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1.
怖れるべきは死ではない。
真に生きていないことをこそ怖れよ。
（ アウレリウス ）
2.
死は、人間の一生にしめ括りをつけ、その生涯を完成させるものだ。
消滅ではなく完成だ。
（ 山本周五郎 ）
3.
生死を譬(たとえ)ば、
水と氷の如(ごと)し。
生は水結(むすび)て氷となるが如し。
死は氷とけて水となるに似たり。
（ 無住一円 ）
4.
人間は生まれたからには死ななくちゃいけない。
それが宿命なんです。
死に向かって生きているわけです。
だから寂しかったり、せつなかったり、いろんなことが起こる。
（ 見城徹 ）
5.
死は何ら恐ろしいものではない。
むしろ死は恐ろしいという死についての考え、それが恐ろしいものなのだ。
（ エピクテトス ）
6.
生のみが我等(われら)にあらず
死もまた我等なり
（ 清沢満之 ）
7.
死は生の対極としてではなく、その一部として存在している。
（ 村上春樹 ）
8.
不幸な人間にとって、死とは終身禁固刑の減刑である。
（ アレクサンダー・チェイス ）
9.
死は人生の終末ではない。
生涯の完成である。
（ マルティン・ルター ）
10.
生も一度きり、死も一度きり、一度きりの人生だから、一年草のように、独自の花を咲かせよう。
（ 坂村真民 ）
11.
強者と弱者、大人物と小人物とを分けるものは、才能でも環境でもチャンスでもない。
それは「根性」であり、「底力」だ。
つまり決めたことは、何があっても不退転で進む、「勝利にあらずんば死」という断固たる一念だ。
（ トーマス・バックストン ）
12.
死そのものよりも、死についての想像の方が、はるかに我々を恐怖せしむる。
（ 亀井勝一郎 ）
13.
死自体よりも死の随伴物が人を怖れさす。
（ セネカ ）
14.
強者と弱者、大人物と小人物を大きく分けるものは「底力」だ──言い換えれば、何事があっても決して引き下がらない強い決断力、いったん決まったら、あとは「勝利にあらざれば死」という決意だ。
これさえあれば、およそ人間にできることで不可能なものは何もない。
一方、これがなければ、どんなよい環境にいようと、どんなに才能があろうと、どんな好機会に恵まれようと、人間は二本足の被造物にすぎない。
（ トーマス・バックストン ）
15.
あらゆる生あるものの目指すところは死である。
（ フロイト ）
16.
死は、我々がすべてを支払わねばならぬ借金なり。
（ エウリピデス ）
17.
強烈に生きることは常に死を前提としている。
死という最もきびしい運命と直面してはじめていのちが奮い立つのだ。
（ 岡本太郎 ）
18.
死の恐怖は死そのものよりも怖ろしい。
（ プブリリウス・シルス ）
19.
人生が死より恐ろしい場合は、あえて生きることが真の勇気である。
（ トーマス・ブラウン ）
20.
死は人生の終わりではなく、人生の完成である。
（ ながれおとや ）
21.
天才にとっては、生も死も同じことである。
（ トルストイ ）
22.
なるほど、死とは大地に食べられる（ことである）わけか。
（ 水木しげる ）
23.
死とは
朝ムリして起きなくてもいいこと
心ゆくまで眠れること
（ 六浦基 ）
24.
死は人間卒業、自殺は人間廃業です。
（ 淀川長治 ）
25.
お前の人生が戯れにすぎなかったのなら、死はお前にとって真剣事であろう。
だが、お前が真剣に生きたのなら、死はお前にとって一つの戯れであろう。
（ クレッチマン ）
26.
死はこの世のありとあらゆる苦しみの終末である。
（ ジェフリー・チョーサー ）
27.
死とは、ただ、人間がこの世に入ってきたドアから、また出ていくだけだ。
（ ジョージ・パットン ）
28.
生は死から生じる。
麦が芽ぐむためには種子が死なねばならない
（ マハトマ・ガンジー ）
29.
我々は生の真っ只中にあって、死に取り囲まれている。
（ マルティン・ルター ）
30.
詩の「真の主題」は、「生」と「愛」と「死」である。
（ セシル・デイ＝ルイス ）

