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[ 名言 ]
窮するもまた楽しみ、通ずるもまた楽しむ。
楽しむ所は窮通に非(あら)ざるなり。

[ 出典 ]
荘子[そうし]
(中国戦国時代の思想家・道教の始祖、前369〜286)
『荘子』(そうじ)

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[ 意味 ]
古来より、道を体得した者は、困っているときでもその状況を楽しみ、物事がうまくいっているときは当然その状況を楽しむ。
物事を楽しむことは、逆境や順境にいることと関係無いと知っているからだ。

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[ 全文・続き ]
〈全文〉
古の道を得る者は、窮するもまた楽しみ、通ずるもまた楽しむ。
楽しむ所は窮通に非ざるなり。

[ 解説 ]
人は、物事が自分の思いどおりに進んでいなかったり、逆境と思えるような状況にいると、周りのものすべてがつまらなく思えてしまうものです。
そして、周りの人が楽しそうにしているのが、憎く思えてきて、その輪から離れたり、時には八つ当たりしたりします。
誰でも、そんな経験はあるのではないでしょうか?

■自分の「つまらないと思う気持ち」によって、周りの人の「楽しむ気持ち」に水を差してしまうのは、悲しいことです。
周りの人が「つまらなくなる」だけでなく、自分から離れて行く。
そして、そうさせた自分自身が、さらに「つまらなくなる」からです。
他人に向けた感情は、結局自分に返ってくるのです。


■よく考えてみれば、自分が逆境にいるからといって、周りに存在する「楽しいこと」を楽しまないのは、もったいないことです。
楽しまないことで、逆境が解消されるならそれもいいのでしょうが、たいていはますます気分が落ち込んで、事態は悪い方に行ってしまうからです。
それなら、逆境でいようが、楽しんだ方が「得」なのです。
それに、そうすることによって、逆境が解消に向かうことだってあるのですから。


■理想を言えば、自分が逆境で困っている状況を楽しめるようになるといいでしょう。
悲しいストーリーの映画を観たり、本を読んだりするように、自分の置かれた悲劇的状況を客観的に眺めて、「楽しむ」のです。


■自分のことだと思うから、つらいのです。
それなら「他人事」にしてしまえばいい。
自分の状況は自分が一番よく理解しています。
だからこそ、その辛い状況を「一番楽しめる」のも自分自身なのです。
この境地に達することができれば、もはや「人生の達人」。
人生に恐れるものなど無くなります。
(ながれおとや)


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