(※椅子取り遊びにたとえると)不機嫌というのは、男と女が共に棲(す)む場合、一つしかない椅子(いす)だと思う。
どちらかがそこへ坐ったら、片方は坐れない。 田辺聖子[たなべ・せいこ]
(小説家・エッセイスト、1928〜2019) 『星を撒く』 【 田辺聖子の名言 】
(続き)
どっちかが先に不機嫌になったとき、片方も負けずに不機嫌でいるわけにはいかない。 それはオトナのバランスといえない。
《関連》
(※夫婦間では)なるべく不機嫌の椅子(いす)に先に坐るまいと配慮する。 そのうち、二人とも、どちらも坐らないコツをみつけるかもしれない。 こういうのができるのが、ほんとのオトナだと思う。 椅子取り(以下略)(田辺聖子) 《関連》 自分は不機嫌だ、と誇示する人は、人もそうだと思わないのだろうか。 自分は移り気だと宣言する人は、相手もそうかもしれないことを考えないのかしら。 (田辺聖子) 《関連》 男と女がともに棲(す)んで仲よく過ごすということは、一面、たいへんむつかしいことで、細心の注意が要(い)る。 そして絶えず、椅子は一つしかないと思いめぐらし、相手の気持ちを思いやり、自分は先に(以下略)(田辺聖子)
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