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[ 名言 ]
つらい、といっても零落(れいらく)ほどつらいものがあろうか。
上る一歩は荊棘(けいきょく)を踏んで汗だらけになろうとも、望みというものが、上にあって引揚げる。
しかしきのうまでの栄華の夢を背に負うて、真っ黒い明日のおそれを懐にいだいて、ほとほと零落の坂を下って行く一歩一歩は実に血涙である。

[ 出典 ]
徳冨蘆花
[とくとみ・ろか]
(明治〜大正の小説家、徳富蘇峰の弟、1868〜1927)
『思い出の記』

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[ 補足 ]
※荊棘(けいきょく)=イバラなどとげのある低木。

※零落(れいらく)=落ちぶれること

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