31.
私は笑いの力を信じている。
昔からよく、「死をものともせずに笑う」と言うが、あれは「生をものともせずに笑う」と改定したほうがいい。
笑うといやに寿命が延びてしまうからだ。
（ 未■ ）
（ 未■ ）
32.
私には限られた時間しかないと教えてくれる点で、死は非常にポジティブな力です。
（ レオ・ブスカーリア ）
33.
うつせみの世は夢にすぎず、死とあらがいうるものはなし。
（ ヴィヨン ）
34.
お前がどこに逃げようとも、死はお前に追いつくだろう。
（ ムハンマドと『コーラン』 ）
35.
彼は私の心の中で生きているし、いつまでも生きていくだろう。
となると、死というのは、単に消滅するとか、関係が切れるということではなくて、いつまでも心の中で精神的に共生していくことなんだ。
「死＝共生」というふうに、彼女なりに気づいて答えを出していく。
（ 柳田邦男 ）
36.
死は、生命の最大の発明である。
（ スティーブ・ジョブズ ）
37.
生命は、死によって失われるのではない。
生命は、時々刻々と失われているのだ。
（ ステファン・ヴィンセント・ベネット ）
38.
恋の悲劇は死でも別離でもない。
それは無関心である。
（ サマセット・モーム ）
39.
三つのものが、取り次ぎもなく家に上がり込む。
借金、老い、そして死である。
（ ドイツのことわざ ）
40.
死とは成熟した自然であり、哲学とは成熟した理性である。
（ ゲーテ ）

41.
友の信を見るには、死、急、難の三事を以(もっ)て知れ候(そうろう)。
（ 高杉晋作 ）
42.
生命はあらゆる財宝の最高とす。
そして最高の悪は死とす。
（ ハインリッヒ・ハイネ ）
43.
私は、死というのは、この世界から新しい生命に入る通過儀礼だというふうに思っています。
通過儀礼ですから、それは試練であり、そして恐怖があり、苦しみが伴うのだと思います。
（ 遠藤周作 ）
44.
死は一切の罪悪を消滅させますから、
どうかこの際、故人を許してもらいたいと思います。
（ 川端康成 ）
45.
進んで死の危険に身をさらしたり、
自殺したりする勇気なんて無くていい。
死に対して臆病なくらいが、
人間としてちょうどいい。
（ ながれおとや ）
46.
死はすべての欠点を隠す。
（ イラクの格言 ）
47.
ありとあらゆる形の死は、
それを迎える不幸な人にとって
満ち満ちた憎悪の対象であるが、
憎むべき最悪の死とは
飢えによる死である。
（ ホメロス ）
48.
死は人を恐怖に陥れる存在だが、
死を抜きに人は生きられない。
死は生きる勇気ももたらし、
どう生きるべきかも考えさせる、
せっぱつまった思いの中で。
（ 司修 ）
49.
死は我々にとって最高の教師です。
なぜなら、時間を無駄にしてはいけないということを、そしてお互いの愛を今すぐ伝えるべきだということを教えてくれるからです。
（ レオ・ブスカーリア ）
50.
―生とは死への道程である。
（ 作者不詳 ）

