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目的をもたない。
急がない。
心をほどいて、ただ街を歩く。
そのような街歩きの楽しみは、じつは、ふだんにはもっとも得られない楽しみの一つです。

[ 出典 ]
長田弘[おさだ・ひろし]
(詩人、1939〜2015)
『なつかしい時間』
「街を歩こう」

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〈抜粋文全文〉
いい季節になると、心が外に向かいます。
遠くにでかけて行楽をもとめるのは、ふだんはなかなかできない楽しみですが、こういう季節にこそ楽しみたいのは、街歩きです。

目的をもたない。
急がない。
心をほどいて、ただ街を歩く。
そのような街歩きの楽しみは、じつは、ふだんにはもっとも得られない楽しみの一つです。
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どこへ行こう、何かをしようと思わず、歩く。
道筋を一つ違えて歩くだけで、こんな路地があったのか、こんな大きな樹があったのか、こういう街だったのかと、いままで知らなかった街の表情に出会って、街の慕(した)わしい奥行きが見えてくるのが、街歩きです。
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街歩きにもっともふさわしい時節をあげるなら、五月。
むかしから、うつくしい五月、うるわしき五月とされてきた。


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