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今日の
吉行淳之介の名言
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3月26日
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1.
潔癖さだけになれば
自殺してしまうより仕方がない。
(
吉行淳之介
)
(
Yoshiyuki Junnosuke
)
2.
「ぼくは、いま、食事のたびに悩んでいるんだ」
「牛も豚も魚も野菜も、みんな生命のあるものだ。
そういうものを食べていいものか」
と、彼は悩むのである。
そういう残酷を犯すこと、
そういう汚れかたをすることが、
生きてゆくことである。
(
吉行淳之介
)
(
Yoshiyuki Junnosuke
)
3.
数日前は、
男にとっては過去に属する。
しかし、十年も前の過去(のこと)でも、
告白した瞬間には、
女はそれを現在の事柄と受止めてしまう。
(
吉行淳之介
)
(
Yoshiyuki Junnosuke
)
4.
娼婦の顔。
……それは、職業によってあらわれてくるものばかりではない。
その原型は、
どんな富裕な家庭の女性にも、
屡々(しばしば)見受けられる種類のものだ。
(
吉行淳之介
)
(
Yoshiyuki Junnosuke
)
5.
もうやめないか、
君の恋人が死んでからもう……、
一週間にもなるではないか。
君は自分の解放されたことを喜ぶべきだ。
恋愛などという泡沫(ほうまつ)は
速く消えれば消えるだけいいのだ。
(
吉行淳之介
)
(
Yoshiyuki Junnosuke
)
6.
地方から大都市へ出てきた青年は、
どうも鎧兜(よろいかぶと)に身を固めないと、
安心できない場合が多いらしい。
そういう青年のもう一つの特徴は、
流行に敏感なことである。
(
吉行淳之介
)
(
Yoshiyuki Junnosuke
)
7.
やはり男女というのは、
それぞれに適当な分身をよび合って、
うまく自分の分身にめぐり合えば
幸福になれる。
(
吉行淳之介
)
(
Yoshiyuki Junnosuke
)
8.
カタルシス型(の小説家)とは、
つまりこういうことである。
生きてゆくうちに、
なにやら躯(からだ)のなかに沈澱してくるものができる。
それがしだいに蓄積してゆき、
もやもやと重苦しくなってくる。
それを吐き出さないではおられない心持になってくる。
そのとき、その吐き出すものを、
小説という形で吐き出すわけである。
(
吉行淳之介
)
(
Yoshiyuki Junnosuke
)
9.
いわゆる百万人の文学と呼ばれる
一見大文学風のものには、
山腹にかかった雲が晴れてみたら、
そこから上の部分がなかった
というようなものもある。
(
吉行淳之介
)
(
Yoshiyuki Junnosuke
)
10.
見舞を言う人間の表情を眺めていると、
その心配そうな顔の奥の方に
ひそかに揺れ動いている色が、
どうしても眼についてしまう場合が
甚(はなは)だ多い。
その揺れている色は、
いそいそした色、
そわそわしている色なのだ。
(
吉行淳之介
)
(
Yoshiyuki Junnosuke
)
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