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今日の
井上ひさしの名言
☆
9月22日
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1.
何も名作傑作を書かなくてもいいのではないか。
だいたい名作傑作を書けるわけがないではないか。
凡手は凡手にふさわしく凡作を心掛けよ。
どこかに取り柄があればそれでよい。
そして、凡作の冒頭は凡句に限る。
なんでもいいから書いてみろ。
(
井上ひさし
)
(
Inoue Hisashi
)
2.
いくら読んでも好きな文章に巡り合わなかったらどうするか。
それもまた幸運なことではないか。
なにしろ文章を綴るという地獄と、生涯、無縁で過ごせるのだから。
(
井上ひさし
)
(
Inoue Hisashi
)
3.
読者は作者の提出した物語に導かれて、
自分の周囲に立ちこめている情報の粒子を整理するのである。
その結果、身の回りが、足もとが、よく見えてくる。
なにが大事で、なにが大事でないかが、
たとえ一瞬であっても判然としてくる。
神経病みが治るのである。
(
井上ひさし
)
(
Inoue Hisashi
)
4.
あったことをなかったとは主張できないし、
なかったことをあったとも主張できない。
これが許されるのは
小説家や劇作家ぐらいなもので、
もともと作り話を書くのが免許だから仕方がない。
(
井上ひさし
)
(
Inoue Hisashi
)
5.
本当におもしろいのは、
書いているうちに
筆が自然に外れていくことなんですね。
そっちへ行っちゃだめ、というのに外れていく。
それがいちばんおもしろいんです。
(
井上ひさし
)
(
Inoue Hisashi
)
6.
文章を書く相棒というのは、原稿用紙のむこうにいる読者でもあれば、自分の長期記憶でもあるんです。
その相棒と手を繋いで書いていく。
(
井上ひさし
)
(
Inoue Hisashi
)
7.
偉大だと思い込んでいた人物も、飯は食う、屁もひる、雪隠(せっちん)へも行く、つまらぬ隠し事もひとつやふたつ持っていて、つまずいたり転んだりもする、ということを明らかにするのだ。
その突然の対比に人々は笑うのである。
(
井上ひさし
)
(
Inoue Hisashi
)
8.
接続詞は使いすぎてはいけません。
とくに「―が、―」には気をつけること。
たとえば、「今日は朝から雨だったが、私は元気に生きた」とか、全然つながりがないのに「が」をつけると全部つながっちゃうんですね。
(
井上ひさし
)
(
Inoue Hisashi
)
9.
よくできた語呂合せは人の心を洗濯し、仕立て直すんだねえ。
ところが、語呂合せを仕掛けるほうとしては、もっと受けようとして、もっと深入りしてしまう。
(
井上ひさし
)
(
Inoue Hisashi
)
10.
わたしたちはこれまでの生命の連続のすべてをぐっと引き受け、できればその連続になにかましなことを一つ二つ付け加えて、あとはすべてを後世に託する。
(
井上ひさし
)
(
Inoue Hisashi
)
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