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[ 名言 ]
良匠(りょうしょう)は材を棄(す)つること無く、明君は人を棄つること無し。

[ 出典 ]
太宗(たいそう)
(7世紀・中国唐の第2代皇帝、598〜649)
『帝範』(ていはん)

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[ 意味 ]
優れた大工は、どんな材料であろうと、使い道が無いという理由で捨てたりはしない。
聡明な君主は、どんな臣下であろうと、使い物にならないという理由で見捨てたりはしない。
一見使い物にならないような臣下であっても、必ず何らかの能力はある。
その能力を最大に生かせる仕事を探し与えれば、臣下にとってこれほどの喜びはない。
臣下を見捨てないことは、その臣下だけでなく、臣下全体の君主に対する忠誠心を高めることにもつながる。

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《関連》
智を使い、勇を使い、貪(どん)を使い、愚を使う。
(『三略』)


《反対》
君主は人を二種類に分けて考え、それに応じた接し方をすべきである。
それは手放すことが出来ない人物か、そうでない人物かである。
(マキャヴェリ)


《関連》
人間の才能なんて、どこに隠されているか分からない。
相手の話を聴いてみる。
それが第一歩。
そこから組織の活性化が始まる。
(野村克也)


《関連》
木組みは木の癖で組め。
癖のある木は厄介。
しかし、右にねじれた部材と、左にねじれたものと組み合わせれば、強靱な力が生まれる。
(西岡常一)


《関連》
法隆寺が千年の歴史を保っているのも、みなクセ木を上手に使って建築しているのです。
(西岡常一)


《関連》
真っすぐ伸びる木もあれば、ねじれる木もある。
材質も堅い、粘りがあると様々です。
木も人間と同じ生き物なんですよ。
だから個々の木の声に耳を傾け、それぞれの生命を殺さずに、塔やお堂に移し替えるとい(以下略)(西岡常一)


《関連》
いまの時代では、何でも規格を決めて、それに合わせようとする。
合わないものは切り捨ててしまう。
人間の扱いも同じですね。
それでは、理屈は通っても不自然なことこのうえない。
(西岡常一)


《関連》
木の癖組みは工人の心組み。
(小川三夫)


《関連》
大勢の人間を育てる時は不揃いのままがいい。
不揃いだから支え合う。
(小川三夫)


《関連》
癖(=個性)は才能やからそれは生かさなならん。
(中略)その癖をなかったことにして、みんな同じような人間にしようとしているのが現代や。
木は一本一本違うものや。
それを今は「木」で一括りにして、工(以下略)(小川三夫)


《関連》
山に生えている木は動くことができない。
根付いたところで育つわけだ。
(中略)それが木の癖になるんだな。
(中略)(西岡棟梁は)その癖をうまく生かして建物を造れと言うんだな。
今は癖のある木や曲がっ(以下略)(小川三夫)

[ 解説 ]
どんな材料であろうと、どんな人材であろうと、必ず役に立つ場所があるということです。
(ながれおとや)


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