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1.
わたしたちは道元や親鸞よりはるかにたくさんの本を読んでいるはずだが、
彼らより考えが深いとはとても言えぬ。
読書量の多寡(たか)は
人間の質とはあまり関係がないのである。
（ 井上ひさし ）
2.
君自身が心から感じたことや、しみじみと心を動かされたことを、くれぐれも大切にしなくてはいけない。
（ 吉野源三郎 ）
3.
読書は充実した人間を、
思索は深みのある人間を、
会話は明晰な人間を作る。
（ ベンジャミン・フランクリン ）
4.
読書は充実した人間を作り、
会話は機転の利く人間を作り、
書くことは正確な人間を作る。
（ フランシス･ベーコン ）
5.
人は死ぬが、
よく生きた人のことばは、死なない。
（ 長田弘 ）
6.
対象に愛情を持っているかどうか疑わしい無愛想な批評、不機嫌にけなして、渋面でこきおろして、偉そうに踏みつけて、せっかくの芽を無残に毟(むし)り取ってしまう体の、陰気な批評が多すぎるのだ。
（ 井上ひさし ）
7.
私は、これまでに読んだものすべての一部である。
（ ジョン・キラン ）
8.
人の品性は、その読む書物によって判ずることができる。
（ サミュエル・スマイルズ ）
9.
世の中には創造する天才があるように、探す天才もあり、書く天才があるように、読む天才もある。
（ ポール・ヴァレリー ）
10.
この世は一冊の美しい書物である。
しかしそれを読めない人間にとっては、何の役にも立たない。
（ ゴルドーニュ ）
11.
読書は人を聡明にしない。
ただ教養ある者にするだけだ。
（ サマセット・モーム ）
12.
回り道のない人生なんて、あらすじで読む小説のようなものだ。
（ 中谷彰宏 ）
13.
悲劇作品の長所は、運命の先手をうって様々なケースの悲しみを仮想体験出来ることだ。
それが、いざ自分が実生活で悲運と遭遇した時の免疫になってくれる。
（ カジポン・マルコ・残月 ）
14.
子供の頃に読んで心に残った物語は、以前はなぜ胸に響くのか分からなかった。
今なら分かる。
彼らはどんなに壁にぶつかっても、決して引き返さなかったからなんだ！
（ 映画『ロード・オブ・ザ・リング　二つの塔』 ）
15.
自分の中に取り組むべきテーマを何も持っていない人間は、いくら本を読んでも、何一つ新しい発見をすることができない。
（ 中谷彰宏 ）
16.
人は絶えず成長していれば、同じことを何度繰り返しても、決して飽きることはない。
同じ話を何度聴いても、同じ本を何度読んでも、その度に必ず新しい発見がある。
（ ながれおとや ）
17.
書を読まば最上の書を、
師を択(えら)ばば第一流の人を。
（ 落合直文 ）
18.
私の実際的な読書の法則は三つある。
１．一年を経過していない本はどれも読まないこと。
２．有名な本のほか読まないこと。
３．好きな本のほか読まないこと。
（ エマーソン ）
19.
人生は戦争なり。
戦いを宣告した上は、書に向かっては書を征服し、人に向かっては人を征服し、事業に向かっては事業を征服するまで止(や)むべからず。
何物、何事、何人(なんぴと)に対しても討死(うちじに)の覚悟を以(もっ)て戦うべし。
死すとも勝つの覚悟あれ。
（ 国木田独歩 ）
20.
読書はしばしば、
考えることを回避するための
巧妙な手段である。
（ アーサー・ヘルプス ）
21.
読書の目的は、要するに自分の原点を発見するという事に尽きる。
（ 亀井勝一郎 ）
22.
少しの隙(ひま)あらば、
物の本を、文字のある物を懐に入れ、
常に人目を忍び、見るべし。
（ 北条早雲 ）
23.
読書、なかんずく小説を読む喜びは、もうひとつの人生を経験することができる、という点にある。
（ 山本周五郎 ）
24.
くよくよ悩むより本を百冊読め。
本は悩んでいる時間の経過を早めてくれる。
（ 大槻ケンヂ ）
25.
読書の時間を大切にしなさい。
一冊の本との出会いがあなたの生き方を変えてくれることだってあります。
（ ジョセフ・マーフィー ）
26.
きわめてがさつな人間だけが今の流行の文学に遅れまいとする。
（ G・エード ）
27.
（読書によって）疑似体験することで過ちの世界の苦しみを知り、過ちを避けることができます。
（ 齋藤孝 ）
28.
本を読め、人の話を聞け、話し合え、ものごとを観察せよ、そして考えよ。
（ ワトソン ）
29.
机をはさんで賢者と交わす１回の会話は、１ヶ月かけて本を読むのに値する。
（ 中国の格言 ）
30.
書物は青年時代における道案内であり、
成人になってからは娯楽である。
（ コリアー ）