51.
「死ぬ気でやれば、何でもできる」という心境は、若い人には、なかなか分からない。
「死」が遠いから。
「命の残り時間」という感覚が分からないから。
（ ながれおとや ）
52.
「死」はひとりの人間が長い時間かけて収穫し、ため込んだ記憶が一気になくなってしまうわけで、非常に不幸な、かけがえのない損失だと思います。
（ 井上ひさし ）
53.
死はたしかに人生の最終の目的なので、数年来私は、人間の最良の友である死に親しむことを、自分の務めだと思っています。
そのためか、私はこの友のことを思い出しても、別にこわくなく、むしろ大きな慰めとやすらぎを覚えているのです。
（ モーツァルト ）
54.
死はなつかしい人との別れである。
けれども別れは終わりではない。
遺された人は故人の光芒に包まれている。
私たちは光芒の中で人間はどう生きるべきかを教えられ、人生の深さを学んでゆこうとしている。
（ 重兼芳子 ）
55.
もし死が感覚の欠落で、夢さえ見ない眠りのようなものであるなら、それは実際、素晴らしい賭けだと言えよう──それに反して、死がいわば、この世から別の場所に転出することで、そこでは死者たちが全て相集(つど)うという俗説が真実であるとするなら、それにまさることが他にまたとあろうか？
（ プラトン ）
56.
死とは、いわば存在の消失で、もろもろの事柄に関する感覚が残らず欠落することか、さもなければ、俗説の説く通り、魂が変転してこの世から別の場所へ移り住むことか、そのどちらかである。
（ プラトン ）
57.
死は我らが生を享(う)けたときから我らを待ち受けており、我らの揺りかごは墓の中に据(す)えられている。
（ ジョゼフ・ホール ）
58.
死よ、驕(おご)ることなかれ。
（ ジョン・ダン ）
59.
人生は夢である。
死がそれを覚まさせてくれる。
（ ホジヴィリ ）
60.
人間は、死、悲惨、無知を癒すことができなかったので、自己を幸福にするために、それらをあえて考えないように工夫した。
（ ブレーズ・パスカル ）

61.
人生の悲劇は、生きていながら内部では死んでいること。
いつわりのない感情の死、心をふるいたたせる反応の死、他人の苦しみや幸せを自分のものと感じることのできる意識の死にあるのだ。
（ ノーマン・カズンズ ）
62.
我に自由を。
さもなくば死を。
（ パトリック・ヘンリー ）
63.
死が老人だけに訪れると思うのは間違いだ。
死は最初からそこにいる。
（ へルマン・ファイフェル ）
64.
愛は死よりも強く、死の恐怖よりも強い。
愛、ただこれによってのみ人生は与えれられ、進歩を続けるのだ。
（ ツルゲーネフ ）
65.
人生は幾度かの死と、幾度かの復活の一続きである。
（ ロマン・ロラン ）
66.
人間って生まれてしばらくは、誕生を背にして前に進んでる感じでいるだろ。
でも「向きを変える日」が来るもんでさ、終わりを想定して、残り時間をカウントダウンするようになる。
死の側から見ると、何が大切かはっきり分かってくるんだ。
（ 漫画『NATURAL』 ）
67.
この世で確かなものは、税金と死だけだ。
（ ベンジャミン・フランクリン ）
68.
復活の前に、死がある。
（ ロマン・ロラン ）
69.
哲学とは、死についての瞑想である。
（ エラスムス ）
70.
死の存在とは、あるいは我々に自発的に人生を断念させ、あるいは、死が奪うことの出来ない意味を人生に与えることによって、我々の人生を変容せしめるのだ。
（ トルストイ ）

