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最初から客観的にある目的を拵(こしら)えて、それを人間に付着するのは、其(その)人間の自由な活動を、既に生まれる時に奪ったと同じ事になる。

[ 出典 ]
夏目漱石[なつめ・そうせき]
(明治の小説家、評論家、英文学者、1867〜1916)
『それから』

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〈全文〉
人間はある目的を以(もっ)て、生まれたものではなかった。
之(これ)と反対に、生まれた人間に、始めてある目的が出来て来るのであった。
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最初から客観的にある目的を拵(こしら)えて、それを人間に付着するのは、其(その)人間の自由な活動を、既に生まれる時に奪ったと同じ事になる。
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だから、人間の目的は、生まれた本人が、本人自身に作ったものでなければならない。
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けれども、如何(いか)な本人でも、之を随意に作る事は出来ない。
自己存在の目的は、自己存在の経過が、既にこれを天下に向かって発表したと同様だからである。
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