31.
本は心のビタミン
（ 井上和子 ）
32.
そもそも、本を読むという行為は、難解な言葉、難解な表現を学ぶという重要な役割があるのです。
（著者が）平易な言葉、平易な表現を使っていては、その学びの機会を奪うことになるのです。
（ ドラマ『地味にスゴイ！校閲ガール』 ）
33.
書籍は青年には食物となり、老人には娯楽となる。
病める時は装飾となり、苦しい時には慰めとなる。
内にあっては楽しみとなり、外に持って出ても邪魔にはならない。
特に夜と旅行と田舎においては、良い伴侶となる。
（ キケロ ）
34.
読書は博学なる人を作り、
会話は機敏なる人を作り、
筆記は確実なる人を作る。
（ フランシス･ベーコン ）
35.
何度も繰り返し読みたくなるような書物でなければ、
少しも読む価値はない。
（ オスカー・ワイルド ）
36.
思わずドキッとした文章に出会うと、それはずっと自分の生き方に残る。
（ 金八先生 ）
37.
序文を経て二章、三章まで進んで
面白くなかった本は
読むのをやめてよい。
（ 東谷暁 ）
38.
一流の漫画家になりたかったら、
一流の映画を見て、
一流の音楽を聞いて、
一流の本を読め。
（ 手塚治虫 ）
39.
孤島で暮らすのなら本はいりません。
本というのは人間をより深く知るためのものです。
人間社会で生きているから読んでおもしろく、値打ちもあるんです。
（ 谷沢永一 ）
40.
（他者への）想像力を鍛えるためには本を読むことです。
とにかくよい本を読むことです。
（ 瀬戸内寂聴 ）

41.
本以外の娯楽が極端に増えている現代、本を読むということを技にできていない人が実に多い。
読書をしている人としていない人とでは、十年、二十年たったときに人間としての魅力がまったく違ってきてしまう。
（ 齋藤孝 ）
42.
本を読まない青春なんて、青春ではありません。
（ 瀬戸内寂聴 ）
43.
有益な書物とは、読者に補足を要求せずにはおかぬような書物のことである。
（ ヴォルテール ）
44.
良書は心の栄養剤である。
良い本を読むと
元気づけられたり、勇気づけられたりする。
一冊の本で人生観が変わることすらある。
（ 酒井正敬 ）
45.
「読書をすれば論理的思考が身につく」とよく言われるが、この言い方は大きな誤解を招く。
正確に言うならば、「論理的に書かれた本または文章を読むことによって論理的思考が身につく」のである。
（ ながれおとや ）
46.
新しい本は古い本を読むのを邪魔するために出る。
（ 俗言 ）
47.
子どもにとっても、大人にとっても原点なんですよね、子どもの本が。
（ 長田弘 ）
48.
一般に伝記というものは何でも語っているが、只(ただ)我々にとって重要なことは除外しているものだ。
（ シェストフ ）
49.
文学は、決まり文句をずらりと並べたオーケストラである。
（ ソーントン・ワイルダー ）
50.
本を表紙で判断するな。
（ イギリスの格言 ）

