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ラテン語に“メメント・モリ(死を思え)”という言葉があるように、自分が死すべき存在であることを忘れなければ、本来的な自分の存在のあり方を考えるようになる。
それによって、できるだけいまを充実させようとし、〈現在〉の意味が変わってくる。

[ 出典 ]
齋藤孝[さいとう・たかし]
(教育学者、著述家、1960〜)
『孤独のチカラ』

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〈全文〉
ラテン語に“メメント・モリ(死を思え)”という言葉があるように、自分が死すべき存在であることを忘れなければ、自分が時間的制約の中の存在であること、つまり、生は限定された時間をどう生きるかという真剣勝負の場であることを意識することができる。
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本来的な自分の存在のあり方を考えるようになる。
それによって、できるだけいまを充実させようとし、〈現在〉の意味が変わってくる。
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