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[ 名言 ]
ひとたび一人の愛にまき込まれても、憂いや頑なな苦痛を保持しないようにすべきである。
なぜならば、初めの傷を新しい刺激を加えてまぎらし、傷の新しい内に、移り気な愛で気まぐれな振舞いをして治療し、心の動きを他に転じ得ないならば、傷は活発となり、育むことによって痼疾(こしつ)化し、日毎に狂気はつのり、苦悩は悪化するばかりだからである。

[ 出典 ]
ルクレティウス
[ルクレチウス、ティトゥス・ルクレティウス・カルス]
(古代ローマの詩人・哲学者、前99頃〜前55)
『物の本質について』(樋口勝彦訳)

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[ 補足 ]
※痼疾(こしつ)=長引いていつまでもなおらない病気

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