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今日の
寺山修司の名言
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5月8日
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1.
競馬においては「強い者が勝つ」という論理は通用などしない──本質が存在に先行するならば、賭けたり選んだりすることは無用だからである。
「勝ったから強い」のであり、存在は本質に先行するからこそ、人は「存在するための技術」を求めてやまないのである。
(
寺山修司
)
2.
猫と女は、呼ぶと逃げ、呼ばないとすりよってくると言うが、運命もまた、こっちが冷たくしていると機嫌とりにやってきて、こっちがしつこく追いまわすと遠ざかってしまう。
(
寺山修司
)
3.
ぼくは不完全な死体として生まれ
何十年かかゝって
完全な死体となるのである
(
寺山修司
)
4.
青春というのは、幻滅の甘やかさを知るために準備された一つの暗い橋なのだ。
(
寺山修司
)
5.
女の子が花嫁でいられるのは
「式の始めから終わりまで」
ほんの数時間のことであり、
あとの数十年は、
妻か母になって暮らすことになる。
死ぬまで花嫁のままでいることができたら、
どんなによいことだろう。
(
寺山修司
)
6.
(人生という芝居の自分の役柄に)化けて化けてとことんまで化けぬいて、お墓の中で一人で拍手喝采(かっさい)をきくんだ……。
(
寺山修司
)
7.
死んだ人はみんなことばになるのだ。
(
寺山修司
)
8.
同じ鳥でも飛ばない鳥はなあんだ?
それはひとり という鳥だ
(
寺山修司
)
9.
つまらない書物というのはないが、つまらない読書というのはある。
どんな書物でも、それを経験から知識にしてゆくのは読者の仕事であって、書物のせいなどではないからである。
(
寺山修司
)
10.
「書かれた詩句」以上に「消された詩句」の方が(もし、消されずに残っていたら)人の心をうったかも知れない、と思うことがある。
(
寺山修司
)
11.
詩は自立できない。
コルトレーンのジャズも、ティンゲリーの彫刻も、ケネス・アンガーのフィルムも自立できない。
芸術は自立できないのであり──自立できるのは、まさに人間だけなのである。
(
寺山修司
)
12.
私の考えでは、ヘンシンするのは仮面をつけたときではない。
人はむしろ、仮面をつけたときには安心して本当のことを言える。
だが、裸にされたら、本当のことを言ってはいられない。
(
寺山修司
)
13.
成ろう成ろうとしながら、まだ言語になっていないものだけが、ぼくを変える。
言うことは経験だが、言葉はただの軌跡!
(
寺山修司
)
14.
私は歴史は一冊の書物にすぎない──という説にくみする。
過去は、ストーリーであり、未来だけがエクスペリエンスであり得る。
──あらゆる歴史は、過去であり、思い出である。
(
寺山修司
)
15.
私は、政治的「差別」がおおむね悪であることを(政治という形態が、悪の論理を内包せずには成立せぬという不条理をふくめて)否定されるべきであるということに異は唱えないが、それが「差別」であるから悪なのではなく、政治的利害が生み出した観念が差別に先行しているから悪なのだと思っている。
(
寺山修司
)
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