一日一日の努力が、全生涯の努力
太宰治[だざい・おさむ]
(明治〜昭和の作家、1909〜1948) 『新郎』 【 太宰治の名言 】
※『私信』(都新聞1941年12月2日掲載)という非常に短い文章の中にも、ほぼ同じ文章が出てくる。
〈全文〉
私はこのごろ、私の将来の生活に就(つ)いて、少しも計画しなくなりました。 虚無ではありません。 あきらめでも、ありません。 へたな見透(みとお)しなどをつけて、右すべきか左すべきか、秤(はかり)にかけて慎重に調べていたんでは、かえって悲惨な躓(つまず)きをするでしょう。 明日の事を思うな、とあの人(=キリスト)も言って居られます。 __ Link __ 朝めざめて、きょう一日を、十分に生きる事、それだけを私はこのごろ心掛けて居ります。 __ Link __ 私は、嘘を言わなくなりました。 虚栄や打算で無い勉強が、少しずつ出来るようになりました。 明日をたのんで、その場をごまかして置くような事も今は、なくなりました。 一日一日だけが、とても大切になりました。 決して虚無では、ありません。 いまの私にとって、一日一日の努力が、全生涯の努力であります。 __ Link __
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