世の多くの慈善を目的とする社会事業は、単に衣食住に対する扶助であるならば、それは貧窮者をして、永くまずしき位置に自足せしめる結果となろう。
九条武子[くじょう・たけこ]
(教育者、京都女子学園・京都女子大学設立者、歌人、社会運動活動家、仏教婦人会創設者、1887〜1928) 自著『無憂華』 「慈善」 【 九条武子の名言 】
〈全文〉
何人も衣食住に支配された生存であり、自らの思想と一致した、あこがれのある生活は容易に得がたい。 この意味において、生活することは、この世に在っては希有のことである。 ゆえに世の多くの慈善を目的とする社会事業もまた、単に衣食住に対する扶助であるならば、それは貧窮者をして、永くまずしき位置に自足せしめる結果となろう。 __ Link __ まことの救済は、ただ生活の意義を見出さしむるにある。 而(しこう)して自らの生活を省りみ、これを育くみ、向上せしめるのは、如実なる信仰の体験を措(お)いて何ものもない。 このゆえに、教化の伴わない社会事業が、如何(いか)に多く簇生(そうせい)しても、この地上の社会生活は、所詮(しょせん)満ち足らえるときがないであろう。
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