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[ 名言 ]
鏡には、墜落(ついらく)への誘惑がひそんでいる。
一枚の鏡をじっと見ていると、私はその底の暗黒に吸いこまれ、墜落してゆくような目まいを覚えるからである。

[ 出典 ]
寺山修司[てらやま・しゅうじ]
(劇作家・詩人・歌人、1935〜1983)
『鉛筆のドラキュラ』

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〈全文〉
「鏡には、墜落(ついらく)への誘惑がひそんでいる」と私は思った。
一枚の鏡をじっと見ていると、私はその底の暗黒に吸いこまれ、墜落してゆくような目まいを覚えるからである。
そこで、墜落しないために、どうするか?
二枚の鏡を合わせて、そのあいだに立つのです。
すると、鏡はそこにうつっている人物を相互に無限にうつしあうので、人物はどっちの鏡の底へも墜(お)ちてゆけずに、鏡と鏡のあいだで宙吊りになる。


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