一筋の清潔な主張に魅せられて、思わず、最後の頁に辿(たど)りつくことがあれば、これに越した幸福はない。
しかし、その途中で、明快な論旨が十分に呑み込めてしまうこともある。 「判った」と思うこともある。 そこで読むのをやめたところで、一流の著者なら、ニッコリ笑って頷(うなず)くにちがいない。 清水幾太郎[しみず・いくたろう]
(社会学者、評論家、1907〜1988) 『本はどう読むか』
1.
( ヨハン・クライフ )
2.
( 太宰治 )
3.
( キケロ )
4.
( 本田健 )
5.
( 五木寛之 )
6.
( 糸井重里 )
7.
( アウレリウス )
8.
( 三島由紀夫 )
9.
( 太宰治 )
10.
( T・ウルフ )
|