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[ 名言 ]
幸福は満足する人間に属す。

[ 出典 ]
アリストテレス
[アリストートル]
(紀元前4世紀・古代ギリシャの哲学者、前384〜322)
「エウダイモス倫理学」

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[ 別表現/別訳 ]
(ver.1)
幸福はみずから足れりとする人のものである。

(ver.2)
幸福は自足する人々のものである。

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[ 解説 ]
人が幸福であるかどうかは、他人が判断することはできません。
例えば、周りからは幸福そうに見えても、本人はちっとも幸福だと思っていない場合がよくあります。
逆に、周りからは幸福そうに見えないのに、本人は結構幸福だと思っている場合もあります。
結局、幸福は主観的なものなのです。


■では、「幸福」を決める要素は一体何かといえば、それは「満足」です。
現在の自分の状況に満足していれば、幸福だと感じる。
現在の自分の状況に不満を抱いていれば、幸福でない、あるいは不幸だと感じる。
結局、幸不幸の分かれ目は、現状に満足できるかどうかなのです。


■よく「現状に満足してはいけない」と言われます。
現状に満足して努力を怠れば、向上できないという戒めの言葉です。
しかし、ずっと現状に満足しなければ、ずっと幸せにもなれないのです。
これは、とても不幸なことです。
人が幸福になるためには、どこかで「満足」しなければなりません。


■それでは、どの段階になったら満足していいのでしょう?
それも、結局自分で決めるしかありません。
ただ言えることは、目標を達成することだけに満足を求めると、それを実現しない限り永久に幸せにはなれないということです。


■このジレンマを解決する方法があります。
満足を「点」ではなく「線」に求めることを考えるのです。
つまり、目標を目指して頑張る「過程(プロセス)」、「頑張っている自分」に満足するのです。
といっても、自分を偽って無理やり満足するのでは意味がありません。
「過程」を歩むことの「楽しさ」に気づくことが大切です。
そうすれば、たとえ目標を実現できなくても、ずっと満足感を得ることができます。
ずっと、自分は幸福だと感じることができるでしょう。
(ながれおとや)


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