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今日の
井上ひさしの名言
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10月30日
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1.
読者は作者の提出した物語に導かれて、
自分の周囲に立ちこめている情報の粒子を整理するのである。
その結果、身の回りが、足もとが、よく見えてくる。
なにが大事で、なにが大事でないかが、
たとえ一瞬であっても判然としてくる。
神経病みが治るのである。
(
井上ひさし
)
2.
「死」はひとりの人間が長い時間かけて収穫し、ため込んだ記憶が一気になくなってしまうわけで、非常に不幸な、かけがえのない損失だと思います。
(
井上ひさし
)
3.
きれいはきたない、きたないはきれい。
すべての値打ちをごちゃまぜにするそのとき、はじめて俺は生きられる。
(
井上ひさし
)
4.
偉くなろうとするのは愚かな努力であり、美しくありたいと志すのは莫迦(ばか)なあがきである、とひねくれる、この考え方ですべてを処理して行く精神をパロディ風というのだろうと思われる。
(
井上ひさし
)
5.
年寄りが身体(からだ)を鍛えるなんざ、あんまりみっともよくないな。
それぐらい生きりゃ、もう充分でしょうが。
年寄りのトレパン姿は意地が汚くていけません。
さもしく生きようとするより、どう死ぬか、そっちへ頭を切り換えたらどんなものです。
(
井上ひさし
)
6.
自分に思想のない人間に限って、(作家の駆使する)技法という回線を辿(たど)り損ねて作家の魂の底に降り立つことができず、つい、「おもしろいけれど思想の浅さは否めない」などと口走ってしまうのです。
(
井上ひさし
)
7.
「──ので」とか「──から」とか「──なので」「──だから」と書いたとたんに、文章が難しくなってしまうのです。
「理由」を、次に言わなければならないからです。
(
井上ひさし
)
8.
人間はいつかは死を迎えなければならぬわけだが、この「死」という出口から見ると、われわれのやっていることは実に滑稽至極。
(
井上ひさし
)
9.
この国(=日本)の、「演劇は教養ある人たちのもの」という文化人主義とサヨナラするために、
あるいは世の中や人間のありかたを問うこともなく、むしろそれを斜めから見て遊びたわむれるだけの遊び人主義と訣別するためにも、
生活人の生活圏に根をおろしたかったのです。
(
井上ひさし
)
10.
わたしたちが中継した生命は地球最後の日までたしかに続いてゆく。
(
井上ひさし
)
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