71.
死とは、永遠の眠り以外の何ものであろうか？
生とは、眠りつつ、かつ、喰うことに、存するのではなかろうか。
（ アリストパネス ）
72.
自由な生を、さもなくば死を。
（ ）
73.
死と生は紙一重というけれど、生命はその一枚の紙そのものなのだ。
（ 永六輔 ）
74.
その生や浮かぶがごとく、その死や休(いこ)うがごとし
（ 荘子 ）
75.
人はあらゆることに対して身を守ることができる。
ところが死に関しては、我々はみな城壁の崩れた城砦(じょうさい)に住んでいるようなものだ。
（ エピクロス ）
76.
死はただ生理的な終焉ではなく、日常生活の中に瞬間瞬間にたちあらわれるものだ。
（ 岡本太郎 ）
77.
死というものを常々考えもしない人はまずヌキにして、「死への親近感」から始まった人々が、ついに「生への意志」に到達するのがあくまでも人間的な生き方というものである。
（ 北杜夫 ）
78.
「死」は、あなたの死にも生にも関与しない。
あなたが生きているのは、あなたがこうして存在しているからであり、あなたが死んだときは、あなたはもはや存在していないからである。
（ モンテーニュ ）
79.
我々が死によって失うものは、時間のわずかな一部、現在の一瞬のみ。
（ アウレリウス ）
80.
（人生の）始めと終り、誕生と死とは誰も体験しません。
これらは主観的な性格を持たず、
現象としては全く客観的世界の領域に属しています。
死とはそういうものです。
（ トーマス・マン ）

81.
事実をありのままに見つめれば、死も無常ではない。
（ 仏教の教え ）
82.
人生の旅路の先々で、私たちは先に進むためには荷物を捨てねばならないと知る。
捨てるということは、つまり少し死ぬこと。
死によって、私たちは新たに造り替えられ、目覚めて今一度、存在の根源を認識する。
（ キャスリーン・R・フィッシャー ）
83.
恋と運命と死と、皆どこかに通じた永遠な気持ちがあるような気がする。
（ 倉田百三 ）
84.
殺しも芸のうちだからな。
近頃の戦争のように、死人を量産すると、どうしても一つ一つの死が粗雑になっていけない。
世の中がいくら合理化しても、せめてひと殺し位(くらい)は昔ながらの、手仕事のよさを残しておきたいもんだと思うねえ。
（ 寺山修司 ）
85.
死、それは嵐の夜。
新たな道。
（ エミリー・ディキンソン ）
86.
互いに似ているので、生の衝動と死、歓楽と苦悩が兄弟となり、ほとんど見分けがつかない。
（ ヘルマン・ヘッセ ）
87.
しばしば勇気は、死ぬことでなく生きることで試される。
（ ヴィトリオ・アルフィエリ ）
88.
平和は相互理解から生まれます。
アンネの悲劇的な死に同情するだけではなく、平和を作り出すために、何かをする人になって下さい。
（ オットー・フランク ）
89.
人は老いて、日常が「無」の境地にも至り、やがて、ほんとうの「無」を迎える。
それが死である。
（ 篠田桃紅 ）
90.
生きることは病気である。
眠りが十六時間ごとにその苦しみを軽減してくれる。
眠りは一時的な緩和剤であり、死は特効薬である。
（ シャンフォール ）

91.
死とは、ピクニックのとき遠くに聞こえる稲妻の音。
（ W・H・オーデン ）
92.
「死」について考えることは、多くの日本人にとってはタブーである。
だが、「デス（death）」という言葉に置き換えれば、「死」を冷静かつ客観的に見つめ、考えられるようになる。
（ ながれおとや ）
93.
生が死の姿でないようにするのが勉学だ。
（ ディオニュシウス・カトー ）
94.
人生は山登りのようなものさ。
登っている間は人は頂上を見ている。
そして自分を幸せと感じるが、上に着いたが最後、たちまち下りが見える。
終わりが、死である終わりが、見える。
（ モーパッサン ）
95.
死とは、私達に背を向けた、光のささない生の側面である。
（ リルケ ）
96.
生命は刹那の事実なり、死は永劫の事実なり。
（ 長谷川如是閑 ）
97.
眠りは死よりも愉快である。
少なくとも容易には違いあるまい。
（ 芥川龍之介 ）
98.
人生ではすべてが良い。
死さえも。
（ ミゲル・デ・セルバンテス ）
99.
ひたむきに生きている国では、死ぬことなんて問題にも話題にもなりません。
死について、なんのかんのと言っている国は天下泰平なんですよ。
（ 永六輔 ）
100.
堅強なる者は死の徒なり、柔弱なる者は生の徒なり
（ 老子 ）

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