51.
（文学）作品を、精神修養の教科書として取り扱われたのでは、たまったものじゃない。
（ 太宰治 ）
52.
小説や詩を読むことで
心が豊かになると
妄信的に信じている人がいたら、
ちょっと危いと思います。
世の中の「当たり前」ほど、
あてにならないものはありません。
（ 吉本隆明 ）
53.
本を読むということは、自分の知らない世界がもっとあるということを知ること。
（ 岩田徹 ）
54.
世間の人の、あまり読んでいない本で、そうして、その著者の潔癖から、出版しても知らぬふりしてちっとも自己宣伝せず、また、本屋でもあまり広告していない、じみな本を、何かの機会に、ふと読んで、そうしてそれが、よかつたら、読者として、これは最高のよろこびであろう。
（ 太宰治 ）
55.
本なき家は、主(あるじ)なき家の如(ごと)し。
（ キケロ ）
56.
書物の新しいページを１ページ、１ページ読むごとに、私はより豊かに、より強く、より高くなっていく。
（ チェーホフ ）
57.
（本を）読まなくても死にやしません。
ですが、年間７万冊も出版されていることを思えば、本を読む意味はどこかにあるはず。
（ 綿矢りさ ）
58.
悪書を読まないことは良書を読むための条件である。
（ ショーペンハウアー ）
59.
結婚の契約をしてからでなければ恋をしないというのは、小説を終わりから読み始めるようなものである。
（ モリエール ）
60.
君の話すことは、
全部本に書いてある。
君から学ぶことは何もない。
（ 映画『グッド・ウィル・ハンティング』 ）

61.
答えはこの本にはない。
読んでいる君の中にある。
（ トム・ストッパード ）
62.
読むことは人を豊かにし、
話し合うことは人を機敏にし、
書くことは人を確かにする。
（ フランシス･ベーコン ）
63.
書物を読むということは、
他人が辛苦(しんく)して成し遂げたことを、
容易に自分に取り入れて、自己を改善する最良の方法である。
（ ソクラテス ）
64.
書物は決して裏切らない。
（ デ・バロー ）
65.
読書して考えないのは、食事をして消化しないのと同じである。
（ エドマンド・バーク ）
66.
万巻の書を読むより、一人でも多くの優れた人物に会う方が、はるかに人生の勉強になる。
（ 小泉信三 ）
67.
物を書く人は二度読む。
（ ラテンのことわざ ）
68.
書を読めば万倍の利有り。
（ 王安石 ）
69.
他人に何を読むべきかを教えることは、たいてい無用であるか有害かのどちらかだ。
なぜなら文学の理解は、気質の問題であって、教わるものではないのだから。
（ オスカー・ワイルド ）
70.
学力を増進するのは、多読ではなくして良書の精読だ。
（ ルーテル ）

71.
錯誤行為──言い違い、聞き違い、読み違い、書き違いは受ける側の願望を表わしてる。
（ フロイト ）
72.
本を読んで、それを真に受けるだけなら、読まない方がいい。
（ 孟子 ）
73.
いつも素敵な音楽を聴いて、素敵な本を読んで、素敵な人と出会って、常にいいものに触れていると、その人が歩いているだけで自然にものすごいオーラが放たれているものです。
（ 美輪明宏 ）
74.
感化は書物よりも生きた人より受けたものの方がぐっと大きい。
（ 田山花袋 ）
75.
人間の先祖は、本人の血族ばかりでなく、文学のうちにも存在している。
（ オスカー・ワイルド ）
76.
読書をすれば、人生の意味を理解することができる。
唯一の問題は、その人生とは、他人の人生であり、決して自分の人生ではないことだ。
（ 作者不詳 ）
77.
読書は頭のためだけでなく、良い人間になるための作業である。
読む努力が想像力を高め、他者を理解するのに大変役立つ。
（ 鈴木健二 ）
78.
予(よ)七十有余に及びて、始めて人間ということを知れり。
壮年の時は、古人の遺書を読みても、その意味深きところは知りがたし。
今まさに人間ということを考うるに、不思議奇妙なるものなり。
（ 司馬江漢 ）
79.
良き書物を読むことは、過去の最も優れた人達と会話をかわすようなものである。
（ デカルト ）
80.
少なくとも二度繰り返して読まない書物は、
優れてもいなければ名著でもない。
（ アーノルド・ベネット ）

