗、外観の浮華を言ふには非(あら)ず。

49179.二十世紀後半の世界に生じたのは、宣戦布告もなく、終戦すらない、いつ始まって終わったかも不明な「紛争」です。

49180.実際に起こらなかったことも歴史のうちであり、〈過去〉だけでは真実を解きあかすことができない。

49181.いま街にある言葉の多くといえば、禁止の言葉だ。ここもそこもいたるところ、まわりは禁止、禁止、禁止。いつでもどこででも、目に禁止の言葉がとびこんでくる。それもほとんど命令、脅しにちかいような殺伐たる……

49182.我々は時に注意を払わない。それを失ってしまうまで。

49183.真の悲劇詩人は、同時にまた真の喜劇作家である。

49184.いずこに指導原理ありや? いかなる叡智(えいち)の光ありや? 美(うる)わしくも怖(おそろ)しきは浮世なれ かよわき人の子は背負切れぬ荷をば負わされ

49185.いい議論とは、私は納得すれば自分の主張を変えるつもりでいますが、今はこの主張が正しいと思うのでお互いにあらゆる観点を交わしてみてから決めましょうというもの。変わるつもりのない相手とは話しても無駄だ……

49186.今、まさに苦労していて、それを乗り越えるために様々な工夫をしている自分、その苦心の中から何かひらめきを得たときに、感動できる自分がいたなら、きっと、あなたは強くなる。

49187.自分の先入観、自分の意思をもって、物事を見ないこと。

49188.夫に特別な問題があるわけでもないのに、「結婚は失敗だったかもしれない」という人たちにとっては「結婚できたこと」「結婚生活がそれまで継続していること」、さらには「子どもがいること」は最初から当然のこ……

49189.私は友情と女性の愛と青春を信じてきた。いまはそれがつぎつぎと私を見捨てた。

49190.夫婦の間に、あるいは両親と子どもの間に、肉親だから何ごとでも自由に語れると思ったら間違いだ。

49191.私たちは、ともすれば人の間にいなくては人間は生きられないのに、自分がいかにも一人で大きくなったように思ってしまう。そういうところがあります。わたしも情けない人間ですけど、感謝するということが人間は……

49192.母性愛は美しいという発想は非常に危険だと思う。自分の息子のために命がけでやる母親というのは、他人の息子のためには命がけでやらないということと裏腹になっている。

49193.ちょっと耳の痛い指摘を受けたときでも、すぐに「ありがとう。これからは注意するね。また気がついたら教えてね」たとえばこんなふうにお礼を言うくらいの心構えが必要です。

49194.映画を宣伝する時は一行にすること。一行で表現できない映画はヒットしない。

49195.溶岩の下に埋められ、髪の毛一筋動かせないときこそ、その男にどれほど勇気があるのかよくわかる。

49196.毎日毎日が、奇蹟である。いや、生活の、全部が奇蹟だ。

49197.おもしろの釈教や 世理を忘れぬほどに。

49198.最初の過ちが、第二の過ちの寝床を用意する。

49199.私の生活を変えるのは、私の行為である。

49200.夢なきものは理想なし。理想なきものは信念なし。信念なきものは計画なし。計画なきものは実行なし。実行なきものは成果なし。成果なきものは幸福なし。