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今日の
吉行淳之介の名言
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2月16日
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1.
患部が医学にとって貴重な材料であるうちは、
その病気は治る見込みはない。
モルモットが死を前提にして扱われるのと同じである。
(
吉行淳之介
)
(
Yoshiyuki Junnosuke
)
2.
デバートというのは
都会の子の好み(=賑やかな場所にひそむ孤独感をたのしむ性癖)にふさわしい場所である。
なぜなら、たくさんの客は
それぞれ自分自身の買物のことで頭が一ぱいで、
傍(かたわら)をかえりみることをしない。
こちらに注意を払っているのは、
売子(うりこ)だけである。
(
吉行淳之介
)
(
Yoshiyuki Junnosuke
)
3.
いまの日本に、また日本人気質(かたぎ)に必要なのは、
重々しいコワモテ風の姿勢ではなくて、鋭い軽薄さである。
軽薄さがそのまま批評につながり、
重厚コワモテにたいしての破壊力を持つ。
(
吉行淳之介
)
(
Yoshiyuki Junnosuke
)
4.
カマキリの雄は、
交尾が終ると雌にムシャムシャ喰われてしまい、
雌のための栄養物となりかわる宿命を背負わされている。
そして人間の男性は
威勢よく女性を組敷く形をとったりしているものの、
その実態はカマキリの雄に異(ことな)らない。
(
吉行淳之介
)
(
Yoshiyuki Junnosuke
)
5.
いわゆる美人でも
特別製の素晴しい美人ならば、
眺めていて愉しいものだから嫌ではないが、
そういう素晴しい美人で
自分が美しすぎ目立ちすぎることに含羞(がんしゅう)を感じているような女性があったとしたら、
私は大そう好ましく思うことだろう。
(
吉行淳之介
)
(
Yoshiyuki Junnosuke
)
6.
金があることによって毒される程度の精神では、
金のないことによって
もっと甚(はなはだ)しく毒されるであろう。
(
吉行淳之介
)
(
Yoshiyuki Junnosuke
)
7.
女性という種族は、
自分の気に入らぬ事柄は、
事実と認めたがらない。
(
吉行淳之介
)
(
Yoshiyuki Junnosuke
)
8.
文化が爛熟(らんじゅく)してくると、
どうしても人間の血が古びてきて、
頽廃(たいはい)のいろが射(さ)すようになってくる。
(
吉行淳之介
)
(
Yoshiyuki Junnosuke
)
9.
「私」を追及してゆくことが、
近代小説の根本である。
(
吉行淳之介
)
(
Yoshiyuki Junnosuke
)
10.
女がもし惚れる場合があるとしたら、
いっぱい世の中の苦労をして、
そういうことから降りちゃって、
あきらめているような過去を持ってる
というような場合じゃないか。
もし惚れるということが女にあるとすれば、
そういうところから始まるんじゃないだろうか。
(
吉行淳之介
)
(
Yoshiyuki Junnosuke
)
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