81.
書物にぶつかる（＝出会う）のも、
友人にぶつかる（＝出会う）のと同じで、
他人の経験はあまり役に立たないし、
結局は偶然に支配されるということです。
（ 中村光夫 ）
82.
人は二つの方法によってしか学ばない。
一つは読書、もう一つは自分より賢い人たちとのつきあい。
（ ウィル・ロジャース ）
83.
真に素晴らしい本は内容以上のことを教えてくれる。
その本を置き、仕入れた知恵を試したくなる。
読むことで、行動せずにいられなくなるのだ。
（ ヘンリー・デイヴィッド・ソロー ）
84.
読んだものを自分のものにするには、まず読みながら考え、読み終えてからも考えることである。
（ ジョン・トッド ）
85.
万冊の書から得た知識を１０しか活用できないなら千冊の書から得た知識を１００活用したほうがよく、それ以上に百冊の書から得た１００の知識を自在に使い十倍百倍に応用できれば時間と頭脳を浪費しないですむ。
人生は使わないですむ知識で山を築くほど長くはないのである。
（ 志茂田景樹 ）
86.
反論し論破するために読むな。
信じて丸呑みするためにも読むな。
話題や論題を見つけるためにも読むな。
しかし、熟考し熟慮するために読むがよい。
（ フランシス･ベーコン ）
87.
書物を通せば、いつでも私たちは時代を超えて死んだ人と対話できるし、少なくともメッセージが聞ける。
これは奇跡的なことなのだ。
（ 齋藤孝 ）
88.
書物から人生の知恵をくみ続けること、これが読書の大きな目的である。
（ ジョン・トッド ）
89.
本の文化を成り立たせてきたのは、
じつは、この忘れるちからです。
忘れられない本というものはありません。
読んだら忘れてしまえるというのが、
本のもっているもっとも優れたちからです。
読んでも忘れる。
忘れるがゆえにもう一回読むことができる。
（ 長田弘 ）
90.
人生は、何で測るのか。
本で測る。一冊の本で測る。
おなじ本を、読み返すことで測る。
（ 長田弘 ）

91.
言葉が足りないのは本を読まないから。
美しい言葉に触れ、素敵な表現を自分の中にストックしましょう。
意思の疎通は言葉ありきです。
（ 美輪明宏 ）
92.
筆者の骨折りと読者の骨折りとは
正(まさ)に反比例をなしている。
（ 堺利彦 ）
93.
背表紙や表紙のほうが内容よりもずっと良い本がある。
（ チャールズ・ディケンズ ）
94.
読まれたものは、熟慮を重ねることによってのみ、真に読者のものとなる。
食物は食べることによってではなく、消化によって我々を養う。
（ ショーペンハウアー ）
95.
真の読書法とは何か。
答えは簡単である。
気分が向けば、書を手にとってこれを読む。
ただそれだけのこと。
読書を心から楽しむには、どこまでも気の向くままでなければならない。
（ 林語堂 ）
96.
言葉には話し言葉、読み言葉がありますが、書き言葉が残され、読まれることは人間の知的生活の基本だと思います。
言葉の芸術、言葉の力が弱くなることは、文化全体の生命力が衰えたことになります。
（ 黒井千次 ）
97.
賢者とテーブルに向かい合って一対一の会話は、十年間にわたる読書勉強にまさる。
（ ロングフェロー ）
98.
伝説には民衆の愛憎と夢が託されている。
（ 亀井勝一郎 ）
99.
スカートも哲学書も、めくるのは十代だった。
（ 広告コピー ）
100.
読書ほど孤独にマッチするものはない。
ひとりの寂しさを慰め、
同時に心の鍛錬に役立つ。
（ 齋藤孝 ）

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