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今日の
水木しげるの名言
☆ ８月９日 ☆
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1.
昭和から「平成」になって、なぜかぼくの心も平静になった。
それは、あの戦争へのやり場のない怒りから、解放されたような気になったからであろう。
戦争中はすべて天皇の名ではじめられ、兵隊もその名でいじめられたものだから、ついやり場のないイカリを、天皇には悪いけど、なんとなく無意識に“天皇”にむけていたのだった。
それがなくなってしまったのだ。
（ 水木しげる ）
2.
最近少しボケてきたんですがね、物を忘れるために、かえって世界が斬新になっていくんです。
（ 水木しげる ）
3.
アフリカのピグミーたちは、
「急ぐことは、死につながり、ゆるやかに進むことは、生を豊かにする」
と、信じているらしいが、全くその通りだ。
（ 水木しげる ）
4.
どこの民族の言い伝えでも、死後いきなり何もしないで天国へいけるものはわずかなようで、「あの世」で安定した生活を得るためには、かなりの努力がいると考えられている。
（ 水木しげる ）
5.
適当にやらないとね、漫画家は、死ぬよ。
寝なきゃ駄目。
食べたいものは食べないと駄目。
疲れたら休まないと駄目。
（ 水木しげる ）
6.
とにかく恐ろしいほどですよ。
死屍累々ですよ。
後ろなんか振り返れないくらいですよ、この世界（＝漫画家の世界）は。
（ 水木しげる ）
7.
私は睡眠を大切にしなきゃいかんと思う。
よく寝るので八十歳過ぎても生きておられるんです。
睡眠は大切です。
皆さんもよく寝るようにしてください。
（ 水木しげる ）
8.
インドへ行ったとき、ヒンズー教の聖者がバカみたいな顔して空を眺めていたが、ぼくは一見して、「コレダ！」と思った。
目つきが牛とか植物のように自然そのものだった。
（ 水木しげる ）
9.
やはり戦争は、腹いっぱいめし食っているやつには勝てない。
というのは、銃も重いしその弾も重い。
軽機関銃なんか更に重い。
そんな重いものをもって動くのは、めしを食わないことには重くて動けない。
（ 水木しげる ）
10.
たとえ遅刻しようとも、
体が睡眠を欲していることに逆らってはいかん
というのが私の持論だ。
それを「睡眠至上主義」と呼んでいる。
わが家では、眠りたければ何時間でも眠り続けるのが家訓なのだ。
（ 水木しげる ）
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