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[ 名言 ]
人や世間にハンドルを預けたら、恨みが残ってしまう。
ハンドルは自分で持たないといけないんです。

[ 出典 ]
木村政雄[きむら・まさお]
(フリー・プロデューサー、1946〜)
『プロ論。2』

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[ 意味 ]
他人や世間の価値観や常識に従って生きると、「自分の本心ではなかったのに」という恨み(後悔)が残ってしまう。
自分の人生は、自分以外の誰のものでもない。
自分の判断で選択し、決断しなければいけない。

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[ 全文・続き ]
〈全文〉
会社員だって主体的に生きないとダメです。
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人や世間にハンドルを預けたら、恨みが残ってしまう。
ハンドルは自分で持たないといけないんです。
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[ 解説 ]
車愛好家にとって、自分の愛車を他人に運転させることほど嫌なことはないでしょう。
万一何かにぶつけたり、こすったりして、ボディに傷がついたり、最悪壊れたりしたら、死ぬほど後悔するだろうということが、分かりきっているからです。


■自分が誤って愛車を傷つけたなら、まだいいでしょう。
救いがあります。
自分で自分を責めて、落ち込めばそれで済むからです。
しかし、他人が自分の愛車を傷つけたなら、その人を心底から恨むことでしょう。
たとえその人が最愛の人であっても、家族であっても、親友であっても、その恨みと心の傷は一生消えないかもしれません。
そんなつらい思いをしたくないし、大事な人をそれで失うのも嫌だから、車愛好家は自分の愛車を他人に運転させたがらないのです。


■同じことが人生についても言えます。
自分の人生を他人が運転して台無しにしたら、それこそ恨みと悔いが残るでしょう。
にも関わらず、多くの人が、自分の人生のハンドルを他人や会社に預けているのです。
そして、自分が望まない場所に連れて行かれたり、途中で飽きて乗り捨てられたり、他の車に衝突させられたり、電柱やガードレールにぶつけられたりするのです。
運転手の一瞬の居眠りで、あっという間に対向車線にはみ出て、前方から来たダンプに正面衝突して即死ということだって十分ありえるのです。


■「自分は運転技術に自信が無いから仕方ない」「上手な人に運転を任せたい」「そのほうが楽だし」という人もいるでしょう。
それはそれで一つの生き方です。
その代わり、どんな所に連れて行かれても文句は言えません。
自分にはつまらない場所かもしれないし、危険な場所かもしれません。
また、たとえ運転技術は高くても、疲れてたり、いらついてたり、居眠り運転したり、飲酒運転したりすれば、当然事故を起こす確率も高くなります。
運転に自信があるがゆえに、無謀な運転をするかもしれません。
それによってどんな被害をこうむっても、その人を責めることはできません。
他人にハンドルを預けたのですから、預けた責任は自分で負わなければならないのです。


■今からならまだ間に合うかもしれません。
自分の人生のハンドルは、自分で握ってください。
万一、自分の不注意で事故を起こしても、それは自分の責任です。
まだ諦めがつきます。


■それに、もし人生の運転技術に自信が無ければ、スピードを出さずに、ゆっくり走ればいいのです。
後ろからクラクションを鳴らされても気にする必要はありません。
追い越したい車には追い越させればいいのです。
道だって、交通量の少ない道や見通しのいい道を走ればいい。
道に迷ったらもとの場所に戻ればいいし、途中で行き先を変えたくなったりしたら、好きな時に止まって、好きな方向にまた走り出せばいいのです。
これらはすべて、自分で運転するからこそできることなのです。
(ながれおとや)


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