名言ナビ



[ 名言 ]
書物や叙事詩に意味を与えてゆく思想というものは、きわめて時間的なものであり、たとえば草の上に開いてある書物に、雲の翳(かげ)がゆっくりと過ぎてゆくようなものである。

[ 出典 ]
寺山修司[てらやま・しゅうじ]
(劇作家・詩人・歌人、1935〜1983)
『ぼくが戦場に行くとき』

ページ内メニュー

[ 関連キーワード ]

[ テーマ別名言 ]

[ テーマ別今日の名言 ]

[ 全文・続き ]
〈全文〉
「人間は血の詰まったただの袋にすぎない」とフランツ・カフカは言ったが、こうした認識に従えば、書物なども、印刷されたただの紙にすぎないし、叙事詩なども、たかが配列か、音声学的な「声」にすぎないのである。
それらに意味を与えてゆく思想というものは、きわめて時間的なものであり、たとえば草の上に開いてある書物に、雲の翳(かげ)がゆっくりと過ぎてゆくようなものである。


[ ランダム名言 ]
1.

2.

3.

4.


5.

6.

7.

8.
( 片山憲太郎 )

9.
( 上村春樹 )

10.