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逝(ゆ)くものはかの水のごとく、暫(しば)らくもとどまらない。

[ 出典 ]
九条武子[くじょう・たけこ]
(教育者、京都女子学園・京都女子大学設立者、歌人、社会運動活動家、仏教婦人会創設者、1887〜1928)
自著『無憂華』
「生滅」

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[ 補足 ]
※頻頻(頻々、ひんぴん)=同じような事が引き続いて起こるさま。

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〈全文〉
逝(ゆ)くものはかの水のごとく、暫(しば)らくもとどまらない。
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大きな死を頻々(ひんぴん)として送るきのうもきょうも、げに慌しい人生である。

生じたものはかならず滅びる。
この厳(おご)そかな原則のまえには、男も女も、尊きも賤(いやし)きも、何の差別もない。
すべては刻々の生の間に、刻々の滅(ほろび)を迎うるべく運命づけられている。
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然(しか)しながら、大乗涅槃(だいじょうねはん)の境地より之(これ)を見るときは、一切の生滅のすがたはまた一の変化にすぎない。
私たちは愛着のかなしみに浸りつつも、覚(さと)りの光のまえに、すべてが永遠のいのちへの道程に在(あ)ることをおもえば、あわただしき人生のすがたも、畢竟(ひっきょう)不滅への第一歩であることが知られる。


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